社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1064586318.html
<転載開始>
 【調子に乗りすぎてしまい,「なにをしたらいけない」のか,そのへんからして,「なにもかも」分からなくてなっている安倍晋三君の精神状況は,いまもまだ,なおハイ(高い・高い!)のままなのか】


 ①「森友学園『主人も素晴らしいと』昭恵氏発言と民進指摘」(THE ASAHI SIMBUN DIGITAL,2017年2月23日23時14分)


 大阪府豊中市内の国有地が近隣国有地の約1割の価格で学校法人「森友学園」に売却された問題をめぐり,23日の衆院予算委員会では,同学園と安倍晋三首相の妻昭恵氏との関係などを野党が問題視した。

     ◆ 稲田氏,森友学園理事長に感謝状 「取り消しを検討」
     ◆ 小学校HPから安倍昭恵・名誉校長記載消える 森友学園
     ◆ 特集:大阪の国有地売却問題
   註記)これらは引用中の記事の段落のあいだに指示されている関連記事の見出しである(それぞれリンクが張られていた)。

 民進の今井雅人氏は,昭恵氏が新設される小学校の名誉校長に就いたさい,同学園が大阪市内で運営する幼稚園で講演し,「こちらの教育方針は大変,主人も素晴らしいと思っている。(卒園後)公立小学校の教育を受けると,せっかく芯ができたものが揺らいでしまう」と発言していたと指摘。新設される予定の小学校のホームページなどで首相や昭恵氏の名前が使われていたことについて,安倍昭恵画像3「広告塔として使われ,問題が起きたら夫人だけでなく首相にも連帯責任がいく」と追及した。
 出所)画像は,http://www.yomiuri.co.jp/komachi/quindecennial/CO005749/20140407-OYT8T50068.html

 これに対し,松野博一・文部科学相は「個人的な見解を述べることではない」などと答えた。民進党の辻元清美氏は,この幼稚園が教育勅語を素読させていることに文部科学省が「適当ではない」とコメントしたことについて,稲田朋美防衛相が2006年10月の月刊誌で「文科省の方に『教育勅語のどこがいけないのか』と聞きました」と擁護していたことをとりあげた。この指摘に,稲田氏は「教育勅語のなかの親孝行とかは良い面だ。文科省がいう,丸覚えさせることに問題があるということはどうなのかと思う。どういう教育をするかは教育機関の自由だ」と反論した。
  http://digital.asahi.com/articles/ASK2R7DM1K2RUTFK017.html
 補注)この稲田朋美の反論は屁理屈である。教育勅語そのものが問題だというのは,戦争中までの国家全体主義・旧日本帝国主義・天皇中心主義がその骨格となり,まわりに道徳や倫理がちりばめられている論旨が問題になっていた。( ↓  画面 クリックで 拡大・可)
教育勅語文章画像
出所)http://miyagi-jinjacho.or.jp/kyouiku.html


 敗戦後,民主主義の日本国になってからは,その道徳や倫理そのものではなく,封建思想のなかにその道徳(それも国家次元の道徳)や倫理(それも公的な人倫の問題)をもちこんでは染めあげ,これを子どもたちに強要し,洗脳するところが問題であったことが反省された。

 「教育勅語にもいいところがある」という論法(「盗人にも三分の理」的なド屁理屈)に発する最大の問題点は,国家ファシズム〔全体主義〕体制を是認するところにあった。この程度の問題理解もできないで,教育勅語には「いい点もあった」というのは,『鼠小僧の義賊伝説』にも似た〔本当は全然似てもいないが〕こじつけ論でしかない。「戦後レジームからの脱却」の出向く先にはこの教育勅語が待ちかまえている。

 なお,森友学園の籠池泰典理事長は日本会議大阪の役員である。

 ②「反対続出だったのに『安倍晋三小学校』スピード認可の謎」(『日刊ゲンダイ』2017年2月24日)

 評価額9億5600万円の国有地を実質200万円で手に入れ,日本初の神道小学校「瑞穂の國記念小學院」を建設中の森友学園(大阪市)。土地取引の不可解な経緯にくわえ,この学園が運営する塚本幼稚園では,ヘイト文書を保護者に渡したり,幼児虐待の疑いまで浮上するなど,教育施設としてふさわしいのかという問題もある。小学校経営の認可が下りたこと自体が疑問だ。

 1)私学審議会の議事録を入手
 学園が,当初は校名を「安倍晋三記念小学校」にするはずだった「瑞穂の國記念小學院」の認可を,大阪府に申請したのが2014年10月。この年の12月に開かれた大阪府私立学校審議会の定例会で,認可の可否が議論された。日刊ゲンダイが入手した私学審議会の議事録(2014年12月18日)をみると,委員からも森友学園に対して疑問の声が相次いでいたことが分かる。

