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November 06, 2008

●母の物語「おからご飯」

母が亡くなった。
85歳。
ひとりで静かに。

ご飯を食べていた途中とのこと。
食卓に母の得意な「おからご飯」が少しだけ残っていた。
母の得意料理。
私もずいぶん食べた。
おからをごま油で炒めて
人参、大根、お揚げをいける。
そして、山椒の実。
これが母のワザ。

それを食べている途中だったらしい。
18年も前に亡くなった父の湯飲みにもお茶が入っていた。
まるで笑っているような顔をしていた。
「あらあら、死んじゃったよ」と、母の声が聞こえた。

父が亡くなってからず〜っとひとり。
「ごめんね。母さん」。
それが私の最初の言葉。

静岡から送った食材がきれいに整理されていた。
少しずつ食べていたようだ。
冷蔵庫にも几帳面な母の性格通りひとり分ずつに小分けした
美味しそうな食材があった。

頂きたい。
母の人生を。
そう思った。
庭の柿が色を付け始めていた。
母の人生を喜ぶように。


November 05, 2008

●彼の物語「紅茶とレモン」

初めて入った彼の部屋。
意外にも片付けられていてすがすがしい風が入ってきている。
紅茶を入れてくれた。
レモンの皮が適度にむかれていて
それをスライスしてあるので新鮮な感じ。
イイかも。
こんな彼ってイイかもね。
そう思った初秋の日曜日。


October 28, 2008

●言葉の物語「すがすがし素風」・・・・・高橋尚子。

「台風が過ぎたあとのすがすがしい風が吹いています」
・・・・・・・・・・高橋尚子(マラソンランナー・メダリスト)

引退記者会見が終わり引き下がろうとするときに
記者より「Qちゃん。お疲れ様」の声がかかる。
潤んだ目で振り返った高橋尚子。
手を振って去っていった。


October 27, 2008

●父の物語「動かない父」

疲れ切って帰ってきた父が
コタツに入るやいなや動かなくなった。
寝息から1日の疲れを感じた。
父。52歳。そろそろ窓際族なのに
出先の清掃事業部に異動。
事務系出身なのに
現場に出ている。
とまどう父の姿を想う。


