社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1070336122.html
<転載開始>
 【いまどき,隣国である韓国と北朝鮮が交渉をしようとする事態に,日本にとってなにかまずい事情でもあるのか?】

 【大臣になれたら「節操もなにもかも全部を放逐した」,やはり世襲3代目の政治家(⇒ 一郎・洋平・太郎)3代目の河野太郎】

 【創価学会の下請け政党「公明党」は,完全に自民党の意のまま】 


 ① 本日「朝刊1面報道」の見出し・本文の冒頭段落など

 1)「南北首脳,来月会談 北朝鮮「非核化,米と対話の用意」 核・ミサイルを凍結(『朝日新聞』2018年3月7日朝刊1面)
 韓国の文 在寅大統領と北朝鮮の金 正恩朝鮮労働党委員長が4月末,南北軍事境界線上にある板門店の韓国側施設「平和の家」で南北首脳会談をおこなう。正恩氏と5日に会談した韓国大統領府の鄭 義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が6日夜に合意内容を発表した。韓国側の説明によれば,北朝鮮は非核化の意思を表明し,対話が続くあいだは核実験や弾道ミサイルの試射をおこなわないとした。
『朝日新聞』2018年3月7日朝刊北朝鮮記事画像
『日本経済新聞』2018年3月7日朝刊北朝鮮記事表 2)「南北首脳,4月末に会談 北朝鮮,非核化へ『米と対話』ミサイル発射凍結」(『日本経済新聞』2018年3月7日朝刊1面)
 韓国大統領府は6日,文 在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金 正恩(キム・ジョンウン)委員長が4月末に南北軍事境界線にある板門店で会談することで合意したと発表した。

 北朝鮮側は非核化問題の協議や米朝関係正常化のため,米国と対話する用意があると表明。対話が続いているあいだ,核実験や弾道ミサイル発射を凍結する考えも示した。

 3)『日本経済新聞』は3面「総合2」に関連する解説記事(「窮余の末『非核化カード』制裁強化に危機感 時間稼ぎの思惑も」を掲載している。適切な内容ゆえ,つぎに引用しておく。

★ 窮余の末「非核化カード」 制裁強化に
危機感 時間稼ぎの思惑も ★

 韓国と北朝鮮は4月末の南北首脳会談の開催で合意し,北朝鮮は朝鮮半島の「非核化カード」を切った。北朝鮮は国際社会の経済制裁で苦境に立つ。金 正恩委員長は南北首脳会談に意欲的な文 在寅大統領をとりこみ,米国による「最大限の圧力」と,国際社会による経済制裁を緩和させたい思惑が透ける。
『日本経済新聞』2018年3月7日朝刊3面金正恩
 朝鮮中央通信によると,金 正恩氏は「わが民族同士で力を合わせて北南関係を力強く前進させ,祖国統一の新しい歴史を記すのが私の確固たる意志だ」と強調。文氏に南北融和を促すメッセージを送った。

 『日本経済新聞』2018年3月7日朝刊3面北朝鮮表こうした動きの背景には,米国による「最大限の圧力」におびえる北朝鮮国内の実情がある。トランプ米政権は中国への働きかけも強めており,北朝鮮包囲網は狭められた。制裁は市場経済化が進む北朝鮮を直撃し,経済的に追いこまれ,苦境打開のため首脳会談実現に向けた「非核化カード」を余儀なくされた格好だ。

 韓国の情報機関,国家情報院によると,北朝鮮の2017年の対中国貿易赤字は19億6000万ドル(約2100億円)となり,過去最大規模となった。最大貿易国である中国が制裁を履行し,石炭や衣類などの輸出が遮断されたためで,2018年の外貨収入は,制裁が本格化する前の2016年比で半分以下に減るとの見通しを示した。

