社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1070321754.html
あれっ
これって「カゴメの歌」の型でもやっているんでしょうか?
そんな単純なものではないでしょうが。
<転載開始>
 【籠池泰典という存在は,安倍晋三政権(政権=豚舎の人たち)とってオオカミを意味するのか? 籠池詢子とともに野に放つ(釈放する)わけにはいかないらしい】

 【2017年8月からすでにまる7ヶ月以上も籠池夫妻を拘留してきているが,安倍晋三たちがこの夫妻を,そこまで恐怖する理由はなにか?】


 ① 安倍晋三・昭恵夫妻と籠池泰典・詢子夫妻-安倍昭恵とは親密だったはずのこの2夫妻の間柄-

 a) 2017年2月17日。森友学園問題が明るみに出はじめてから国会では,安倍晋三(当人と妻:昭恵)の関与が大きな政治問題となって浮上した。安倍は当時,妻・昭恵から話は聞いていたけれども,〔安倍晋三〕「記念小学校の話は断わっており,いっさい,かかわっていないない,自分がかかっていたら,総理大臣を辞める」と断言していた。

 しかし,それから1年〔以上〕が経過した現在でも,なお関連する疑義がきれいに解消できていないどころか,ますますその種の関与,それも安倍晋三自身が最高権力者の立場からだけでなく,彼の女房(配偶者)までもが  “公人であるか”  のように行動しつつ,なんらかの「特定の関係」をもっていた事実を推認させるほかない事実問題が記録されていた。

 b) 2018年3月2日,朝日新聞の朝刊がこういう報道をした。学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり,財務省が取引の決裁文書を書きかえた疑いがあると,その1面でスクープ記事として報道した。この朝日新聞の報道を受けて,国会では「もとの文書の存在の有無」が問題としてとりあげられ,質問がなされていた。

 ところが,麻生太郎副総理兼財務相は「大阪地検の捜査に影響を与えるか予見しがたい」として回答を避けていたが,これではまるで「安倍晋三とオレは〈その件〉に関しては真っ黒な政治家だ」と告白したも同然であった。籠池夫妻がこれまで昨年の盛夏の時期から今年の今冬まで,拘置所に雪隠詰め状態にして閉じこめておかねばならない事情は,もっぱら安倍晋三という「自民党1強〔凶・狂〕」政権だからこそなしつづけている,つまり強権からの濫用行為だとみて間違いはない。

 c) 籠池夫妻がどのような人たちであるかどうかといった次元の問題としてではなく,事態の様相を推理してみる必要がある。いままでの長期間,この2名が検察側の好き勝手に拘留されつづけてきた経緯を観るに,安倍晋三や麻生太郎にとってみれば,この夫妻を釈放したらきっと,「非常にまずい事情があらためて浮上する」〔らしい〕という具合に,庶民の立場から疑われても当然である。

 籠池夫妻を再び国会に読んで証言させればよいのであるが,安倍晋三や麻生太郎の立場にとってみれば,それが恐怖以外のなにものでもない点は,いままで1年にも及ぶ〈事後の経過〉を観察できているわれわれの素朴な理解でも,十二分に関知できる。
 ②「森友学園問題は最終章へ  “裸の王様” 安倍首相が自爆辞任する日はそう遠くない」(『週刊女性』2017年4月18日号記事からの抜粋文章,2017/ 4/ 4 公表)

 議院証言法8条2項は,証人を偽証罪で告発するには委員会か両院合同審査会の出席委員の3分の2以上の賛成を必要としている。しかし,罰則が懲役3か月以上10年以下と重いこともあり,全会一致を慣例としてきた。

 「慣例は絶対ではないとして3分の2の賛成で告発を押し切ろうとしている。衆院予算委は与党で3分の2以上の議席をもっている。少なくとも,安倍晋三記念小学校の名前で寄付を集めていた期間の長さと,安倍首相から寄付されたとする100万円の振り込み用紙の記入者については偽証に問えると自信をもっている。あまりにネタが小さくて驚いた」(全国紙記者)。
週刊女性2017年4月18日森友学園問題画像
 大阪地検特捜部は籠池〔泰典〕氏が国の補助金を不正受給していたとする補助金適正化法違反容疑の告発状を受理。大阪府は3月31日,系列の塚本幼稚園に立ち入り調査するなど  “籠池包囲網”  は狭まりつつある。

