東海アマブログさんのサイトより
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-681.html
<転載開始>
 軍人にとって、兵器は軍全体の強さの象徴であり、自分たちの守護神として、頼もしく思うものだ。だから、巨大な兵器群が目の前にあるだけで、興奮し、かつ安心するのである。

 どの国の軍隊も、世界を圧倒する兵器を持ちたがる。大きな大砲、大量の航空機、そして馬鹿でかい戦艦、「大きいことはいいことだ」と、どんどんコケオドシの兵器群を増強してゆく。
 これは、とりわけ儒教思想の強い東洋全体に著しい価値観でもあり、いわば、見栄とメンツの軍事史観といってもいいだろう。

 中国や北朝鮮を見ても、その軍事力は、人々を圧倒する巨大至上主義であり、戦争を起こさない努力より、他人を威圧することだけに主眼が置かれている。
 司令官たちは、きらびやかな軍服に身を包み、勲章をたくさんぶら下げて、互いに愚かな威を競い合っている。
 これは「孫子の兵法」でも、綿密な準備よりもコケオドシの見栄を重視ししてはならないと戒められている軽薄な発想である。

 戦前の日本でも、「大砲巨艦主義」が日本軍の基礎的な価値観・思想であり、日清日露戦争で、戦艦によって勝利したという優越感が、逆トラウマとなって、軍司令部の思想を拘泥させ、戦争の大局観、戦略を見誤ったという根底的な批判に晒されている。
 軍人たちは、戦艦大和・武蔵・長門を最前線に出し、その巨大な艦砲射撃の威力によって戦況を決すべしと、軍事的妄想から一歩も抜け出せない者が多かった。
 みんなコケオドシばかりが大好きだったのだ。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%89%A6%E5%B7%A8%E7%A0%B2%E4%B8%BB%E7%BE%A9
 ところが、彼らの頼みの綱の巨大戦艦は、いずれも最前線に出る前に、数千の将兵とともに海の底に沈没してしまって、戦争の役には立たなかった。
 それは、戦争が、大砲巨艦主義から、航空戦に変化している事情を、司令部が読み違えていたからであり、本来、空軍を独立させ、主力部隊として整備されねばならないのに、旧日本軍では、空軍は、陸海軍の付属、補完部隊としてしか認識されていなかったのである。

 したがって、日本では航空戦への認識が薄く、独立した空軍として人材や予算が配置されずに、とりわけ海軍では、大砲巨艦主義に拘泥する司令部によって、ゼロ戦などの優秀な兵器が軽視され、そのことが第二次世界大戦での悲惨な敗戦につながったとの指摘が多い。

 21世紀になって、戦前の兵器革命であった航空攻撃機に匹敵するか、それ以上の革命的な戦力の変化が現れた。
 いわば、戦争そのものの大局観・全体像を根底から考え直さなければならないほど、革命的な変化が訪れている。

 それはAIコンピュータの進化であり、ドローンの登場であった。
 ドローンが戦争の主力になるほどの革命的進化を遂げたのは、この数年のことだが、それを世界で、もっとも重視し、進化させているのは中国軍であるらしい。
 中国では軍組織が上から下まで腐敗し、もはや軍として機能していないともいわれる。戦場に送り出しても、兵器の管理さえできない(トップが秘密裏に売り飛ばして私腹を肥やしてしまっているから)、いわば日露戦争当時の腐敗したロシア軍よりも、もう一桁ひどい状況であるようだ。

 そこで、軍を管轄する共産党指導部は、腐敗しきった軍に頼るより、AIコンピュータの最新技術に頼った方が有利だと考えた。
 民間では、ドローンが劇的に発達し、日米欧のような社会生活上の規制も必要がないので、これを軍事用に転用し、戦場の主力として利用することを考えたのだ。

 軍は腐敗していても、民間の軍需産業は、世界との苛烈な競争を繰り返すなかで、ファーウェイのようなシビアな実力を身につけるようになっていたから、たちまち、中国は世界最先端のAI兵器を多数開発するようになった。