October 22, 2008

●言葉の物語「夢をすてないで」・・・・・ビートたけし。

「夢をすてたと言わないで。他にあてなき2人なのに」
・・・・・・・ビートたけし(浅草キッドの歌の中で)。


October 21, 2008

●言葉の物語「小さな花の種」・・・・・イルカ。

「小さな花の種。『はるじょおん』と『ひめじょおん』」
・・・・・・・・・・イルカ(歌手・夫、神部和夫さんの死を乗り越えたときの言葉)。



October 20, 2008

●心の物語「揺れに揺れて」

ひとつのことで心が揺れる。
揺れに揺れて大海の小舟。
必死に帆を操りながら
海が穏やかになるまで
頑張り通す。



October 19, 2008

●仕事の物語「裏切り」

人は裏切りをするけれど
仕事は人を裏切らない。
これ事実。


October 18, 2008

●家族の物語「産声」

家族が一人増えた。
産声と友に。
母はそわそわとし、
父はバタバタとしている。
父親となる弟は
じっとして動かない。
ひとつの幸せを授かった。


October 17, 2008

●弟の物語「姉ちゃん・・・」

この頃、弟が弱気だ。
元気づけているものの、
将来の展望が見えずに悩んでいるらしい。
「将来なんて、誰もが見えないのに」
そう、私は思っている。


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October 16, 2008

●家族の物語「笑い声」

久しぶりに家族が集まった。
しかも子たちが多くなって。
母はニコニコと笑顔。
父もニコニコと笑顔。
そして笑い声が家にあふれた。
ひとつの幸せに違いない。


October 15, 2008

●旅の物語「知らせ」

20年ぶりの旅行だと聞いて驚いた。
父と母の2人旅。
宿から電話。
「美味しいご飯だよ。申し訳ないね」と母。
秋の景観が2人を楽しませてくれているのに違いない。


October 14, 2008

●愛の物語「自然と」

勢いよく燃えた関係ではないのに
自然と好きになり、当たり前のように大切な関係になった。
2人を夕焼けが包むとき
巡り会って良かったと心に思う。


October 13, 2008

●言葉の物語「生きていかなければ」・・・・・峰岸徹。

「とにかく生きていかなければ、
まだ子供たちが高校生ですから」
・・・・・・・・・・峰岸 徹(俳優)。


October 12, 2008

●育み物語「全てを支配」

生まれたての子供が
私たちの生活の全てを支配する。
そんな幸せ。
いいかも。


October 11, 2008

●涙の物語「ひとつぶ」

ひとつぶだけど
とても熱い涙が出た。


October 10, 2008

●言葉の物語「ママ」・・・・・各務宗太郎。

9年間闘病した宗太郎君の最後の言葉。
「ママ。ありがとう」
・・・・・・・・・各務宗太郎(NY時間9月28日午後1時42分に亡くなりました)。



October 09, 2008

●言葉の物語「がんばって」・・・・・松井秀喜。

各務宗太郎君にあげた色紙より。
「病気に負けず頑張ってください」
・・・・・・・・・・松井秀喜(宗太郎君と同じ病院で治療・米国リーグプロ野球選手)。


October 08, 2008

●言葉の物語「のりしろ人生」・・・・・益川敏英。

「のりしろの多い人生を生きています」
・・・・・・・・・・益川敏英(ノーベル物理学賞 受賞が決定・京都産業大学教授)。


October 07, 2008

●言葉の物語「死ぬときまで」・・・・・ロッキー青木

「人生、死ぬまで挑戦」
・・・・・・・・・・故 ロッキー青木(元ベニハナ創業者・オーナー)


October 06, 2008

●夫の物語「ため息」

夫がため息をひとつ。
深いため息をひとつ。


October 05, 2008

●父の物語「坂道」

父が坂道を自転車であがっている。
途中でおりて押しながら。
そのそばをタクシーで追い越してしまった自分。
何様だと思っているのだろう。
父の汗が、
父の涙が、
父の心が。
夕立と共に感じられた。


October 04, 2008

●命の物語「がん宣告・願い」

前立腺と宣告されたが、
5年だけ命をもらいたいと神に祈った。
それだけで後始末ができる。
5年だけ命が欲しい。
心から願った。


October 03, 2008

●命の物語「がん宣告」

血液検査の結果、
前立腺の可能性が高いとのこと。
何気なく、医師から出た「がん宣告」。
こんなものかと驚きながら
一人でおびえる。


October 02, 2008

●恋の物語「予感」

何となく予感。
恋の予感。
実るように心に願う。


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October 01, 2008

●父の物語「資産」

父の会社と父がめざしているものが
実は大変な価値のあることだということに気がついたのは
最近になってからだ。
それだけ自分が未熟だったのだろうと思う。
無念に近い思いだ。


August 08, 2008

●会社の物語「残業」

全員が残業をしている。
そうしなければライバル会社に負ける。
負けたくないし
会社の安定のため
今日も頑張る。
父は「当たり前だ。頑張れ。仕事は裏切らない」と。
そうかな〜と思いながらも午後8時。



August 06, 2008

●笑顔同封物語「わだかまり」

笑顔でご挨拶したら
長く続いてたわだかまりが
熔けていった。


August 05, 2008

●友の物語「悲痛な知らせ」

悲痛な知らせが来た。
親友の死だった。
まだ20代なのに。


August 04, 2008

●彼の物語「発熱」

熱を出していたらドアの外で音がする。
出てみたら誰もいない。
でも果物の入った袋がかけられていた。
まだお茶を飲む程度の彼。
でもいいかも。


August 03, 2008

●夢の物語「小さな」

いつからか夢までが小さくなった。

August 02, 2008

●手紙の物語「出産した娘から」

無事に出産して男の子だと娘から電話。
元気だから来なくていいと娘。
その言葉の言い方に複雑な理由を感じて
「そうかい。そうかい。元気なら良いんだよ」と答える。


August 01, 2008

●父の物語「祈り」

神社でひたすら祈る父を見た。
頭を垂れて祈り続ける父を見た。



July 23, 2008

●母の物語「実家ぢ膵さん」

母の計らいで小さな子供部屋を作ることになった。
朝からトンかんトンかんと大工さんの音。
少しずつ、古い納屋が子供部屋に変わっていく。
はしゃぐ子たち。
ニコニコと母。
私はゆっくりとした時の流れに身を任す。
自分には幸せは来なくていい。
でも安らかな日々は欲しい。
そう思った。
母がコンと咳をした。


July 22, 2008

●母の物語「実家D構」

長女は夫とのことを全て知っている。
喧嘩が続き、
夫が留守がちになり、
どこかに泊まる家ができ、
入園式にも来なかった。

「おばあちゃんのところに行こうね」と、
夫が荷物を取り去っていったとき
長女は大粒の涙を流して
私に言った。

「田舎でお友達ができるといいなあ」
そんなことを言いながら実家まで来た。

朝が来て寝顔を見ると元気そう。
母が大根の味噌汁を作っている。
母の得意料理。

おはよう。
起きた長女に挨拶すると
「ママ。絵里香は大丈夫だよ。ここで暮らせるよ」と。
たった五歳の長女。
それなりに苦しんでいたのだと抱きしめる。

風が心地よう。
山からの風が
私の苦しみを吹き飛ばしてくれる。


July 21, 2008

●母の物語「実家⇒漆」

母と子供2人と私で
母の畑に出た。
トマト、茄子、葉物を収穫。
子供たちは喜び勇んで井戸で洗う。

母は私に「横になっておいで」と。
言葉に甘えて母の手料理を期待する。
いつも3人の夕食だった。
今日は母を含めて4人。
と、思ったら父の陰膳があり5人分。
なくなって三回忌が過ぎたのに陰膳が続いている。
そんな夫婦。
ふとうらやましく思う。