 北朝鮮は南北関係の改善をテコに米朝関係も同時に前進させ,安全保障上の危機をとりのぞいて金 正恩体制を維持したい思惑がある。制裁も緩和させ,経済的な困窮を脱したい思いも強い。文氏はもともと南北融和論者だ。盧 武鉉(ノ・ムヒョン)政権時の2007年の首脳会談では秘書室長として会談をとりしきった経験もあり,南北首脳会談への意欲は強い。

 米国が北朝鮮に最大限の圧力をかけているいま,韓国の一存では決められないのが実情だ。だが,今回の特使団派遣で北朝鮮が朝鮮半島非核化の意思を明確にし,米国との対話の用意や,米韓軍事演習の容認まで踏みこんだことで,韓国は「米朝対話を始めることができる十分な環境が造成された」(鄭 義溶=チョン・ウィヨン国家安保室長)と自信を深める。

 焦点は米国が今回の南北会談の成果をどう評価するかだ。4月末の南北首脳会談を実現させるには,米国の同意が欠かせない。米国は北朝鮮が非核化を受け入れないかぎり「最大限の圧力」をかけつづけ対話には応じない方針だ。北朝鮮が示した「非核化」の意思は「北朝鮮の体制の安全が保証されれば」との条件付きだ。条件には,朝鮮半島からの戦略兵器の撤去や,在韓米軍の撤収も含まれるともとれ,実現には相当なハードルがある。

 対話が続くかぎり北朝鮮は核・ミサイルの追加挑発をしないという立場も,すでに北朝鮮が在日朝鮮人団体である在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙で表明しており新味はない。韓国の識者のあいだでは,この内容で米国を説得できるか疑問視する見方もある。

 北朝鮮が核・ミサイル挑発を控えたところで,開発や量産・実戦配備への準備は続くとみられ,今回の南北合意をただの時間稼ぎだとみる冷めた声もある。「いつひっくり返すかもわからない約束はなんの意味ももたない」。保守系野党「自由韓国党」は6日,北朝鮮がこれまでも国際社会との約束をほごにしてきた経緯を指摘し早速,反発している。(引用終わり)

 4)  若干の批評
 さて,日本側の反応であるが,安倍晋三首相は例の常套文句「北朝鮮に対する最大限の圧力をかけつづける」立場を,それこそ馬鹿のひとつ覚えの要領でオウム返しに強調する発言だけはしてきたものの,とりわけ「拉致被害者を還せ」と一方的に怒鳴る以外,なにも具体的な交渉(?)は実現できていない。そもそも北朝鮮との外交がない間柄において,いったいどのようにあの国との交渉の糸口をつかめばいいのかについてからして,そのために必要な手だてはなにひとつもちあわせていない。

 2月に韓国の平昌冬季オリンピック大会が開催され,その開会式には,北朝鮮の高官金 永南(90歳)や金 正恩の実妹金 与正(30歳)も出席していた。ところが,この大会に嫌々参加した日本首相安倍晋三が,前者:金に対していきなり「拉致被害者を還せ」と不躾に声をかけ,要求していた。

 相手国がどこであっても,外交のABCもわきまえず,国際政治のイロハもまったくしらない立場を披露したのが,この「黄嘴の総理大臣」であった。しかも,生来の幼稚さと傲慢さだけをいたずらにさらけだす行為を発動させていた。そのために,わざわざ平昌に出向いた結果になってしまい,みずからが恥をばらまいていた。

 ② 日本国外務大臣は「蚊帳の外」-日本側がつぶやくぼやき節-

 ところが,本日〔3月7日朝〕までに報道されていたごとき「韓国と北朝鮮の首脳会談」実現のニュースに対して,日本の外務大臣である河野太郎のいいぶんが,いかにも振るっていた。『産経ニュース』(2018.3.6 09:58 更新)の記事「河野太郎外相『金 正恩氏が必死にほほえみ外交やっている』」が,つぎのように伝えていた。
   河野太郎外相は〔3月〕6日午前の閣議後会見で,北朝鮮の金 正恩朝鮮労働党委員長が韓国の文 在寅(大統領の特使団と面会した件について「韓国側からしっかり説明を受けたい」と述べた。