 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10294.php

 https://viva-drone.com/chinese-drone-caihong-wurenji/

 https://dronenews-japan.com/news/wa2018121321/

 ドローンとは?
 実は、ドローンは第二次世界大戦時に、軍事用としてアメリカで開発が始まったといわれているが、なぜか、開発者や初期のシステムなどの情報は秘匿されている。
 https://dronenews-japan.com/column/wa201711182/

 民生用ドローンの開発は、実は日本が先進国で、農業用や測量用に、たくさんのミニヘリコプターが開発され、市販されていた。
 その性能は世界の最先端をいっていて、外国の広大なプランテーションで、日本製(ヤマハ製)の農薬散布機が相当数利用されている。
 またホビー用ミニチュアヘリも、日本でたくさん開発され世界に出回っている。
 今の4発動力式のドローンになって、日本は遅れを取り、中国が、その安さで世界の市場を独占しつつあるともいわれる。

 https://diamond.jp/articles/-/189769

 https://dronenews-japan.com/news/wa201801062/

 日本の販売店では、1万円から50万円程度まで、よりどりみどりで購入できるが、10万円以下の安いものは、大半が中国製で、その性能は、今や日本製に引けを取らないといわれる。
 https://www.drone-station.net/

 軍事用先端兵器の大御所、アメリカでは、安価なドローンでも、軽機関銃を搭載して、カメラと組み合わせて、大きな殺傷能力を持ったものが開発されている。
 また、化学兵器に類する攻撃手段を持ったドローンも、たくさん作られているといわれる。

 ドローンは、とりわけ中国製ドローンは、驚くほど安価なので、子供の小遣いでも購入可能であり、その性能は、もし何らかの攻撃武器を搭載したなら、熟練兵士数名分よりも大きいといわれる。
 したがって、最前線での戦闘は、もはやドローンに特化してゆくことは確実である。

 そこで、現代の戦闘は、旧来のイメージにおける兵器は、まるで無意味なものになりつつあり、偵察も銃撃も爆弾投下も、すべてドローンの役割になっている。
 こうなると、ライフルの達人より、ゲームの達人が、戦闘の主力になるわけだ。もうシモヘイヘはいらない。

 と、思われているのだが、しかし待てよ!

 この世界では、森羅万象、ありとあらゆるものに共通する法則があって、一つの能力が特化して上昇すれば、必ず、その反作用が起きるということだ。
 例えば、ドローン戦闘が主流になれば、最前線を嫌う兵士ばかりになってゆくだろうし、旧来の戦闘より、ゲーム能力を買われる時代になれば、筋骨逞しい兵士も必要とされなくなる。
 だが、それは、ドローンが正常に、想定通りに作動すればという仮定の話であって、現実は、そんなに甘くない。
 
 まず、ドローンには、決定的で致命的弱点があることを知るべきだ。それは、電波を使って操縦しているということであり、仮に、操縦がAIによる自動化であったとしても、ドローン内部は、コンピューターチップとIC回路の山なのだ。
 ということは、インターフェア(妨害電磁波)に影響を受けることを意味していて、どれほど金属で覆って外部電波を防いでも、電磁波インターフェアを完全に防げる機能はありえない。

 例えば、中国軍のドローンが何千機も日本の市街地に押し寄せ、市民を片っ端から銃撃しはじめたとしても、EMPシステムによる電磁波バーストを起こせば、それらのドローンは、一瞬にして破壊され、地面に墜落することになる。

 https://gigazine.net/news/20161013-diy-electromagnetic-pulse-generator/

 https://sabage-archive.com/blog/archives/18655

 EMP発生装置など、そんなに難しい仕組みではない。巨大な電圧を発生させる回路を地表に設置し、数十万ボルトのパルス電流を使って磁気パルスを発生させれば、数キロメートルの範囲の電子機器は、その場でサージ電流によって破壊される。
 ドローンの制御は不能になり、地表のスマホをはじめとする、あらゆるIC回路も破壊される。コイルやコンデンサが焼き切れてしまうので、修復は容易ではない。