 まず,審議会は「(塚本幼稚園は)非常に問題がたくさんございまして,運営の内容にその保護者が非常に疑問をおもちになっておられて,どうもおかしいんじゃないかということをおっしゃっておられたり,われわれはしっておる」と,いわくつきの学園であることを認識していた。〔というのも〕新設の小学校についても,道徳が50時間もあり,それとは別に「特別活動」が1,2年生では150時間あるカリキュラムが問題視された。

 「先日も安倍首相の奥さまをお呼びされたり,そういった結構独特といいますか,教育勅語を子どもたちが覚えてそれを唱えされたりとか……」,「小さな子供たちで判断(力)がまだないときに非常に色濃い教育をされているかなという気がして違和感が……」と,教育内容に対する懸念の声が上がったのだ。

  「借り入れがね,いまもっているもの(預貯金等)よりもオーバーしてるわけですね」「初年度から黒字の計算というのはすごいなぁと。普通はなかなかないんでね」。

 「2号基本金(将来の設備投資に備えた財源)ゼロやったら計画性はないわな。……中略……  バランスシートだけをみたら,思いつきで始めたか,だいたいおかしいんですよこれ。子ども読まれへんような難しい漢字でね」とまぁケチョンケチョンなのだ。あまりに問題が多いため,当然ながら認可は保留。

 ところが,約1カ月後に臨時会が開かれ,一転して「認可適当」と答申したのである。
 補注)安倍晋三によるなんらかの関与が疑われるとすれば,このあたりにあって「当然」である。この臨時会なる会議が開催された理由を明らかにすべきである。森友学園の設置申請のためだけに開催されていたとすれば,あまりにも臭すぎる経緯だと解釈されても不思議はない。

 2)認可のプロセスは「異例の連続」
 その臨時会(2015年1月27日)の議事録でも,委員からは認可に反対する声が上がっている。

 「ありえないような内容ばかり」,「(認可すれば)提出された資料が妥当であると認めることになる」,「なにかあった場合にはなぜ認可したのか,という話になってくる」。

 それなのに,なぜ認可を与えたのか。

 「認可のプロセスも国有地取得の経緯も異例の連続で,なにか大きな力が働いたのではないかと考えざるをえない。国民が納得できる説明が必要です」(この問題を追及している民進党の福島伸享議員)。

 気になるのは,臨時会で「私学審でOKが出れば,国有地の借り上げ申請の許可が下りるのか」と委員から聞かれた事務局側が,こう答えていることだ。「条件付きで認可しかるべきとなりますと,国は契約に走ると,そういう手はずになっています」。

 最初から認可ありきで話が進んでいたことをうかがわせる。シナリオを描いたのは誰なのか。
 註記)http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200127
    http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200127/2
    http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200127/3
    http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200127/4

 ③「渦中の森友学園と安倍首相 舛添さん以上のスクープだわさ」『室井佑月の「嗚呼,仰ってますが」』(『日刊ゲンダイ』2017年2月23日)

 「私や妻が関係していたということになれば,まさに私は総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」(安倍晋三首相)。2月「17日,衆院予算委員会での安倍さんの言葉。大阪豊中市の国有地を近隣地の10分の1の価格で,学校法人森友学園に売ったことについての関与を問われ,そう答えた」。『日刊ゲンダイ』2017年2月23日室井佑月記事「じゃいいよ,死んでやるから」みたいな台詞。これをカッケェ! と思う人がいるのか?
 註記)左側画像記事は(画面 クリックで 拡大・可)。

 奥さんの昭恵さんが名誉校長,安倍さんの名前入り小学校への寄付の振込口座,ほんでもって森友学園の理事長は安倍さんマンセーの日本会議の代表委員ときている。

 財務省はゴミの撤去費用8億円分を控除したと苦しい説明をしだしたが,その痕跡がない。つーか,もっと高い値段で買うっていってきたところには売らなかったんでしょ。なぜよ?