 会談が夕食を含め約4時間おこなわれたとする韓国大統領府の発表には「経済制裁で困っているので,(金委員長は)必死にほほ笑み外交をやっているのだろうと認識している」と話した。

 また,北朝鮮との対話を重視する韓国の外交姿勢が,朝鮮半島の非核化に向けた日米韓の連携を乱す可能性に関しては「日米韓は緊密にすりあわせをしているのでそうしたことはない」と否定した。
 要は,隣国である日本が北朝鮮との外交ルートがなにも構築できていない現状のなかで,このように韓国と北朝鮮とあいだで独自の外交が展開されている様子を,日本側はただ指をくわえてみているだけであった。それがいまにおける〈東アジアにおける日本の位置景〉になっている。
『日本経済新聞』2018年3月7日朝刊北朝鮮記事画像
 韓国はもちろん,アメリカのトランプとは相談をしながら事態を進捗させる予定であるが,日本がまともに関連する情報をもらえるかどうかといえば,最近における安倍晋三の韓国側に対する無礼な発言に照らせば,かなり厳しいとみざるをえない。

 いずれにせよ,日本は北朝鮮との独自の外交ルートをもちあわせていない〈外交下手〉。まるで対岸(玄界灘,それとも日本海:東海)の向こう側における国際政治の展開模様を,ただ眺めさせられるだけで我慢するほかないといった情けない立場に置かれている

 日本では,北朝鮮の態度を「ほほえみ外交」と形容している。だが,この評価(表現)は「北朝鮮の外交」には元来,ほほえみが完全に無縁だという決めつけがある。国際政治の場で,その交渉の場面で「ほほえみ」(愛想笑い・演技での笑い:愛嬌)を振りまく行為は,どの国の政治家・誰でもやっている(多少の演技力の相違はあれ)。

 ところが,ことが北朝鮮の問題になるとあえて「ほほえみ」だと名づけ格別に強調しては,紋切型の政治理解を国民たちに対して意図的に印象づけようとしている。思うに,日本の北朝鮮「外交」は,あと何十年経ったらまともに始められるのか? いずれにせよいまの時点では「日本の位置は蚊帳の外」にいることを予備なくされているだけであ。

 ③ 森友学園問題に対する公明党委員長山口那津男の腑抜けた発言ぶり

 1) 安倍晋三夫妻の籠池泰典夫妻との親密な関係
 「もり・カケ問題」の再燃化は,国会の予算委員会を停止させるまでも大騒ぎさせている。「森友学園問題」は,日本の政治を私物化している安倍晋三「1強〔凶・狂〕」自民党政権の傲岸不遜ぶりを,いまさらにように白日のもとにさらしている。

 安倍晋三は,自分に降りかかっている疑惑に関連しては,あれこれと「仮定の話」には答えられないと拒否していた。だが,安保関連法を説明するときや森友学園問題における昭恵の関連話題も含めた自身の関与についても,すでに「仮定の話」を満載させての「議事の進行」や「立場の弁明」をおこなっていたはずだから,今回の森友学園問題にかぎっては,ずいぶんと奇妙に一貫性のない反論をしている。

 麻生太郎(副首相兼財務大臣)も同じに,森友学園との国有地取引をめぐる決裁文書が書きかえられた疑いが事実であれば責任論に発展するのかと問われて,その内容がどういうもんだかわからない段階で,いまのような仮定の質問にはお答えしかねる(2018年3月6日)と開きなおっていた。( ↓  画面 クリックで 拡大・可)
  『日刊ゲンダイ』2018年3月5日記事森友学園問題菅野発言2
  出所)「麻生の首では済まない 森友改竄で内閣は2つ分飛ぶ〈下〉」『日刊ゲンダイ』2018年3月5日,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224501 この記事のなかの文句に「菅野 完氏がいみじくも予言した『内閣が2つ分くらい飛ぶ」的中の不気味-』」があった。
 森友学園問題に関しては,1年前の時点で菅野 完がこう分析していた。菅野は籠池泰典・詢子夫妻に詳細な取材をしていた人物である。この問題で2017年3月15日,籠池泰典理事長と面談した菅野 完は,こう述べていた。

