In Deepさんのサイトより
https://indeep.jp/ring-of-fire-volcanoes-wakening-up-now/
<転載開始>
投稿日:
5月13日の英国エクスブレスの記事より


express.co.uk

まれに見る地質活動超活性化の時に

今日、冒頭のイギリスのエクスプレスの「キラウエア火山の噴火を受けて、カリフォルニアの複数の火山に爆発的噴火の可能性が高くなっている」という記事を読みまして、キラウエア火山がキッカケかどうかはともかく、私も、「この 10日くらいは日本も含めて、妙に地質活動が活溌だよなあ」とは思っていました。

火山の噴火、あるいは巨大な亀裂や地割れ、巨大な地崩れなどの現象が、単発で起きるならともかく、「連続」しているというようなことが事実としてあります。もちろん「それぞれ単独に起きたもので、お互いに関係などない」という考え方もあるでしょうけれど、私のように、

「地球の上の地質活動はすべてつながっている」

という考え方も、決して非合理だけとはいえない部分でもあり得るとは思います。

先ほども下のような「メキシコに巨大な亀裂が発生した」というようなことをご紹介する記事を書きました。

こういうことは、単発の事象としては起きる時には起きるでしょうけれど、しかし、妙に集中しているわけです。

たとえば、この「亀裂」や地割れという現象にしても、地震国であり火山国である日本でもこのような巨大な亀裂が頻繁に起きるということはないわけで、この事象事態がそれほど一般的なものではないということはわかります。そして、それがどうも世界で「連続」している。

そのいろいろな事例は後でご紹介するとして、冒頭の「カリフォルニアの火山噴火に対しての地質学者たちの懸念」について書かれた記事をまずご紹介させていただこうと思います。

これはアメリカでの話としてカリフォルニアが例に挙げられているだけで、「環太平洋火山帯」という意味では、日本やインドネシアなども含めて同じことになりそうです。つまり「あちこちで火山の活動が活溌化していく」ことを意味しているのかもしれません。

ここから記事をご紹介しますが、記事の中に出てくるカリフォルニア州の火山「ラッセン火山」、「ロング・バレー・カルデラ」、「シャスタ山」は下の位置にあります。

カリフォルニアで噴火が警告されている3つの火山

Google Map

この他を含めて、カリフォルニア州には 19の火山があるとされています。

では、ここから記事です。


California eruption ALERT: Pacific Ring of Fire volcanoes 'more explosive' than Hawaii
express.co.uk 2018/05/13

米国カリフォルニア州に噴火発生の警告 : 環太平洋火山帯の火山はハワイより「爆発的」だという

ハワイでキラウエア火山の噴火による被害が拡大する中、地質学者たちは、次はカリフォルニア州で爆発的な噴火が起きる可能性があると警告している

アメリカの地質学者たちは、カリフォルニアが爆発的な火山噴火の次の発生地点となる可能性があると警告しており、カリフォルニアの3つの火山が爆発する危険性が非常に高いという。

カリフォルニア州は「環太平洋火山帯(Ring of Fire)」と呼ばれている火山の密集する地帯に位置しており、科学者たちは現在、カリフォルニア州の火山噴火は、「まもなくだ」だと予測して警告している。環太平洋火山帯は、太平洋沿岸の海岸での地震と火山活動を担う。

これは、ハワイのキラウエア火山の突然の噴火に続くものとなり、早ければ、今週中にカリフォルニアにおいて爆発的噴火を起こす可能性があるという。

カリフォルニア火山観測所(CVO)は、州の 19の火山のうち 7つが非常に高い噴火のリスクにさらされていることを明らかにしている。

地質学者たちにより「非常に高い脅威」というリスクに分類された火山は、カリフォルニア州のラッセン火山、ロング・バレー・カルデラ、シャスタ山などだ。

カリフォルニア火山観測所によれば、これらのカリフォルニアの火山は、より破壊的な爆発噴火の可能性を持つ火山であるため、ハワイの火山よりも危険だという。

カリフォルニア州地質調査所のティム・マックリンク(Tim McCrink)氏は次のように説明している。

「私たちは、これらの火山の噴火はセント・ヘレンズ山の噴火のようなものになると予測しています。そして、より爆発的な噴火になるだろうと。それが起きた場合、多くの塵とガス、そして火山岩が大気中に流入することになります」

