In Deepさんのサイトより
https://indeep.jp/ibuprofen-linked-to-male-infertility-study-say/
<転載開始>
2018/01/09  

CNN

今日、鎮痛薬の成分として日本でも広く使われている「イブプロフェン」と「男性の不妊」との関係についての記事がアメリカの CNN から出されていました。

下の記事です。

鎮痛薬のイブプロフェン、男性不妊に関係か

CNN 2018/01/09

medscape.com

市販の鎮痛薬の成分として使われているイブプロフェンと男性不妊との関係を指摘する研究結果が、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された。

若い男性の被験者に、スポーツ選手が使っているのと同じ量のイブプロフェンを服用してもらった結果、生殖機能が低下する中年期のようなホルモンの状態になることが分かったという。

フランスとデンマークの研究チームはもともと、世界各国で市販の鎮痛薬の成分として一般的に使われているアスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンの3薬品について、妊婦が服用した場合の影響を調べていた。

この研究では、3薬品とも男の赤ちゃんの睾丸に影響を及ぼすことが判明。そこで研究チームは成人男性への影響についても研究に乗り出し、特に、3種類の中で最も強い影響が確認されたイブプロフェンに重点を絞った。

研究チームは18~35歳の男性31人を被験者として、うち14人には600ミリグラムのイブプロフェンを1日2回、服用してもらった。これは多くのスポーツ選手が1日に服用する量に相当する。残る17人には偽薬を服用させた。

その結果、イブプロフェンを服用した男性は14日以内に、黄体形成ホルモン(下垂体から分泌され、睾丸を刺激して男性ホルモンのテストステロンを生成する)が、血中を巡回するイブプロフェンの濃度と同調するようになった。同時に、黄体形成ホルモンに対するテストステロンの割合が減少する睾丸機能不全の兆候が確認された。

こうしたホルモンバランスの攪乱(かくらん)は、生殖障害やうつ、心血管系疾患のリスク上昇に関係する症状を引き起こしていた。

 

ここまでですけれど、これを読んで、「うーむ・・・」と思いました。

というのも、私はかつてヘビーに、このイブプロフェン配合の鎮痛薬を飲んでいて、その時期というのは、とても子どもが欲しい頃だったのでした。

私が今の奧さんと結婚した時期はとても覚えやすく、アメリカ同時多発テロが起きる少し前に知りあい、その年に結婚しましましたので、2001年でした。

そのアメリカ同時多発テロの前後から私はずーっと頭痛に苛まれることになるのです。それも偏頭痛系のわりと激しいものでした。

以前の記事

23年ぶりの血液検査…。部屋と放射能と私…。そして段階的に西洋薬をやめてきた私の最後の砦もはっきりとして
 In Deep 2017/10/11

にも書いたことがありますが、私は結婚したその頃の時期から  2015年くらいまでの間のことを、記事で以下のように書いています。

当時の私にとって、もっともやめるのが難しいと思われた薬は、神経症やパニック障害などのベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、次が「頭痛薬(鎮痛剤)」でした。

頭痛はかなり頻繁にあり、そのたびに頭痛薬を飲んでいました。抗不安剤は 25年以上服用し続けていたもので、自分では「一生続く」と諦めていました。

つまり、「頭痛薬」を頻繁に飲んでいたということを書いているのですけれど、その中で特によく飲んでいたのが、先ほどの CNN の記事にある「イブプロフェン」が配合されたものでした。イブプロフェンの最初の2文字が商品名の、まあ有名な市販の鎮痛薬です。

それでまあ・・・・・。

私には、子どもがひとりいるのですけれど、奧さんはもっと望んでいました。

私も結婚するまでは子どもなんて興味なかったのですが、ひとり生まれてみると、これが予想外にかわいいというのかどうかわからないですが、子どもという存在は予想以上の大きなものであり、「これならいくらでもほしい」というようになっていく感情が湧くのがわかるのでした。うちの父親などは 9人兄弟ですが、そういうところまで突き進みたたくなる気持ちもわかるといえばわかります。

しかし、その後、子どもはできなかったのですね。

まあ、わたくしのチャレンジ魂のほうに責任があるというような話も当然あるとは思いますが、しかし、ともかくその後は奧さんには妊娠等はありませんでした。私が妊娠するということもありませんでした(余計なことは書かないでいいから)。