 前出の大谷氏は「首相の籠池氏憎しの暴走は,皮肉にも自分の首を絞めることにつながりかねない」と話す。

 「偽証罪の告発を受ければ,検察は昭恵夫人から直接話を聞かざるをえなくなります。 “フェイスブックに書いたとおりです” は通用しません。起訴されると,裁判で最大の証人になるのも昭恵夫人。国会の証人喚問をかたくなに拒みながら,裁判所の証言台に立つことになるんです」(大谷氏)。
 註記)http://www.jprime.jp/articles/-/9378?page=2

 森友学園問題について安倍晋三は,「自分たち(夫妻)がかかっていたら,総理大臣を辞める」と断言していたゆえ,籠池夫妻から都合の悪い事実が放たれたりしたら滅相もない事態が生じる。そのためにこそこの夫妻はいまもなお,拘置所のなかに拘束されている。要は,起訴もされないまま釈放されるみこみもついていない。

 籠池夫妻は,あたかも凶悪犯罪人であるかのように収監されたままである。もちろん裁判も起こされていない。安倍夫妻にとってみれば「籠池夫妻は冷凍状態」であることが,最上の政治的な措置であるが,安倍政権の極端に横暴・専横な「忖度政治」が検察のなかに浸透している事実を意味している。

 ③「一時は車椅子に 森友学園・籠池前理事長の獄中生活」(『週刊文春』編集部,2018/02/21,出典『週刊文春』2018年3月1日号)
週刊文春2018年3月1日号籠池夫婦写真
 昨〔2017〕年7月末に逮捕され,詐欺罪などで起訴されたあとも,200日にわたり大阪拘置所で勾留されている森友学園の籠池泰典前理事長(65歳)。家族の接見も禁止され,長期の勾留が問題となっている籠池氏の近況を,同じ大阪拘置所で服役していた元受刑者A氏が『週刊文春』に証言した。( ↓  画面 クリックで 拡大・可)
週刊文春2018年3月1日号籠池問題記事
 A氏によれば,籠池氏は暴力団組員や死刑囚が入る独居房で勾留されていた。「隣の部屋も空き部屋だったので,籠池さんとの会話を他の収容者に聞かれないようにとの配慮でしょう」。移動するさいに付きそう刑務官も通常は1人なのに対し,籠池氏には3人が付いたという。

 A氏が食器を下げにいくと最初のころは「ご馳走様でした」と礼儀正しかった籠池氏だが,ストレスからかそのうちなにもいわなくなった。昨〔2017〕年11月ころには,痛風を発症し1カ月弱,車椅子での生活を送ったという。

 接見が許されない長男・佳茂氏は,週刊文春の取材にこう語った。高齢の両親が長期間勾留されており体調が心配です」。2月22日(木)発売の『週刊文春』では,刑務所内でのトラブルなど籠池氏の近況について詳報している。
 註記)http://bunshun.jp/articles/-/6297

 ④「森友要望の記述なくなる 答弁に沿う内容に 書きかえ疑惑」(『朝日新聞』2018年3月6日朝刊1面左上配置)

 学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引をめぐり,財務省の公文書の内容が契約当時とその後で異なっている問題で,国会議員らに提示された文書は,学園からの要望内容やそれに同省がどう対応したかについての記述が複数の箇所でなくなっている。同省は土地取引問題が発覚した昨〔2017〕年2月以降,学園への便宜を国会で否定しており,そうした答弁に沿うかたちになっていた。(▼4面=国会攻防)

 内容が変わっているのは,2015~16年に学園と土地の貸し付けや売買の契約を結んださい,同省近畿財務局が局内の決裁を受けるために作った文書。契約当時の決裁文書には,貸付料の支払い方法などをめぐって学園側がどのような要望や主張をしてきたかが記載されている。これらに財務局がどう対応したかについての経緯もくわしく書かれていた。

