カラパイアさんのサイトより
http://karapaia.com/archives/52232354.html
<転載開始>
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 謎と深まりを見せている惑星Xこと「プラネットナイン(第9惑星)」。

 まだ見ぬその世界は、太陽系の外縁で奇妙な軌道を描く天体と考えられている。だが新しい説によれば、それは最初考えられていた以上に奇妙な存在なのかもしれない。

 米ニューメキシコ州立大学の研究者によると、第9惑星はかつて自由浮遊惑星であったが我々の太陽系に捕われた可能性があるという。自由浮遊惑星とは、天体の重力に縛られることなく銀河を直接公転する惑星のことだ。

第9惑星は太陽に捕らわれた自由浮遊する惑星である可能性


 太陽系には現在、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つの惑星が存在すると考えられている。だが、海王星よりさらに離れた地点にもう一つの惑星がある可能性が信ぴょう性を帯びてきた。

 今回発表されたこの結果は、様々な大きさおよび軌道を持つ自由浮遊惑星が我々の太陽系に遭遇する156ケースをシミュレーションすることで導かれた。

 自由浮遊惑星あるいは浮遊惑星は銀河に大量に存在する可能性があり、太陽系の近くでもいくつか観測されている。それは恒星の数をかなり上回るとすら予測されており、銀河の円盤内のダークマターを部分的に説明するかもしれない。
 
 自由浮遊惑星が予測通り大量に存在するのであれば、第9惑星も捕捉された自由浮遊惑星である可能性が高いという。

 シミュレーションによると、遭遇の約60パーセントで接近した自由浮遊惑星ははじき出される。約10パーセントでは、太陽系の惑星の少なくとも1つを奪い去って行く。しかし約40パーセントでは、自由浮遊惑星自体が太陽系の重力に捕捉されて終わる。

 またシミュレーションは、太陽系が海王星以上の質量を持つ自由浮遊惑星にはこれまで遭遇していない可能性も示唆している。

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2019年までには第9惑星の謎が解明される?


 専門家は謎のプラネットナインが2019年までには明らかになると考えている。第9惑星(プラネットナイン)は、凍てついた複数の天体がカイパーベルトを突き出る長い楕円形軌道を持つ理由について説明するために、カリフォルニア工科大学の天文学者のマイク・ブラウンによって最初に提唱された。

 それが惑星である可能性については彼自身によって半分否定されているが、いずれにせよ数多くの研究チームが最先端の望遠鏡で観測を続けており、近いうちにはっきり結論が出されると考えらえている。

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太陽系の最も外縁にある既知の一部の天体は、海王星の軌道(紫)を超えて同じ方向へ軌道を描いている。ここから海王星と同じような大きさを持つ未発見の惑星の存在が提唱されている。

 太陽系内で判明している最後の惑星である海王星の向こうには、いくつもの氷の岩が発見されている。例えば準惑星のエリスがそれで、その発見は冥王星を惑星の地位から追いやることになった。他にもセドナやL91など、海王星圏の氷の世界はますます増えつつある。

 しかしこうした天体がいくつも発見されるにつれ、その長く伸びた軌道から、海王星の先に大きな天体が存在し、強い重力が生じていることが推測されるようなった。


惑星L91の存在


 例えば、L91は初期においては近日点と遠日点がほとんど変わらない通常の軌道を有していたが、数十億年かけてオールトの雲まで押し出された。第9惑星が提唱されるようになったのはこうした理由である。

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 重力の大きさに基づき、プラネットナインは地球の4倍の大きさと10倍の質量を持ち、太陽を1万から2万年かけて公転していると推測されている。それがまだ直接観測されていない主な理由の1つは、現在遠日点にあるからだという。つまりプラネットナインは1,000天文単位(1天文単位は地球と太陽の距離に相当)離れた宇宙にあるということだ。

via:Planet Nine could be a 'rogue world' captured from another solar system/ translated hiroching / edited by parumo

 ムーミン谷のスナフキンのような生き方をしてきた惑星が、太陽に捕らわれ太陽系を脱出できない状態になっているとか、そいつらが結構たくさんいるとか、惑星擬人化が超はかどりそうなストーリーだ。


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