 要は「籠池氏の教育方針に共鳴した政治家がいたのかもしれない」というのが要点である。そして「すべて明らかになったら内閣が2つぐらい飛ぶ」と予見していた。
    
 「籠池氏の教育方針に共鳴した政治家が」誰であるかといえば,答えるまでも明白であって,女房までが籠池夫妻と会ったり,この夫婦が経営する幼稚園で昭恵が講演したり,この昭恵と詢子とのあいだでは電話の交信も盛んになされていた。とすれば,その配偶者である安倍晋三がなにも関係がないなどとはいえまい。

 「安倍晋三記念小学校」? これは,籠池夫婦:森友学園側が勝手にもちだし,使っていた名称ではなかった。

 ごくふつうに考えただけですぐに理解できることが,この安倍晋三・昭恵夫妻にあっては理解できていない(正確にいうと理解しようとしていない)。そうでないとしたら(多分,理解できているのだから),よほどまずい事情が安倍夫妻側にはあるに違いあるまい。安倍晋三は2017年2月17日,国会の場でこう反撃していた。

   安倍晋三首相は〔2月〕17日の衆院予算委員会で,昭恵夫人が名誉校長に就く今春開講予定の大阪府豊中市の私立小学校について,設置認可や敷地の国有地払い下げに関与したのではないかとの指摘を受け,「私や妻,事務所はいっさいかかわっていない。もしかかわっていれば首相も国会議員も辞める」と述べた。民進党の福島伸享氏の質問に答えた。
 註記)http://www.sankei.com/politics/news/170217/plt1702170036-n1.html
安倍晋三もしかかわっていたら辞める画像
出所)http://snjpn.net/archives/15996
 菅野 完の話に戻る。こうも述べていた。国有地の超格安ゲットから疑惑連発の学校法人「森友学園」問題では,2017年3月15日にも衝撃的告発が飛び出ていた。籠池泰典理事長と面談した菅野は「現職閣僚と現金のやりとりがあった」と聞いたと語った。おまけに,菅野は「悪いのはこいつらだ」と国有地売却の責任者だった当時の財務省理財局長,迫田秀則・現国税庁長官や松井一郎大阪府知事を名指しして「すべて明らかになったら内閣が2つぐらい飛ぶ」といい放ったのである。

 安倍晋三が妻の昭恵も含めて森友学園問題といっさいかかわりがないなどと,口をきわめていわねばならなかった事情もなんとなくではなく,はっきりと納得がいきそうな経緯が記録されていた。こうした話題はけっして,安倍晋三が断わっていたように「仮定の話」に関するものではなくて,現実に起きていた推移に関するものであった。

 ところが,自民党と政権を組んでいる公明党の委員長山口那津男の口からは,奇妙きてれつな発言が飛び出ていた。つぎの記述は法律の専門家であれば,刑法上は「真っ黒だ」と判断する論点に関してであっても,「自民党の〈下駄の▲▲〉」である公明党の代表者であればこそ,無理やりにでも繰り出せるいいぶんであった。

 2)「公明・山口那津男代表,森友書きかえ疑惑文書は『言及を控える対応は妥当』」(『産経ニュース』2018.3.6 13:11 更新)
 公明党の山口那津男代表は〔3月〕6日午前の記者会見で,財務省が学校法人「森本学園」への国有地売却をめぐる取引の決裁文書の書き換え疑惑の資料が「ただちに確認できない」とした説明について,「捜査の対象になっているということであれば,一定の配慮,つまり言及を控える対応は妥当だ」と述べた。