 安倍さんにまったく関与がないというほうが,不自然に感じる。国の財産の国有地をタダ同然にお仲間に売ったとすれば,舛添さん以上のスクープだわさ。

 それにしても,森友学園の経営する幼稚園はすごいよな。保護者に差別用語の入った文書を配布したり,子どもに軍歌を歌わせたり,教育勅語を暗唱させたり。安倍夫妻や日本会議は,こうした教育を素晴らしいと絶賛している。

 ……教育勅語ね。命をかけて皇室と国を守りましょうという。

 でも,安倍さんは天皇陛下に嫌われてるんじゃないかな? 安倍さんと天皇陛下の挨拶,両方みると(たとえば新年とか終戦記念日とか),安倍さんのいう積極的平和主義を,陛下はいつも柔らかにだが,ことごとく否定していらっしゃる。昨〔2016〕年末の食事会も,直前になり陛下が体調が優れないという理由でキャンセルされた。かなり異例なことみたいよ。

 日本会議メンバーの皇室を慮る話って,自分らの勝手な解釈入ってね? ほんとに陛下を敬っているんだろうか。
 註記1)http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200154
 註記2)http://www.asyura2.com/17/senkyo221/msg/264.html

 ④「自衛隊員を殺す前に辞めたほうが安倍首相のためでもある」(『新党憲法9条 日本人の政党 日本人の受け皿』2017-02-24)

天木直人画像88 ここまで急速に発展するとは,さすがの私も予想しなかった。森友学園の小学校建設問題が,いまや安倍首相に辞任を迫る最大の政治問題になってしまったことだ。

 ついに稲田防衛相が籠池理事長に感謝状まで出していた事が分かった。昭恵夫人の祝辞の削除とともに,この感謝状も官慌てて撤回したらしいが,みずから非を認めたようなものだ。
 出所)画像は,http://blog.livedoor.jp/amaki_fan/archives/cat_50011296.html

 もはや責任は免れないだろう。国有財産の不当払い下げ疑惑に安倍首相が関与していたかどうかの問題どころではない。安倍首相が,みずからの思想に近い人物を夫婦ともども,国家権力を使って支援していたということだ。それだけなら,安倍首相は居直ることができるかもしれない。いや,安倍首相のことだから居直るだろう。

 しかし安倍首相は国会で大見得を切った。みずから関与していたことが明らかになれば首相を辞めると。そう国会で国民の前で発言した以上,安倍首相はみずから辞めなければ政治家失格だ。政治家失格にとどまらない。これで辞めないなら,安倍政権は死に体内閣となり,あらゆる内政,外交に支障をきたすだろう。

 実は安倍首相は,この問題に先立つ南スーダンへの自衛隊派遣問題でも国会で公約した。もし自衛隊員に犠牲者が出るようなことになれば責任をとって首相を辞任すると。このままいけば南スーダンで自衛隊員に犠牲者が出ることは間違いない。いずれにしても辞めざるをえないのだ。

 どうせ辞めざるをえなくなるのなら,みずから誇りにする自衛隊員を南スーダンで死なせたあとで引責辞任するくらいなら,いますぐ辞めた方がいい。「自衛隊員を不必要な戦闘行為で殺した初めての首相」という不名誉を避けられるのだから,辞めるのは安倍首相自身のためでもあるのだ。

 安倍首相は,野党に追いこまれる前に1日もはやくみずから首相を辞任すべきである。
 註記)http://kenpo9.com/archives/1032

 さて安倍晋三君,もしかしたら,以上の批判・非難・攻撃にもめげず,絶対に辞めないのかもしれない。だが,国民たちはこの首相の「幼稚と傲慢(高慢)」さには,いい加減,実際に「ヘドが出る」ほどに倦んでいる。デタラメ三昧の総理大臣である。

 権力者が権力の座に長居すればするほど,その地位が腐敗・腐朽していくことは「近現代の政治における法則(鉄則)」である。この首相夫婦は,いくらなんでもチトと調子に乗りすぎている。国民たちをみくだし,いまのオレならばなんでもできる,してもいい,と慢心している。まるでどこかの国における同じ世襲3代目の支配者とまったく同じみたいに……。

 安倍晋三君はみずから大声を出して「国会で大見得を切った」ように,換言すれば,今回のごとき問題(醜聞:スキャンダル)に「私や妻が関係していたということになれば,まさに私は総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」といってのけていた。

 そうなのであれば「武士に二言はない」はずである。しかし,この人は,小沢一郎が形容したような「幼稚と傲慢」にくわえて「暗愚と無知」でもあり,おまけに「欺瞞と粗暴」に満ちた政治屋でもあるが,はたしてすなおに「政治家」を辞められるか?

 それにしても安倍晋三君は,久々にピンチに襲われた。このような出来事は,このごろにおいては慣れていないこと(対処に関して)になってもいたので,おそらく対応しづらかったたものと,その労苦を拝察申しあげる。

 【付 記】 NHK(実質国営放送で自民党寄りの公共放送局)が放送した「2017年2月24日正午のニュース」では,関連するニュースとして,衆議院予算委員会における話題であるが,「国有地売却問題 昭恵夫人が名誉校長辞任へ 首相は氏名使用に抗議」という見出しで報道されていた。
 註記)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170224/k10010888621000.html?utm_int=news_contents_news-main_001,2月24日 12時08分。

<転載終了>