geneumiのブログさんのサイトより
https://ameblo.jp/geneumi/entry-12313578636.html
<転載開始>

少し前、孝行娘が映画に誘ってくれた。

「ブエナビスタソシアルクラブ」

 

当ブログ管理者が生まれる前から中学生くらいまでの時代。

エンタテーメントビジネスがドメスティックオンリーな時代。

 

街のクラブでキラ星のようなミュージシャンが夜な夜な演奏を繰り広げていた。

全世界で、そこでしか聞けない地の音楽があった。

 

アメリカ人ミュージシャン、プロデューサーでもあるライ・クーダー氏がいつか何処かで聞いた演奏(録音)がどうしても耳から離れない。

彼はキューバに飛んで、彼らの消息を尋ね歩く。

ま、実際にはもっと込み入ったストーリーだが・・・。

 

彼らはそれぞれたくましく生きていた。

ミュージシャンを止めて、靴磨きでも何でもやってその日その日を生きていた。

 

キューバのナットキングコールと呼ばれたボーカリストは、キューバではごく普通のアパート暮らし。

奥さんと悠々自適の毎日とはいかないが、そこは南国気質。

家の祭壇には黒いマリア像と覚しき像が奉ってある。

 

 

と、思ったら、それは黒いマリアではなく、アフリカで有名なある聖人の像だそうだ。

 

この聖人は生前は乞食だった。

生涯を乞食として生きた。

キューバのナットキングコールと呼ばれた美声の持ち主、イブラハム・フィレール氏は言う。

 

「私が祈りを捧げるのは、聖人ではない」。

 

「生涯を乞食として生きた1人の男である」。

 

 

 

歌を歌うときも、靴を磨くときも、彼は聖人の生き様に祈りを捧げ、意識を磨いた。

一流だとか、有名だとか、大きな報酬だとかを望んだわけではない。

 

 

世のカルト教祖に聞かせてやりたい。

何が生き仏?

なぜ、人間は信仰するのか知らないのか?

 

世のカルト信者に聞かせてやりたい。

出来上がる前の生き様に本性があるのに、いったい、何を拝んでいるのか?

 

この世界で依存できるのは自然循環だけである。

 

人間がつくる構造に完成形はない。

出来上がったものはない。

つねに過渡的であり変化する。

それはまるで音楽のように。

 

固定した時、神は去る。

しばらくは巡りがあるかのように見えるが、あるのは虚無。

 

街の小さなクラブで一世を風靡したイブラハムだが、やがて彼は音楽を止める。

奇跡のバンドと呼ばれたメンバーの中にも音楽から離れた人がいる。

喰える、喰えないの問題ではない。

そこにあるのは1人の人間の生き様である。

 

彼らの演奏を聴けば分かる。

一流ジャズミュージシャン、あるいはその他のジャンルのミュージシャン、何ものとも比べようが無い。

 

意識の芯が徐々に熱を帯び、最後は火炎竜巻に巻き込まれてしまう。

まごう事なき一流にしかできない芸当である。

 

 

映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」日本版劇場予告

https://youtu.be/bR5pyWNBJGY

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彼らは最後にカーネギーホールでコンサートを開いたが、それをもって一流ではない。

その遥か前から超一流の芸術家である。

 

現在の大人世代のほとんどは生まれたときからラジオがあり、生演奏より、レコードやカセットテープで音楽を聴いた。

やがて、レコードはCDになり、DVDになり、スマホで音源を買うようになる。

 

金額の問題ではないが、半世紀前は、街のクラブでビール代と少しのチャージを払えば、そこでしか聞けない音楽が聴けた。

 

酒にタバコ、コーヒーに甘いお菓子、フェスティバルのときは一日中音楽が響いた。

分煙とか、喫煙コーナーとか、そんなチマイ事を押し付ける無粋者はいなかった。

マナーがどうとか、飲み過ぎはダメとか、せっかく膨らんだ風船を張りで突く詫びも寂びも解さない輩もいない。

 

客も演奏家も、誰も何にも依存しない空間が出来上がった。

それは演奏の終了とともに消えてしまうが、明日になれば、また新しい音楽が始まるのである。

こんな贅沢は無い。

 

 

いくら有名でも、彼らの足下にも及ばないアーティストは無数にいる。

芸能界、あるいは商業的な興行組織、音楽業界?

そこに所属すればメディアが取り上げる。

こんな閉鎖的で一方的な環境でホンモノが育つと思う?

 

世の中は随分と窮屈になり、劣化してしまった。

 

ドメスティックは一段低く、インターナショナルは一段高い?

 

グランチのつくったメディアが認めたら一流?

 

ホンモノのアーティストは皆、苦悩する。

なぜなら、彼らには一番大事な根っこに自由がない。

最後には精神を病む(ウツになる)。

 

これはどの世界でも起こる。

これからその兆候は誰の目にも明らかになる。

生涯を乞食で過ごしたアフリカの聖人は最も裕福な自由を手に入れた。

 

年金も無い、収入も無い、でもまだ生きている。

生きているうちは楽しく、笑って暮らしたい。

 

何が不自由でも構わないが、根っこの自由が無いなんて一番辛い人生である。

 

・・・

Mind of the Earth Batangas

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