茄子は油で炒め味噌味に。
トマトは軽く塩をふってそのまま。
母の漬け物は5種類。
メインは野菜焼き。
7種類の野菜を焼いて食べる。

子供たちは野性味あふれる野菜焼きに感動して
おじやを三杯もおかわりした。
夜が静かに深けていき
家を出て最初の1日が終わる。
「これでいいのね」と、自分に言い聞かせる。



July 20, 2008

●母の物語「実家‥甜屬鮠茲蠏僂い如

「おばあちゃんのところに行くよ」と、
子供たちに言って
2人の子供と3人で
新幹線と電車を乗り継いでやっと実家に。

山間にある実家。
今は母が一人で守っている。
玄関を開けると母も待っていて
「お帰りだよ。力を合わせれば食べてけるよ」と、母が言う。

その言葉に私は大粒の涙。
両親の反対を押しきっての結婚だった。
母は「さみしい結婚だね・・・」と、つぶやいていた。
それから5年。
父は亡くなるときに最後まで心配していたという。

「離れを改装して子供たちを呼べばいい。
贅沢しなければ生きていける」

それが父の最後の言葉だったという。
時が流れて、涙が流れて、
3人で帰ってきましたと亡き父に報告。
「うんうん」と、写真の父がうなづいた。



July 19, 2008

●育み物語「育てたつもりが・・・」

育てたつもりが
育てられ。


July 18, 2008

●言葉の物語「悔いが残る」・・・・・野茂英雄。

「悔いが残る。気持ちはあるが、まわりに迷惑をかけるだけ」
・・・・・・・・・・野茂英雄(メジャー・プロ野球選手)


July 17, 2008

●言葉の物語「リベンジ」・・・・・山本モナ。

「私は私にリベンジするの」
・・・・・・・・・・山本モナ(フリーアナウンサー)。


July 16, 2008

●言葉の物語「陣地探し」・・・・・薬丸裕英。

「自分はどこに行けばいいのかという陣地探しに
すごく時間がかかりましたし、遠回りをしました」
・・・・・・・・・・薬丸裕英(タレント)。


July 10, 2008

●言葉の物語「授かったので」・・・・・MEGUMI。

「赤ちゃんを授かったので、本日入籍しました」
・・・・・・・・・・MEGUMI(タレント)。


July 05, 2008

●夫の物語「寝汗」

この頃、夫の寝汗が多い。
仕事が原因なのかしら。
それとも健康かしら。
ふとよぎる嫌な予感。


July 04, 2008

●心の物語「ブス」

心のブスにならないようにしなければと思うコトしきり。

July 03, 2008

●仕事の物語「裏切り」

仕事は女性を裏切らない。
そんなことがやっと理解できた。


July 02, 2008

●涙の物語「片目から」

彼がいる方の目からだけ
涙がこぼれる私。



July 01, 2008

●旅の物語「巡り会った母と娘」

田舎の片隅で
二人して
静かに生きていた。


June 30, 2008

●家族の物語「知らせ」

嫁いだ娘。
何となく体調がすぐれないらしい。
ニンニクの醤油漬けでも送ろうと夫。
悩む私。
小さな瓶に1週間分だけ送ってみることにする。
そわそわ。


June 29, 2008

●母の物語「小さな葬儀」

誰にも言わず、静かに母の葬儀を終える。
台所で過ごした母の人生にふさわしいように
写真はエプロン姿のものを選んだ。
聞きつけて来てくれた人々に感謝して
それなりに良い葬儀だった。
ぽっりと空白。
1999年からの闘病生活だった。


June 28, 2008

●弟の物語「結婚」

引っ込み思案で
おくての弟。
やっと結婚。
両親を亡くした私たち。
親代わりを追えて
ホッとする。


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アクセス御礼
「元気の出るスープモバイル版(携帯版)」に多くの皆様のアクセスが続いています。厚く御礼申し上げます。5月13日には5965人の方のアクセスをいただきました。これからもよろしくお願いいたします。
元気の出るスープのコンセプト
ここに、いくつかの言葉があります。いくつかの物語があります。いずれも女性たちが創り上げたドラマです。この言葉の中に幸せへのエッセンスがあります。