 また,学園側が早く土地を買うために価格を示すよう財務局に求めたとも記載。それに対して財務局が「学園側の提案に応じ」「価格提示を行うこととした」とも記されていた。国会議員らに開示された文書では,こうした記載がもともとあった場所から消えている。さらに学園の「要請」と書かれた複数の箇所が「申し出」になっていた。

 昨〔2017〕年2月の問題発覚後,野党は国会で,「前例のないことをしている」などと追及。学園への特別扱いや便宜がなかったか繰りかえし尋ねていた。財務省側は「すべて法令にもとづいて適正にやっている」(昨年2月24日,佐川宣寿・前理財局長),「価格を提示したこともないし,先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」(昨年3月15日,佐川氏)などと学園側の要望に応じたことを否定する答弁を繰りかえしていた。

  ※ 調査状況きょう報告 財務省※

 財務省の太田充理財局長は〔3月〕5日の参院予算委員会で,「捜査にどのような影響を与えるか予見しがたい」と語り,契約時点の文書の存否や文書の書きかえの有無について明言を避けた。「あす調査の方針,留意点など調査の状況について報告する」とも述べ,6日の同委員会の理事会で文書問題について説明する考えを示した。麻生太郎財務相は「捜査が終わらないと,個別な調査がなかなかしにくい」と述べた。(引用終わり)

 麻生太郎の「捜査が終わらないと,個別な調査がなかなかしにくい」といった理屈が興味深い。「個別の調査」は国会側ではおこなわないと宣言している。「検察の捜査」と「国会の調査」との〈粋な使い分け〉がなされているけれども,詭弁というほかない遁辞である。権力側に位置する「政権⇔検察」の間柄には,例の忖度の関係が濃厚にあるとみるのが妥当であって,麻生のように弁解するのはひたすらの「逃げの一手」でしかない。
         籠の鳥画像
 出所)https://peoples-free.com/01-feelings/070-person-illust.html
 籠の「池ならぬ鳥籠」(大阪拘置所)に拘束されつづけている籠池夫妻は,安倍晋三政権の命運を握っている『要人の2名である』からこそ,安倍晋三たちは検察側にこの夫婦を拘束しつづける状態を期待しているし,検察側もいままでそれによく応えている。法治国家であるべきこの国は,権力濫用の状態が放置されている。

 ⑤「森友文書の存否,攻防 財務省,いったん『原本ある』」(『朝日新聞』2018年3月6日朝刊4面)

 1)「廃棄,否定…一転認める」〔を〕繰り返してきた安倍政権
 森友学園(大阪市)との国有地取引をめぐり,契約時点とその後に国会議員らに示した公文書の内容が違っている問題で,財務省は〔3月〕5日,契約時点の文書の存否を明らかにせず,6日の参院予算委員会理事会で調査方針を報告する考えを示した。野党は説明を先送りする政府の姿勢に強く反発。安倍政権に対する責任追及を強めている。(▼1面参照)

 「原本をみせていただきたい」。5日夕,大阪市の財務省近畿財務局。国会に提出された公文書の確認を求め,立憲民主,希望,自由,社民の野党4党の国会議員が財務局側に詰め寄った。

 この日午前の参院予算委では,麻生太郎財務相が「『個別に調査を』といわれるが,捜査当局は口裏あわせととりかねない」と主張。内部調査そのものに後ろ向きな政府の姿勢に4党は反発。そのまま,近畿財務局に乗りこんだ。希望の今井雅人氏によると,近畿財務局の担当者は「本省の指示がないと動けない」と説明を拒否。今井氏は「真実を明らかにしようという気がまるで感じない」と記者団に話した。

 財務省本省も,太田充理財局長が午後の参院予算委で「捜査への影響が予見しがたい」などと述べ,先週と同様,具体的な説明を避けつづけた。共産党の辰巳孝太郎氏は「週末はどうしていたのか。(文書の存否確認は)電話一本で済む話。文書はあったのか」と追及。自由の山本太郎氏も「どうして改ざん前の文書に限って存在の有無さえいわないのか」と批判した。