私自身はその時すでに年寄りでしたが、奧さんはまだ二十代の終わり頃で、どう考えても、私のほうの問題の感じはしていたのですが、そのまま時間は過ぎていきました。

まあ、「不妊の原因」というのは、現代の社会生活の中では、おそらくあまりにも多岐にわたっていて、そしてその原因はほとんどの場合はわからないとはいえ、ただ CNN の報道を今日読んで、「うーむ」とは思いました。驚くほどイブプロフェンを常用していたわけですし。

先ほどの CNN の報道は抜粋ですが、記事のその後には以下のような文言がありました。

CNNの報道より

今回の研究のように、若い男性が短期間のみイブプロフェンを服用した場合であれば、影響が出たとしても、確実に元の状態に戻ることができると研究者は解説する。

しかし、長期間イブプロフェンを服用した場合、健康にどんな影響が出るかは分からないとしている。

別の研究では、北米や欧州、オーストラリア、ニュージーランドで男性の精子の数が激減しているという調査結果も発表された。米ミズーリ大学の研究者によれば、ほとんどの医薬品は、男性の生殖機能に及ぼす影響を調べることなく流通しているという。

今回の研究では、イブプロフェンが健康な若い男性の生殖ホルモンを撹乱する可能性があることが分かった。

しかし生殖能力の低い男性の場合、さらに大きな影響が出る可能性もあるとミズーリ大の研究者は指摘。子どもを持つ予定の男性は、数カ月間は薬品の使用を控えた方がいいとアドバイスしている。

この中にある、

> 長期間イブプロフェンを服用した場合、健康にどんな影響が出るかは分からない

> 生殖能力の低い男性の場合、さらに大きな影響が出る可能性もある

> 子どもを持つ予定の男性は、数カ月間は薬品の使用を控えた方がいい

を読みまして、

「あーなるほど……。しかし、何だかもう遅いよ」

と呟くしかないという部分はありました。

その後、「薬が悪い」と知り、西洋薬を少しずつやめていくのは 2015年頃ですが、それまでのあいだは、ずーっと、それらを飲んでいたのです。

もちろん、これと「その後の不妊」の関係があるとはいわないですけれど、もう少し先に知っていれば、やっぱり飲まなかったですよ。

今は頭痛がないですので、ずっと鎮痛剤というものは飲んでいないですけれど、仮にあっても他の方法で対処していると思います。頭を切り落とすとか(根本治療かよ)。

真面目な話でいえば、通常の頭痛なら、ツボで約8割くらいは治せます。

しかし、残りの中には治らない頭痛もあることにはあると思います。

さて、そういう時どうするか。

つい最近も、頭痛薬にものすごく使われているアセトアミノフェンに関して、

単なる市販のかぜ薬や頭痛薬の服用がADHDの子どもたちを作り出しているかもしれない : 相次ぐ「アセトアミノフェンと胎児の脳損傷」に関しての医学論文
 In Deep 2017/12/27

という記事を書いたことがあります。

これも、妊娠中に親がアセトアミノフェン配合の鎮痛薬を服用した時に、生まれた子どもが成長した時の ADHD (注意欠陥・多動性障害)判定の割合が非常に高いという研究をご紹介したものでした。

あるいは、もう少し前の記事、

「製薬企業は組織犯罪」だと断罪し、発表されている薬の研究報告が虚偽であることを告発し続けるコクラン計画の共同設立者ゲッチェ博士はかく語る
 In Deep 2017/11/27

では、治療と予防に関する医療情報を人々に伝えるために世界展開しているコクラン計画というものの創設者のひとりの医学博士ピーター・ゲッチェさんが、

「避けるべき薬」

として挙げている中のひとつに、

頭痛などのために使用される非ステロイド性抗炎症薬

を挙げているのです。

「非ステロイド性抗炎症薬」というのは、市販を含めて販売されている「鎮痛薬」の「ほとんどすべて」といってもいいほどです。

ゲッチェ博士の禁忌の理由は、「心臓などへの副作用が重篤すぎる」ということによってのものですが、この最近の短い間だけでも、このブログで取りあげました「鎮痛剤」の服産物(副作用とは書きません)として、

・不妊
・生まれる子どもの多動症の増加
・重篤な心臓病

などが出てきているのですが、この中で、若い人だと、やはり、不妊や、生まれてくる子どもへの影響が気になるところなのではないでしようか。

とはいえ、「薬を使わない痛みの止め方」については、私ごときに語る資格はないです。

私自身、薬をやめたやめたと言っておきながら、大正漢方胃腸薬をたまに飲んでいたりするわけで、全然完璧ではないです。

鎮痛薬は確かに飲まなくなりましたけれど、それは「頭痛がなくなった」からであり、また激しい頭痛がまた再発したらどうするか自信はないです。

それほど「頭痛」というものはつらいものです。

 

でも、どうする?

