気象予報士Kasayanのお天気放談さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/kasayan77/archives/52093305.html
<転載開始>

台風5号最新データ・・・影響を中心に



 (1)台風の進路予想


 今日も台風5号の最新情報から。

 進路予想は最新の観測地に基づいて頻繁に更新されるもの。
 したがって、以下のURLで「最新の情報」を「コマメに」チェックしていただくことが原則。

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/jtwc.html

 ただ、今日午前3時に発表された気象庁・米軍の進路予想が一致しているのか?、言い換えれば予想が安定しているのか??ということをチェックしたので図だけご紹介。

進路予想比較180609

 「あくまで今日午前3時現在」両者がほぼ一致しているということが言えそうです。
 (2)気象庁発表のGSMモデル・・・5日連続同じ計算値(安定?)


 それでは、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、台風対策に必要な「台風の影響」に特化したチェックをしていきましょう。

 では地上の気圧配置の変化と降水域の変化の様子から。
 今日は、台風をブロックする上空の太平洋高気圧(オレンジエリア)、台風を押し流す偏西風強風帯(水色の矢印)、梅雨前線を活発化させる暖湿気の流入域(ピンクエリア)を一元化して掲載してみました。

拡大GSM10日180609
(図をクリックすると拡大します)
拡大GSM11日180609
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 梅雨前線を活発化させる台風由来の暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)の様子・・・・
 テレビの天気予報では、天気図上に赤い矢印で表現されることが多いですけど、こうやって作図すると、よりリアルに感じられますよね?

 今回、台風の北上に伴って梅雨前線を活発化させる暖湿気の強さは345K(ケルビン)。
 台風の北上に伴って、明日夜にも梅雨前線と一緒に西~東日本の太平洋側に流れ込み、太平洋沿岸中心に大雨を降らせることになるようです。

 続いて強風エリアの変化・・・地形の影響を受けにくい上空約200mの風速でまとめてみました。

台風風速180609
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風に先行して、明日夜までに西~東日本太平洋岸の梅雨前線付近で東風が強まる模様。
 早くも15m/s以上の強風が吹き始め、波も高くなると思われます。

 そして台風が関東付近に最接近する明後日・・・
 台風には反時計回りに風が吹き込みますから、本州東岸を中心に風が強まる模様。

 波が高まるのはもちろんですが・・・この風がぶつかる山岳東斜面では(湿った空気の)上昇気流が強まって、局地的に降水量が増えることが心配されます。

台風波浪180609

 これは目先明日夜までの波浪の予想

 沖縄は東岸を中心に明日午前中までが波浪のピークになる模様。
 ただ、うねりには今から注意が必要です。

 ということで・・・今日は貴重な週末の台風対策日になりそうです。
 (他国の予想は以下のURLでチェックしてくださいね)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


<転載終了>