 そのうえで,「検察当局が文書を持っているということだから,捜査を遂げるまでは外部の者がそれに触れることは限度がある」と語り,財務省の姿勢に理解を示した。

 朝日新聞が書きかえを「確認した」とする決裁文書にも言及し,「もとの決裁文書を朝日新聞は『確認した』と報道しているようだが,どうやって確認できたのか。いつ,どのように,誰が(確認したのか),そこがよく分からない。検察に当該文書がいっているとすれば,外部の者が触れることができないのが普通だ」と指摘した。
 註記)http://www.sankei.com/affairs/news/180306/afr1803060028-n1.html

安倍晋三風刺赤子画像 公明党は自民党と連立政権を組んでいるが,安倍晋三のオシメ党であるべき役目を,たいそうよくこころえているらしく,このように全面的に麻生太郎の立場を擁護する発言をしていた。ここでは,山口那津男の発言がいかにデタラメさかげんにみちているかを説明してみたい。

 以下につづく記述は,「『私は全くこの話をあずかり知らない』(安倍晋三),『捜査当局から控えるようにいわれている』(麻生太郎)。みじめな言い訳するみっともない世襲政治屋!!」『くろねこの短語』2018年3月6日(http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/cat50830689/index.html)と,

 この『くろねこの短語』の記述が末尾に,さらに挙げられていた参考の記述,「これが『森友の改ざん公文書』だ 避けられない内閣総辞職」『田中龍作ジャーナル』2018年3月5日 23:18(http://tanakaryusaku.jp/2018/03/00017658)とを引用する。

 なお順序としては,さきに『くろねこの短語』を引照してから,つづいて『田中龍作ジャーナル』も引用するかたちにしておく。

   a)「これが『森友の改ざん公文書』だ  避けられない内閣総辞職」(『くろねこの短語』2018年3月6日)
 
   ※-1(安倍晋三)⇒「私はまったくこの話をあずかりしらないものだから答えようがない」。

   ※-2(麻生太郎)⇒「捜査当局から,口裏合わせをするような話にとられかねないとして,控えるようにいわれている」。

 いやはや,ペテンもひょっとこも舐めくさったことをほざいてくれるものだ。しかも,国会という国権の最高機関の場でだ。それにしたって,捜査当局に「口裏合わせになるから控えるように」なんて要請する権利があるのか。ていうか,それってホントなの,誰がいったの,ってなもんです。

 そもそも,国権の最高機関たる国会が審議していることに,いくら捜査中だからって検察が異議を唱えるなんて越権行為だろう。万が一,捜査に支障があるとするなら,そんなものは秘密会にして非公開で「書きかえ前の文書」があったかどうか答えればいいだけのことだ。

 「国会で文書の改ざんの有無を答弁すると,検察の捜査にどういう悪影響が考えられるんだろう……? 国会にも検察にも,事実を答えればいいんじゃないかしらん」って江川紹子氏がツイートしてたが,またくそのとおり。

 「あずかりしらない」っていうペテン総理の答弁は,いかにこの男がクズ野郎かの証明みたいなものだ。こやつは,かつて「私は最高責任者だ」って国会で息巻いてたんだよね。それが旗色が悪くなると「しらぬ存ぜぬ」だもの,いかに薄汚いチキン野郎かわかろうというものだ。

 で,突貫小僧・山本太郎君とペテン総理とのやりとりが,これまたなかなかに笑えるんだね。

  ◆  山本「実際に文書があったとしたら内閣総辞職ではないか」

  ◇  ペテン総理「仮定の話なので答えない」

  ◆  山本「特定秘密保護法,共謀罪,安保法はどうだったんですか。いろいろな仮定,想定に沿って話しあいをするのが国会。安全保障上の危機ですよ,安倍政権の」

 仮定の話には答えないってぬかしてるけど,森友学園疑獄が発覚したときには「 私や妻が関係していたということになればこれはまさに私は間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」って,しっかり仮定の話に答えてるんだよね。そもそも,「仮定の話には答えない」なんてことが通用することがおかしな話なのだ。