 予算委後に野党6党が合同で実施したヒアリングは,文書の保管場所についての財務省の説明をめぐって紛糾した。富山一成理財局次長は当初,野党6党の国会対策委員長らに「原本は近畿財務局にある」と説明していたのに,中村 稔・理財局総務課長が近畿財務局を訪問していた野党議員らへの電話で「捜査当局に出していて現物は近畿財務局にもない」と説明を変えたからだ。

 立憲の辻元清美国対委員長は「不可解なことが起こっている。1時間のあいだになぜ変わるのか」と指摘。富山次長は陳謝した。出席した野党議員から「その『原本』とは書きかえ前の原本のことか」と問われた財務省は「その点も含めて6日に報告したい」と述べた。

 自民党参院幹部によると,財務省は6日の参院予算委理事会で「(一連の)文書は大阪地検に任意提出し,手元にはない」と説明するという。(竹下由佳,南彰)

 2)政権,「否定後認める」続出
 加計学園問題,南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題,裁量労働制の不適切データ問題。安倍政権は行政記録の存在をいったんは否定しながら,その後,一転して認める対応を繰り返してきた。

 「役人が政権のために尻ぬぐいをさせられている」。立憲民主党の福山哲郎幹事長が〔3月〕5日の参院予算委で指摘したのも,この点だ。文書書きかえ疑惑で答弁に立ちつづける財務省の太田充理財局長に「気の毒だ」と語った。
『朝日新聞』2018年3月6日朝刊森友学園問題記事画像
 森友学園への国有地売却問題では,佐川宣寿理財局長(現国税庁長官)が国会で「交渉記録は廃棄した」と答弁したが,その後,交渉経緯を含んだ内部文書を開示することに。加計学園問題では,獣医学部新設を「総理のご意向」などと記した文科省の文書の存在が報じられたが,菅 義偉官房長官が「怪文書みたいなもの」と一蹴。あとに調査で存在が確認された。日報問題でも,防衛省は情報公開請求に対して「廃棄した」として開示を拒否したが,のちにみつかっている。

 共産党の小池晃書記局長は5日の記者会見で「強引な政策決定が矛盾を来している。隠蔽(いんぺい)とか改ざんとか問題が同時に出ているのは,けっして偶然ではない」と述べた。(引用終わり)

 この ⑤ の『朝日新聞』の報道は,『日本経済新聞』では,つぎの ⑥ のように報道されている。

 ⑥「森友文書疑惑 政権,防戦に追われる 野党『事実ならば退陣』 財務省がきょう調査報告」(『日本経済新聞』2018年3月6日朝刊4面「政治」)
『日本経済新聞』2018年3月6日朝刊
 学校法人「森友学園」への土地売却問題をめぐり,安倍政権が防戦に追われている。財務省が国有地売却の決裁文書を問題発覚後に書きかえた疑惑が浮上。野党は文書の原本を示すように求めているが,政府側は明確な答弁を避けている。安倍晋三首相にとって森友学園問題は,2017年の通常国会で支持率低下を招いた「鬼門」。財務省は6日,調査状況を国会に報告する。
 補注)ここの記述「安倍晋三首相にとって森友学園問題は,2017年の通常国会で支持率低下を招いた」「鬼門」であるという指摘が的確である。鬼門(きもん)ということばの意味には,「なにをするにも避けなければならない,艮(うしとら=北東)の方角」だとか,「その人にとって,どうにもうまくいかない相手・場所・事柄,苦手」といったものがある。

 つまり,安倍晋三や麻生太郎にとってみれば,森友学園問題の中心人物夫妻である籠池泰典・詢子は,その鬼門の方角・場所に立ちはだかっていた2名であって,非常に苦手な,いいかえればその存在じたいからしてとてもまずい者たちである。現在に至っても,その不当性が指摘されるほかないほど,この2名を拘置所のなかに放りこんだままにしている。

 それほどにまでこの籠池夫妻は,安倍・麻生には苦手な存在である。彼らが生きているかぎり,そうでありつづけるはずである。仮に安倍が首相の座を降りたとき,そして籠池夫妻が釈放されて自由にものがいえる状況になれば,本当の事実がより明らかになる可能性がある。もしもそうなったときは,安倍晋三(夫婦)の評判は地に落ちる。


