世界の裏側ニュースさんのサイトより
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12038094869.html
<転載開始>


少し前の話になりますが、ロンドンのお正月開けの仕事始めの日の頃だったと思います。


ロンドン中の地下鉄に、このようなポスターが貼りだされていて、ネット上の一部で騒がれていました。




「まるで、私たちをみんな働き続けさせるようするためだけに、

どこかの誰かが意味のない仕事をでっちあげているようだ」









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(左の黄色いポスター)

「この状況から生まれる、道徳的、スピリチュアルなダメージは深遠なものだ。

このダメージは私たちの魂の集合体全体にできた傷のようなものであるが、

実際のところは、その問題について話す人間は誰もいないも同然である」




(右の黒いポスター)

「自分のやっている仕事は存在するべきでない、と密かに考えている人間が、

いったいどうやって、労働の尊厳についてなど話すことなどできようか」





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クリスマスやお正月で、友人や家族と楽しいひと時を過ごした後、毎日の仕事に戻ることに、少しでもブルーな気分を感じている人には・・・改めて労働について考えさせられそうです。


特に仕事でも、農業や生産業はまだ、生活に必要なものを作るというわかりやすい側面があり、その他、医療のケア関係なども肉体的なサポートが必要な方をサポートするなど、仕事の必要性については確固としたのもがありますが、

ロンドンなど大都市では直接的に物を作り出さない、デスクワークやその他のサービス業なども多く、現在の経済社会を維持するためには「必要」とされる仕事であったとしても、人類の存続のために必要か、よりよい未来のために不可欠な業務かと言われると・・・。仕事にももちろんよるかと思いますが、私が昨年していた金融関係の仕事も含めて、不要な仕事も多いでしょう。






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そしてまた最近、新しいポスターの写真が出回っていました。


今度はバス停に、ロンドンのメトロポリタン警察のふりをしたポスターが一斉に貼り出されたようです。





「2011年に私たちが非武装の一般市民を銃殺し、その件について嘘をついたために

大規模な暴動を起こす原因となりました。

そしてその責任を受けることなく、やり過ごすことに成功しました。


銃を持っていない人間を殺しておいて、どうして合法などでありえるのでしょうか?


メトロポリタン警察 完膚なきまでに、違法」



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「ロンドンで、もしあなたの肌の色が白以外の場合、

職務質問を受けて、身体検査をされる確立は、白い肌の人間に比べて28倍も高くなっています。

なぜなら、私たちはいまだに人種差別主義者だからです。


2014年現在、人種差別が未だに認められている唯一の職場。

♯ACAB


メトロポリタン警察 完全なまでに、人種差別的」



ポスター内のACABとは、All Cops Are Basterd、つまり、警察は全員がろくでもなし、という活動家内のキャッチフレーズで、よく使われているものです。


横の警察官がいい感じです。








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「私たちはロンドンのルイシャム特別区内で

意味もなくカンナビスの使用者を標的にしていましたが、

その一方では他の人間が合法的にお酒を飲むのが認められています。


ウェストミンスターの犯罪への懸念がルイシャムで強制される。

メトロポリタン警察 まったくもって、無意味な存在」





つまり、お酒も麻薬のような酩酊作用があるにもかかわらず、大麻使用者だけを攻撃するのは間違っているだろうということでしょう。






これらのポスターによるゲリラ攻撃を行ったのは、誰かは不明なままですが、ロンドンという彼らの牙城でまでこのような活動、おもしろいですね(^_-)


インターネットも情報の拡散には便利ですが、やっぱりこうやって3次元での広報は、ネットを使わない人や、ネットを使っても同じようなサイトばかりで他の情報に触れる機会のない人にも有効でしょう。





こんなロンドンですが、今月20日には反政権デモが予定されており、私たちの周りでも、今までデモに行ったこともない人が何人も行く予定にしています。



選挙後最初の週末、先月の国会開会の日にもかなり大規模なデモになり、逮捕者なども出ていますが、次のデモはさらに大規模になりそうです。



<転載終了>