カリフォルニア火山観測所のマーガレット・マンガン博士(Dr Margaret Mangan)は次のように述べている。「カリフォルニアは地震州であるだけでなく、火山州でもあります」

アメリカの地質学者である、ブライアン・ハウスバック博士(Dr Brian Hausback)は、アメリカ CBS ニュースに以下のように述べている。

「これらの火山のうちのどれでも、仮に噴火を起こした場合、それは世界の注目を集める事象となると思われます。なぜなら、これらの地域には人口が多く、発電所などのインフラが多い。そして、この地域の航空交通量がとても高いために、影響が大きくなる可能性があるのです」

そして、「火山の噴火を止める方法はありません。近いうちにこれらの火山のうちの 1つが噴火する可能性が高いと考えられます」と述べた。


 

ここまでです。

「カリフォルニアでの火山の噴火」というのは今まであまりイメージしたことがなかったですが、ここまで地質学者たちが述べているということは、それなりに、噴火する可能性を持っているものなのかもしれません。

そういえば、日本でも、今日もまた桜島と新燃岳が続けて噴火していました。

5月14日の桜島と新燃岳の噴火

桜島

twitter.com

新燃岳

気象庁

そして、インドネシアでは、シナブン山やバリのアグン山に続いて、数日前に、メラピ山という火山が大噴火を起こし、半径 5kmに住む住民たちに避難命令が発令されたことが伝えられています。

5月11日 噴火するインドネシアのメラピ山


vk.com

ちなみに、今「噴火している」か、あるいは「噴火しそうな火山」というのは、世界で下の図ほどあります。


Ring of Fire Map

ここには海底火山は含まれていませんが、陸地の火山活動が活溌になっている時には、普通に考えれば、海底の火山活動も活溌になっているはずです。

なお、キラウエア火山のことや、最近の地質的事象のいくつかは下の記事で取りあげました。

あと、先ほどメキシコの亀裂について少しふれましたけれど、亀裂やシンクホールを含めての「大地が裂けたり、穴が開いたりする」こともとても多くなっています。

たとえば、下の記事など、いくつかで取りあげていますケニアとアフリカ大陸で連続して発生し続けている巨大な亀裂。

そして、下でご紹介しましたニュージーランドの過去最大のシンクホール……というか、これも巨大な亀裂に近いものに見えます。

さらには、環太平洋火山帯とは関係ないですが、「極地やシベリアに発生し続ける穴や亀裂」というのも気になるものでして、先月、下の記事でご紹介しています。

私も In Deep をわりと長くやっていまして、今年で創業 140年目になり(唐突にウソをついてどうする)……まあ、実際にはブログを書き始めて、どのくらいの期間が経ったのかはっきりわからなくなっていますが、いずれにしても、ある程度の期間、地球の現象をいろいろと見てきましたけれど、こんなに「集中している」のは、あまり記憶にないです。

日本で大規模な地震が発生した 2011年でさえ、こんなに顕著な地質活動が世界では「連続」してはいなかったです。

 

今後これらの活動はさらに拡大していくと私は考えていますが、しかし、それは今日明日、来月というような短いスパンではなく、数年、あるいは太陽活動など他の複合要因によって、十数年間などかけて拡大し続けていくのではないかと。

久しぶりに、エックハルト・トールという人の『ニュー・アース』という著作の序章から文章を抜粋して締めたいと思います。やはり今、地球は変化しているのだと最近さらに強く思うからです。

そこには自分の個人的な心情的が多分に加味されている部分もあるのかもしれないですけれど、それでもそう思います。

人類の集団的な意識と地球の生命は本質的につながっている。

「新しい天」とは人類の意識の変容の始まりのことで、「新しい地」とはその変容が反映される物理的な領域のことだ。人類の生命と意識は本質的には地球の生命と結びついているから、古い意識が解体すれば、それと呼応して地球の多くの場所で地理的にも気候的にも自然に大きな変化が起こる。

その一部を私たちはすでに目にしている。




<転載終了>