simatyan2のブログさんのサイトより
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12204859525.html
<転載開始>

比較! 小池百合子と橋下徹
まず、大阪府民の絶大なる期待と熱狂の下に、大阪府議会と役人に

対抗すべく知事に立候補した橋下徹の演説から。


 

「役人どもを蹴り倒して統治機構を根こそぎ変えて見せます。

赤字財政を黒字に変えて見せます。
とにかく私に任せてください。」

 

の型破りで力強い演説に大衆は心を動かされました。

そして見事知事に就任した橋下は、大阪府庁舎を大阪湾岸の人工島

にある咲洲(さきしま) 庁舎(旧WTC、大阪市住之江区)へ 移転する

案をぶち上げます。


 

しかしWTCの耐震強度不足が発覚して、それでも強気で推し進めて

強引に移転しますが、


 

結果は震度3地震が起きたときに機能不全に陥り敢え無く挫折。

 

莫大な損害を作ったわけですが、全く責任を取る気も無く知事の

任期を全うするまでに今度は市長に鞍替えします。

 

そして知事を辞めるとき府の職員に例の名せりふを吐きます。

 

「皆様方は優良会社の従業員であります。」

 

これは赤字会社の大阪府を、自分(橋下徹)が赤字を減らし黒字に

転換させた自慢の言葉でした。

 

しかしこれは真っ赤な嘘で赤字をさらに増やしていたことが知事を

辞めてから発覚したのです。


 

つまり府知事市長と8年近く政治を続けて、大阪を良く出来なかったと
いうことなんですね。

 

その間、ありとあらゆるパフォーマンスを演じましたが、結局、8年が
限界だったようです。

 

だから彼は政治から身を引かざるを得なくなったのです。

 

一方、同じく孤軍奮闘で都議会に対抗すべく立ち上がった小池百合子

は、都議会の冒頭解散を掲げて都知事に立候補しました。

 

 

http://www.fastpic.jp/images.php?file=8059560190.jpg

 

過激さは橋下徹ほどではないにしろ、やはり絶大なる期待と熱狂の

下に東京都知事に就任します。

 

しかし冒頭解散(実際に知事に権限はないのですが)の話は出ず、

話はいつの間にか築地市場の移転先の豊洲市場の盛り土問題が

出てきて、所信表明でもトップから豊洲の問題から始まっています。


 

ただし、演説内で、

 

「この豊洲問題には想像を超える時間と努力が必要だ」

 

という部分があり、マスコミも結局、この問題は短時間では無理だ、

との方向で話が進んで落ち着いてるようですね。

 

あれれ?と思っていると、すぐさま東京五輪の開催費用が当初の

予想額を大幅に上回る話になり、

 

 

また森喜朗とのバトルになりそうな話の展開になっています。

 

でも費用が大幅に当初より上回ってることは半年も前から

ネットで言われていたことで、舛添ですら問題化してましたし、

このブログでも何度も取り上げていたので今更感が強いですね。

 

何かあれよあれよ問いという間に話題が次々にすり替わり、全て

が中途半端なまま、気がつけば視聴者は新しい舞台装置ばかり

見させられてるような感じがします。

 

これこそが政治劇場というものなんでしょうけど。

 

小泉劇場を発端とする、この政治劇場を国民は受け入れて

しまったようです。

 

市長も知事も首相も、本来、政治と言うのは結果が全てで、

 

「あれをやります、これもやります」あるいは
「あれをしました、これをしました」ではないと思うのです。

 

結果的に庶民の生活が良くならないと嘘だと思うのです。

 

しかし大衆と言うのは目に見えない政治より、目に見える

ヒーローを欲するんですね。

 

結果がどうあろうと、敵を倒し活躍するヒーローに弱いようです。

 

たとえそれに脚本があったとしても。

 

小泉純一郎、橋下徹、安倍晋三、猪瀬尚樹、舛添要一、

小池百合子、そしてこれからも延々と劇場は続いていくようです。

 


<転載終了>