 〔記事に戻る→〕 疑惑は朝日新聞が〔3月〕2日付朝刊で報じた。2015~16年に財務省近畿財務局が森友学園と土地取引をしたさいに局内で作成した文書で,契約当時の文書と2017年2月の問題発覚後に国会議員らに示した文書を比べると「特例」「特殊」などの文言がなくなっているという。

 イ) 首相「あずかりしらず」  〔3月〕5日の参院予算委員会では,立憲民主党の福山哲郎幹事長が「(書きかえが)もし事実なら,刑事罪に問われる可能性がある非常に大きな問題だ」などと契約当時の文書の公開を重ねて要求。首相は「私はまったくこの話をあずかりしらない。答えようがない」などとかわしつづけた。
 補注)再度言及しておく。当初「安倍晋三記念小学校」との名称が用意されていた森友学園による「小学校」新設,この「設置申請に対する認可」や「国有地払い下げ」の問題に関して安倍自身は,わずかでも「かかわっていたんであれば,私は総理大臣を辞める」(2017年2月17日)と断言していた。そうであったからには安倍は,「その点」がウソであっても徹頭徹尾,一貫していなければまずい立場になっていて,とても苦しい状況に追いこまれていた。
    安倍晋三辞めるかも画像
    出所)http://健康法.jp/archives/26962
 〔記事に戻る→〕 麻生太郎財務相は6日に国会に提出する調査報告について「調査の方針,留意点などの調査状況について報告させる」と述べた。「個別の調査がなかなかしにくいというのは事実だ」とも話し,具体的な内容には触れない可能性を示唆した。

 財務省の太田充理財局長は文書の最終的な決裁権者は近畿財務局の管財部次長だと明かした。決裁後の文書の修正に関しては「誤りがあれば直すのは当然だが,決裁後にそのものを直すことは基本的にはない」と指摘。「捜査を受ける立場で限度はあるが,整理をしたうえで話せるように努力したい」と語った。
森友学園問題8億円値引き画像
 森友学園への土地売却問題は,2017年の通常国会で争点となった。2017年2月に財務省が約8億円の大幅な値引きしたうえで森友学園に国有地を売却したことが発覚。首相の昭恵夫人が開設予定の小学校の「名誉校長」に一時就任したこともあり,売却交渉の過程で学園側と事前の価格交渉や政治家の関与,官僚の忖度などがあったかどうかが問われた。
 出所)右側画像は,https://digital.asahi.com/articles/ASK4F3R4BK4FUEHF002.html

 ロ) 野党は好機と踏み攻勢  首相は当初,国会答弁で「私や妻が売買や認可にかかわっていれば,首相も国会議員も辞める」と明言。強気の姿勢を崩さなかった。しかし内閣支持率が急落し,2017年7月の都議選で自民党は惨敗。会計検査院が同年11月に「(値引き額の)十分な根拠が確認できず,慎重な検討を欠いていた」との報告書を国会に提出するなどその後も疑惑がくすぶりつづけていた。

 野党は政権に打撃を与える好機と踏んで再び攻勢を強める。希望の党の今井雅人国対委員長代理らは5日,近畿財務局を訪ね,文書の原本を公開するよう求めた。

 民進党の増子輝彦幹事長は同日の記者会見で「麻生財務相の責任問題,内閣じたいの問題になる可能性もある」と指摘。共産党の辰巳孝太郎氏は予算委で「改ざんが仮に事実であれば,内閣総辞職に値する」と首相に迫った。

 「事実であれば,政府に厳重に抗議する」。自民党の二階俊博幹事長は5日の党役員会後の記者会見で,政府に説明責任を果たすよう求めた。(引用終わり)

 ハ)「書きかえならば政府に厳重抗議 自民・二階幹事長 森友文書」(『朝日新聞』2018年3月6日朝刊4面「政治」,イ)  ロ)  に続く記事)   
 森友学園の国有地取引をめぐる財務省の公文書の内容が書きかえられた疑いが出ている問題について,自民党の二階俊博幹事長は5日の会見で「どこまでが事実であるかは,もう少し調査してみないとわからない」としたうえで,「もし事実であるとすれば,政府に対して厳重に抗議を申し入れる」と語った。(引用終わり)