 これはもう,財務省が文書を書きかえたことは間違いないところで,どうやって決着つけるか,てんやわんやの大騒ぎってのが本当のところなんだろう。突貫小僧・山本太郎君の「内閣総辞職」ってのは,あながち夢物語ではないかもね。
 註記)http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/cat50830689/index.html

   b)「これが『森友の改ざん公文書』だ 避けられない内閣総辞職」(『田中龍作ジャーナル』2018年3月5日)

 昨〔2017〕年3月,財務省が国会に提出した森友学園への国有地売却の決裁文書。改ざん(さしかえ)部分は6ページにも及ぶことが分かった。決裁文書は全部で約50ページ。

 1割が改ざんされていたことになる。改ざん部分を見抜き指摘したのは小西洋之議員(民進)。総務官僚出身の小西議員は,みずからも決裁文書を作成していた経験からつぎのように説明する。

 チェック済みであることを示すため,役人は文末にマーカーで丸印をつける。慎重な仕事ぶりで鳴る官吏らしい作業だ。決裁文書が改ざんされていなければ,すべてのページに丸印が付いているはずだ。

 ところが,改ざんがあったと報道されている「調書」の部分は丸印がない。格安で売却した経緯を正当化して記した部分などである。朝日新聞の報道と符合する。小西議員は「これだけの大がかりな改ざんは組織的でなければできない」とみる。

 きょう〔3月5日〕夕方,6野党は合同で財務省から事情を聴いた。小西議員は昨〔2017〕年3月,財務省が国会に提出した問題の文書をかざしながら追及した。
昨〔2017〕年3月,財務省が国会に配布した決裁文書=

 イ)   改ざんされたとの報道がある「調書」には,丸印がない。チェックする必要がないからだ。
     森友学園問題改竄文書1

 ロ)  改ざんが入っていない箇所は,チェック済みであることを示す丸印が文末にある。
     森友学園問題改竄文書2
 「(改ざんがあったと報道されている)『調書』の部分だけサイン(丸印)がない。チェックマーク(丸印)をつけた人の名前を教えてください。実物をみせることができますか?」

 財務省理財局の井口裕之・国有財産企画課長は「電子媒体になっている場合もある」とかわした。紙で残すのが役所の鉄則だ。不思議な答弁である。井口課長は改ざんの物的証拠となる紙面上のチェックマークの有無をしられまいとしているかのようだった。

 改ざんが指摘される決裁書類は,森友問題が発覚して間もない2月下旬から,参院予算委理事会が財務省に提出を要求し,3月2日,財務省が提出に応じた。改ざんを示す動かぬ証拠が出てきた。

 財務省は委員会のなかでもひときわ重要な予算委員会を欺いたのである。安倍首相と昭恵夫人を守るためだ。書類はもちろん,与党議員にも配布された。国権の最高機関であり,国民の代表で構成される国会に対する愚弄だ。内閣総辞職は避けられない。(引用終わり)

 3) 結局,安倍晋三の為政は国家の権力組織体の運営を完全に違えさせてしまい,この日本を矮小で卑劣な国家の体質に腐朽・劣化させてきた。21世紀の日本政治史にとっては〈大きな損傷〉を与え,背負いきれないほどの〈負の重荷〉を課した。

 そうした問題をより集約させて表現すれば「権力の私物化」になる。つまりは「世襲政治家の悪い面ばかりが露呈させられている」のであった。くわえて,安倍晋三の場合,当人における個性の特徴「幼稚で傲慢」が,現状における事態に輪をかけてより悪化させているのだから,まことに始末に悪い。

 世襲の政治は日本の選挙制度に淵源する問題であった。「看板・地盤・カバン」の3点セットが因習的に通用させてきた「日本の政治のしくみ」が,どたいおかしく,狂っている。世襲で政治家が登場しないように禁止している先進国もあるのは当然であるが,先進国のつもりであるこの日本が,そうした制限には関心をもたない。

