気象予報士Kasayanのお天気放談さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/kasayan77/archives/53000538.html
<転載開始>
 昨日、長野県北東部、飯山方面に出かけたついでに飯山アメダスに立ち寄りました。

飯山アメダス190207

 昨日午後の積雪は85センチ。
 平年の積雪は106センチですから20センチも少なめ。

 豪雪を見越して地上高3メートル前後に設置してある雨量計や温度計が、物足りなさそうに佇んでいました。

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 まずは日課?の北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190207
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 これほど長時間かけてやってくるのも珍しいかも?
 -42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が10日以上もかけてサハリン付近に到着しました。

 もっとも寒気の本体は寒冷渦の西側が中心。
 シベリアには寒気の在庫?がタップリ溜まっていて、上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が寒気の第一陣?を日本付近に運び込もうとしています。

 こちらも日課?・・・向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックすると・・・

週間気温グラフ190207

 寒気の影響は「少なくとも」14日(木)まで続き・・・さらにその先まで続く可能性が高そうです。

 また、計算値が更新されるたびに西日本も3連休を中心に平年を下回る低温傾向に変化。
 「広い地域に2~3日、またはそれ以上にわたって顕著な気温の低下をもたらすような寒気が到来すること」という寒波の定義を満たすといって良いでしょう。

 では、上空の寒気・・・具体的にどのようなカタチで日本付近に流れ込み続けるのでしょうか?

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日09時から17日21時までの500hPa(上空約5500m:北半球アニメと同高度)の寒気の動向をアニメ化してみました。

500気温アニメ190207
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 -30℃以下の真冬の寒気が流れ込むのは北日本が中心。
 特に北海道には、期間中-40℃以下の寒気が断続的に流れ込み続けることが予想されていて・・・Kasayanの記憶では、-40℃以下の寒気がこれだけ長期間流れ込み続けるのは見たことがありません。

 もちろん「計算値通りに推移した場合」ですけど、北海道への影響がイメージできません。

 なお、地上の気温に直接影響する850hPa(上空約1500m)の下層寒気の動向もアニメ化してみました。

850気温アニメ190207
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 上空約5500mの-30℃以下の寒気は概ね北陸以北で南下と北上を繰り返していましたが、上空約1500m -5℃以下の寒気(概ね平地で雪の目安)は東日本の太平洋沿岸付近でで南下と北上を繰り返すことが予想されています。

 上空の寒気の影響は北日本中心でも下層の寒気の影響は「少なくとも」東日本まで(期間中の一時期は西日本にも影響)。
 先の北米大陸の寒波と同様、この冬の寒波は下層寒気がカギを握っているようです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



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