 

それで男性が不妊になるのなら。

生まれてくる子どもに影響が出るかもしれないのなら。

 

やはり、期間限定でも、人は「鎮痛剤をやめなけれけばならない期間」を作るべき時代となっているようです。

それで、まあ参考になるかどうかはともかく、以前……見れば 2013年ですから、5年前ですが、「瞑想 / あるいはマインドフルネス が鎮痛剤が同じような効果を示した」という、体内の「分子の変化」についてご紹介した記事の翻訳を編集し直して、載せておきます。

「原因が特定できないような痛み(多くの頭痛がそう)」を、瞑想的な実戦で消すことができる可能性が語られています。

 

なお、私は、薬を悪者だと決めつけたいのではないです。私自身がものすごくお世話になったものだし、薬には大変に感謝しています。

ただ、「市販の日常的な薬でも、使うべき時と、使ってはいけない時期がある」ということがわかってきているのですから、それは守ってもいいような気がします。

それでは、ここからです。

 


Researchers Finally Show How Mindfulness and Your Thoughts Can Induce Specific Molecular Changes To Your Genes
Waking Times 2013.12.05

研究者たちは、ついにマインドフルネスと思考により本人の遺伝子に特異的な分子変化を誘導する方法を示した

研究者たちは、ついにマインドフルネスと思考により本人の遺伝子に特異的な分子変化を誘導する方法を示した

精神のトレーニングや、あるいは意識の特定のモードを誘導することにより、有益な健康効果をもたらす可能性についての証拠が増え続けている中、科学者たちは、これらの精神のトレーニングや意識が身体にどのような物理的な影響を及ぼしているのかを理解しようとし続けている。

ウィスコンシン大学、そして、スペインとフランスの研究者たちによる新しい研究は、集中的なマインドフルネスの実践の後に体内で起きる特定の分子変化について、初めてその証拠を報告した。

研究では、集中的なマインドフルネスの実践をした瞑想の経験が豊富な被験者たちのグループと、瞑想的な訓練を受けていない被験者のグループを比較することでおこなわれた。

そして、マインドフルネスの実践の8時間後、瞑想者グループは、炎症誘発性遺伝子のレベルの低下を含めて、遺伝子調節機構のレベルの変化と遺伝子と分子の変化を示した。これらは、ストレスの多い状況からの早い物理的な回復と関係する。

ウィスコンシン大学の心理学と精神医学が専門であるウィリアム・デヴィッドソン教授は「私たちの知る限り、今回の論文はマインドフルネス瞑想の実践と被験者内の遺伝子発現の急速な変化の関係を示した最初の研究論文です」と述べる。

また、スペインにあるバルセロナ・バイオメディカル研究所のペルマ・カリマン氏は以下のように言う。

「この研究で最も興味深いことには、この遺伝子の変化が、現在使われている抗炎症性剤および鎮痛薬での作用対象となっている遺伝子において観察されたということです」

(訳者注)鎮痛消炎剤が遺伝子に作用する場合と同じ変化が瞑想の後の遺伝子に現れたということだと思います。つまり、「瞑想と鎮痛剤が同じような効果を示した」ということのようです。

今回の研究は、学術誌『サイコニューロンドクリノロジー』( Journal Psychoneuroendocrinology / 精神神経内分泌)に掲載された。

マインドフルネスを基礎とした実践方法については、前臨床試験において、炎症性障害に有益な効果を示しており、炎症性障害の予防的介入としてアメリカ心臓協会が推奨している。

今回の新しい研究は、治療効果の可能性についての生物学的なメカニズムを提供することにもなる。


 

ここまでです。

西洋医学は「痛みを軽減させる」ための多くの薬での試みに挑んできたわけですが、その薬たちは、人に予想以上のダメージを与えている可能性があることがわかってきているのが現状です。

そういう中、どのように現代の過剰医療システムの中で、周囲との摩擦を作らずに暮らしていくべきなのかと考えます。

痛がる人に「鎮痛剤を飲むな」というのは、まるで悪魔のようですが、さあ、その場合どうする。

自分に対しての自問でもあります。


<転載終了>