 日本の国会議員のなかには世襲議員がワンサと存在するが,ここでは話題の都合上,「安倍晋三と河野太郎までの世襲3代」にかぎってその氏名を書き出しておく。

   ★ 安倍 寛(岸 信介)→ 安倍晋太郎 → 安倍晋三

   ☆ 河野一郎 → 河野洋平 → 河野太郎

 「世襲」これじたいがいけないのではない。ただ,別の選挙区から立候補していない事実が問題になっていた。

 ところで,安倍晋三君,いま辞めないで,いったいいつ辞める? その時期が遅れれば遅れるほど,アナタが歴史に刻みつつある悪世評は,さらにドンドコさと,雪だるま式に増えていき,悪くなる一方……。もっとも,すでに辞めどきの機会を見失っている気分であるらしくもみえるのだが,「いまからでも遅くはない」「天命が下ったのである」から,さっさと退陣すべきである。国民たちは皆,アナタの「無様さ・往生の悪さ」には呆れかえっている。
          【 ※ 参考記事 (1)】

 「民主主義も官僚機構も すべてを破壊したアベ政治の大罪」『日刊ゲンダイ』2018年3月6日,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224518


          【 ※ 参考記事 (2)】

★ 安倍暴政の末路を象徴する2018年3月7日の
各紙の紙面 ★

=『天木直人のブログ』2018-03-07 =

 今日 2018年3月7日の新聞は歴史的なものになるに違いない。今日の各紙がひとしく,大きく報じていることは,韓国と北朝鮮が首脳会談に合意したことと,森友文書の書きかえ疑惑ゼロ回答で国会がストップしたことだ。

 前者は対北朝鮮圧力一辺倒の安倍外交の敗北であり,後者は権力私物化の安倍暴政がついに進退窮まったということである。
 
 もちろん,安倍暴政の1丁目1番地であるアベノミクスの破綻はとっくに明らかになっている。さすがの安倍暴政もお終いだ。これからは,なにをやってもうまくいかないだろう。

 それどころか,坂道を転げ落ちるように退陣に向けてまっしぐらだ。そのことを象徴する今日 2018年3月7日の新聞である。
 註記)http://kenpo9.com/archives/3370


          【 ※ 参考記事 (3)】

◇ 森友公文書偽造はやはり安倍官邸が指示か?
改ざん部分は国会答弁と連動していた ◇

=『リテラ』2018.03.07 =


 (前 略)
 問題発覚当時から,財務省が森友に異常な値引きや通常はありえない条件で土地取引をおこなったのは,名誉校長まで務めている昭恵夫人の存在に理由があることは誰の目にも明らかだった。その追及をかわすためには,取引は「適正」だったといいはるしかない。

 だが,近畿財務局の決裁文書には〈特例的〉な取引であったことが記されてしまっている。そこで官邸と財務省は,シナリオをつくって答弁の口裏合わせをし,それに沿うかたちで決裁文書の書きかえを近畿財務局に指示をした。そうとしか考えられないのだ。

 そして,だとすれば,安倍首相と官邸が改ざんに関与していないわけがない。安倍首相は改ざん疑惑について,「まったくこの話をあずかりしらないものだから答えようがない」などと他人事のふりを決めこんでいるが,森友問題の核心にいるのは安倍夫妻だ。
安倍昭恵男たちの悪巧み画像

 安倍首相は昨〔2017〕年2月17日の国会で「私や妻が関係していたということになれば,私は間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」と宣言した。その裏側で,官邸が財務省を動かし,安倍首相を守るために事実を恣意的に書きかえるという公文書の偽造まではたらき,それを国会に提出していたのだ。

 保身のために犯罪をおかし,国を歪め,国民には説明さえおこなわない。まるで不正が横行する独裁国家や中世の話のようだが,これがいま,民主主義・法治国家を名乗る日本で起こっている事態なのである。
 註記)http://lite-ra.com/2018/03/post-3847_2.html


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