MAGICA魔法入門カバラ~真を見抜く法さんのサイトより
http://magicaldragon.blog.fc2.com/blog-entry-579.html
<転載開始>
金融のしくみは全部ロスチャイルドが作ったという本がある。読んだ事があるのだが、今回は疑念を呈示する方向で語ってみよう。ロスチャイルドというのは欧州の大富豪だ。金融はもちろん、全世界のありとあらゆる産業を配下にし、日本では三井住友と結びつきが強い。また、アメリカの連邦準備銀行や日本銀行の所有権を持っているとされる。というか、彼らが造った。

「金融のしくみは……」の本の内容は陰謀論に分類されるのだが、当ブログでは陰謀があるという思想は否定しない。しかしながら、陰謀を語りつつ、デマだらけの話を語る陰謀論者が目立っている。適当な陰謀論者を選択しても、「悪人はもう全員拘束されるので安心」とか、「みんなにお金が配布される」とか見当違いの思想になる事が通常だ。また、「宇宙人を信じさせる陰謀がある」のような、科学を疑っていない中途半端な思想もあり得る。なので、ある陰謀論そのものを支持するという意味ではない。
別に今回の本に限らず、銀行の歴史としては次のように語られる。
・金(ゴールド)は盗まれるので、丈夫な金庫を持つ金細工職人に預けて「金の預かり証」を貰っていた。
・金塊は持ち運びが大変で、決済のために金の預かり証を交換する事が楽だとなった。
・預けた人はほとんど金塊を取り来る事が無いので、存在しない預かり所を貸し出す事で、利子を取って大儲け。

まず納得できないのだが、そもそも、その金細工職人をどうして信用できたのか? 重くて運べないような金塊の持ち主ならば、従者に運ばせればいい。また、金よりも高価な宝石に換えておけば、持ち運びは大した事無い。大きな買い物では、ダイヤを出して、お釣りに金塊を貰えばいいのだ。

次に、預かり証で商取引ができ、誰でもその預かり証を持っていけば金塊にできるのだとしたら、既に金塊よりも預かり証こそが盗まれやすい代物だ。銀行ができる途中の「盗まれないように」という目的が完全に破綻する。

イギリスなどの連合軍 VS フランス・ナポレオン、ワーテルローの戦いで、イギリスの国債を売り浴びせたロスチャイルドがコッソリ安値で買い占め大儲けをしたという逸話がある。フランスこそが負けていたのに、ロスチャイルドが売る事でイギリスが負けたと思い込んだ資産家達が破産し、ロスチャイルドは一気に大富豪にという話だ。

しかし、あくまで取り引きの結果に過ぎない。詐欺を働いた罪で拘束し、資産家達にイギリス国債を返せばいいはずだ。そもそも、取引所がロスチャイルドの実施した行為を認めたという事だ。また、大損した資産家達は、どうして団結して訴えなかったのだろうか? 大損したマフィアも黙っていたのだろうか? イギリスの国債を底値で大量に買った出来事の前、ロスチャイルドはそれ程までに大金持ちではなく、権力なんて無いはずなのに。つまり、「ワーテルロー後にのし上がった」という話にも納得ができない。要するに、多くの相手と打ち合わせ済みの出来事と言える。(裏切られた資産家もいようが。)

ヒトラーとかザッカーバーグ(フェイスブック)がのし上がった理由は、単に大富豪の孫だったからだ。つまり、彼らの表向きの逸話はデタラメというわけだ。同様に、当時現れたとされる大富豪すらも何者か(爆)の血を引くから、のし上がったと言える。陰謀論で真実を掴んだつもりの人もいようが、今回話題にしたような逸話は外れと言いたい。

キリスト教やイスラム教が利子を取る事を禁止していたから、ユダヤ教徒が利子を取れたというのも馬鹿げている。宗教を使い、利子を禁止していた勢力こそが、金細工職人(金貸し)と手を組んでいるに決まっている。

それから、情報源を忘れてしまったが、バビロニアにも現代の銀行と似たような金貸しがいて、そのルーツはアトランティスだという話がある。つまり、金細工職人が預かり証を貸し出してという話はダミーで、銀行の歴史はもっと古代からの話となる。近代からだと錯覚させるトリックの域だ。(バビロニアとかアトランティスの銀行の話が載っている本を知っている人は、コメントにどうぞ。)

更に気に食わないのは、「金融のしくみは……」の本が登場したのは2008年。本を書く期間に相当する2005年~2007年の間にロスチャイルドを調べたら、デーヴィッド・アイクの情報だって出てくるはずだ。それをアッサリ無視している。

当ブログ筆者の結論を語ると、今回の本に限らず、銀行の仕組みがばれそうになった時のために用意した架空の逸話が、「銀行の真実」として流れているのではあるまいか? 「存在しないお金を貸し付けて利子を取る」は真実だし、全くの嘘ばかりではないにせよ、結局は魔法と悪魔崇拝(異次元宇宙生命体崇拝)の話が全く出てこないからだ。

ロスチャイルドがワーテルロー後に超大富豪になったというより、もっと高級な大魔導師(既に宇宙人や地底人)から、「金融はキミの一族に任せる」と決まった話に過ぎないと考えている。銀行の仕組みそのものを勉強するのは悪くないが、銀行の歴史や金融王にのし上がった逸話はデタラメだと言いたい。

どうしてもこの話をしたい数日間だった。それに、前記事はいつもの筆者らしくなく、タイムリーな事を語りミスったので新記事を出した。

ついでに話すと、「1万円札をするのに20円しかコストが掛かっていない(1枚刷るのに9980円も儲けられる)」という話も馬鹿げている。1万円札を1万枚、新たに刷ったとして、20万円のコストなわけだが、その20万円もお札を刷る事で解決できるのだから20×20の400円だ。それ以前に、銀行の数字で支払われるのだから、現金はそもそも渡さない

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<転載終了>