 つまり、ドローンというのは、みんなが思っているほど恐ろしい兵器ではない。これが万能であって、新しい革命的戦術であると考えるのは間違っている。
 それどころか、EMP発生器という仕掛けさえあれば、一瞬にして撃退可能なのである。中国は、金儲け優先なので、攻撃能力ばかり売り込んで、そうした致命的弱点に一切触れていないので、実戦ともなれば、米軍はEMP発生器を配備するに決まっている。

 となると、やはり、現場の戦闘の最後の切り札は、肉弾戦しかありえないということになる。
 というより、孫子が繰り返し指摘しているように「戦わずして勝つ」、つまり、戦争を起こさない事前の努力と、あらゆる事態を想定して、対策を完備することに尽きるということになる。

 現在、EMP核爆弾を配備しているのは、アメリカ・中国・ロシア・北朝鮮であるといわれる。とりわけ北朝鮮は、戦争の初期に、EMP爆弾を高度数百キロで用いる可能性が極めて強い。
 これをやられると、仮に群馬県上空300Km程度で、500Kトン程度の核爆発を起こせば、死者は出ないが、日本中のすべての電気、電子インフラが壊滅してしまうのである。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-411.html

 米軍の試算によれば、EMP投下によってインフラを破壊された地域では、3年後までに9割の人口が死滅するといわれる。
 今は、生活インフラの、ほぼ全部にコンピュータチップ・IC回路が使われ、水もガスも電気も、一切使用不能になるのだから、タダではすまないだろう。

 そこで、上の全体を総括して、私が言いたいことは、人間は機械に支配される存在であってはいけない。人は生身で生きていて、地球という大自然のなかに生かされているのである。
 少なくとも100年前まで、誰も電子回路に依存した生活などしていなかった。薪を燃して、囲炉裏や竈で煮炊きし、井戸から水を汲み、芋や蕎麦など作物を作って食べ、ランプの明かりで生活していた。
 誰も、インフラに依存して生活していなかった。EMP爆弾が爆発しようと、別に何も影響のない生活をしていたのだ。

 だから、戦争になってドローンが押し寄せてきて、それを撃退するために生活インフラが使えなくなっても、100年前のライフスタイルに戻れば、どおってことはない。
 再び、地球という自然に感謝する生活に戻るだけのことなのだ。

 トランプは、これまでの核戦略の基本である「他国への威嚇」としての核保有を脱して、「使える核兵器」を掲げて開発すると言い出した。
 https://diamond.jp/articles/-/162425

 どういうことかというと、ドローンに核弾頭を搭載して攻撃するというのだ。
 実は、核爆弾は、広島長崎では1トン近くの質量が必要だったが、今では、高度圧縮装置により中性子密度を極限に高める技術が開発され、わずか1Kg=ゴルフボールほどのプルトニウム239があれば製造可能になっている。

 もちろん、ドローンに搭載可能であって、これを使われると、EMP装置を可動させる前に、地域が壊滅してしまう。究極の悪魔兵器といっていいだろう。
 私は、この種の人間に対する愛情のカケラも存在しない、トランプの人間性から、それを実現する可能性が極めて高い、そして実際にそれを使う命令を発するとしたら、トランプ以外ありえないと考えている。

 トランプは、駆け引き(ディール)の人であるとともに、有言実行の人でもある。
 メキシコの壁のように、しつこく実現を迫るだろう。
 しかし、これにより、人類の生存条件は最終段階に達し、滅亡を目前に迎えることになる。
 こんな攻撃を受けたなら、中国もロシアも北朝鮮も報復攻撃に走らないはずがない。
 だから、世界は核戦争の戦乱にたたき込まれることになる。それが実現する前に、世界はトランプを退場させるだろうと、私は予想している。
 

<転載終了>