 二階俊博は自民党幹事長の立場から「マッチポンプ」ではないものの,予防線を張るかのようにそう発言していた。事態があまりにもひどいところまで突きすすんでいる状況をみかねて,このように発言しておくのが,幹事長(自民党の)としては,ひとまずなによりも賢明な方向性だと判断したはずである。

 ⑦「『森友学園』文書問題 きょう財務省が調査状況を国会報告」(『NHKニュース』2018年3月6日 4時12分)
  「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書きかえられた疑いがあると報じられたことを受けて,財務省は,〔3月〕6日,事実関係の調査状況を国会に報告します。野党側は,事実関係をすみやかに明らかにするよう迫っており,「文書の書きかえが事実であれば,内閣総辞職に値する」として,攻勢を強めていく方針です。

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書きかえられた疑いがあると報じられたことを受けて,財務省は6日,参議院予算委員会の理事会などで,事実関係の調査状況を報告することにしています。

 これに関連して,麻生副総理兼財務大臣は,5日の参議院予算委員会で,検察が捜査していることを踏まえ,「捜査が終わらないと,個別な調査が,なかなかしにくいのは事実だ」と述べ,詳細な調査結果を報告するのはむずかしいという認識を示しました。

 与党側は,事実かどうか分からず,当面,検察の捜査を見守るしかないとしていますが,事態が長引けば,今後の国会審議に影響を与えかねないという懸念も出ています。これに対し,立憲民主党など野党6党は,財務省の報告内容をみて,6日,あらためて国会対策委員長らが対応を協議することにしています。

 野党側は「決裁文書と別の文書があるのかどうかは,すぐに分かるはずだ」などと,事実関係をすみやかに明らかにするよう迫っており,「文書の書きかえが事実であれば,内閣総辞職に値する」として,攻勢を強めていく方針です。
 註記)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180306/k10011352681000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
 国民たちが自分たちの立場から,こうした安倍晋三政権の実態をどのように受けとめているかが,いまさらのように目前に突きつけられた問題になっている。「アベ政治」はいままで,まさしく「私物化された政権」である基本的な性格を,それもきわめて露骨に持続させてきた。

 国民たち側がそれでよく怒らないでいられるものである。多少でも,こうしたデタラメな自民党政権(公明党「自民党の下駄の▲▲」は論外ゆえ無視しておくが)に対しては,国民的規模でのデモひとつさえ生起しないのだから,不思議の国:ジャポンである。

 どうみても,この国では民主主義がまったく不全の状態に留めおかれている。

 アメリカさんがいまから70年以上もまえに,占領軍の立場から押しつけてくれた日本国憲法の基本路線「民主主義(民主化)」の方途は,なお未熟なままであって,いまでもまだ定着しにくい状態にある。

 【 ※ 午前9時57分,公表 】

   【※ 追記; 関連記事の紹介】
 
  ※-1「麻生の首では済まない 森友改竄で内閣は2つ分飛ぶ〈上〉〈下〉」『日刊ゲンダイ』2018年3月5日。
  ⇒ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224458
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224501

  ※-2「安倍政権が朝日の “公文書偽造” 報道ツブシへ 歴史的犯罪 “公文書偽造” で安倍政権が “朝日の情報源” ツブシに動き始めた! 安倍首相が元財務次官,内調トップと密談」『リテラ』2018年3月5日。
  ⇒ http://lite-ra.com/2018/03/post-3843.html

  ※-3「ゾンビのような森友問題」『BLOGOS』2018年03月06日 11:27。
  ⇒ http://blogos.com/article/281909/

  ※-4「『私は全くこの話をあずかり知らない』(安倍晋三),『捜査当局から控えるように言われている』(麻生太郎)。みじめな言い訳するみっともない世襲政治屋!!」『くろねこの短語』 2018年3月6日。
  ⇒ http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/cat50830689/index.html

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<転載終了>