2012年10月

【ニュース】原発ゼロの会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121015-00000005-asahi-pol

脱原発候補、認定マーク 超党派議員呼びかけ

朝日新聞デジタル 10月15日(月)6時47分配信

脱原発候補、認定マーク 超党派議員呼びかけ

倉本氏発案の原発ゼロマーク

 【南彰】脱原発を訴える超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」が、次の衆院選や参院選で脱原発に賛同する立候補予定者を募っている。脚本家の倉本聰さんの発案でロゴマークも作製。このマークを掲げて選挙を戦い、国会勢力の過半数確保をめざすという。

 ロゴマークは「原発ゼロの会」に賛同した倉本さんがクラゲをあしらうことを提案。関西電力大飯原発の取水口付近にクラゲが大量発生して出力を一時低下させたことから、「原発再稼働を阻止せんとする自然界の抗議デモと感じた」という。デザインは福島県内の小中学生から公募し、小学4年生の作品が選ばれた。

朝日新聞社

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■原発ゼロの会
http://genpatsuzero.sblo.jp/

【ニュース】内部被ばく

原発ゼロをチャラにした政府民主党も、原発推進まっしぐらの野党自民党も、
311後に、懲りもせず「安全神話」。
そして、わざわざ「ふくしま集団疎開裁判」の日に掲載するメディア。
あ~ぁ

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「福島・南相馬 食料出荷管理で内部被ばく抑制」/東京新聞 2012年10月1日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2012100102000148.html

 
写真

 福島第一原発事故で不安が一気に拡大した放射線被ばく。幸いなことに、福島県の被災地での地道な調査で、住民生活での内部被ばくは当初の想定よりずっと少なく、健康に影響を与えるレベルではないことが分かった。被ばくを避けるノウハウも蓄積。福島の人々の経験は、放射性物質のリスクと賢く向き合う大切さを伝えている。 (林勝)

 「ここで安心して暮らすため、検査を受けに来ました」。福島第一原発から二十数キロ。福島県南相馬市内に住む女性(63)は、南相馬市立総合病院で体内に取り込まれた放射性物質の量を測るホールボディーカウンターの検査を受けた。この地域を支援する医療関係者らの尽力や善意の寄付によって、検査は昨年九月に始まり、これまで延べ約一万人に実施。データが増えるとともに、内部被ばくの実情が明らかになってきた。

 最大の成果は、被ばくが予想以上に少ないことを直接明らかにした点だ。事故の深刻さで同じ「レベル7」とされる旧ソ連・チェルノブイリ原発(現・ウクライナ)事故現場近くの汚染地域の住民の平均的な被ばくと比べ、南相馬市で検出される値は多くて十分の一、ほとんどが百分の一以下だった。検出率も三割程度。「最初は計算を間違ったと思ったほど」と、検査に携わってきた東京大医科学研究所の坪倉正治医師は語る。

 坪倉さんはチェルノブイリ事故後の対策を学ぶため、昨年十一月にウクライナの汚染地域を調査。そこでは自家栽培の野菜など放射能検査をしていない食物を恒常的に食べていたことが、大量被ばくの主な原因だったという。これに対し福島では市場に出回る食料の管理が徹底され、地域内の食料自給率が小さかったこともあり、被ばくを少なくしたとみられる。

 従来、注意喚起されていた被ばくにつながる行動も、検査で裏付けられた。比較的大きな値が検出された家族の食生活を調査すると、汚染地域の木で栽培したシイタケを食べたり、自分で採ってきた山菜やキノコなどを検査せずに食べたりしていた。それでも深刻な値ではなく、最高値を示した七十代男性でも、自然から受ける年間被ばく量を下回る程度だった。

 坪倉さんは「福島の住民の被ばく量は、他の地域の人とほとんど変わらないほど低レベル。それをなくすため、大変な努力がなされている」と訴える。根拠のない福島への偏見や風評に対抗するには、地道なデータの蓄積が必要と考えている。

 今後の課題は検査を継続しながら、住民の意識を保つこと。原発事故による放射性物質は時間とともに減るが、長い年月がかかるからだ。チェルノブイリの影響を受けた旧ソ連のベラルーシでは、事故から十年以上たってから、住民の内部被ばくが大幅に上昇したという報告もある。

 復興過程で野外活動や農業の再開など、住民は以前の生活を取り戻していく。坪倉さんは「そこで何が被ばくにつながるのか検査で明らかにし、一つ一つつぶしていくことが重要。その実績やデータが最終的に子どもたちの未来の健康を守るはずだ」と力を込める。

 三カ月前に南相馬で出産した女性(31)は、母乳で赤ちゃんを安心して育てるため検査を受けた。「不安も多いが、子どもを守るため放射能のことを学びたい」と話した。

<ベクレルとシーベルト> 放射能の量や影響を表す単位は複数あるが、内部被ばくの対策をするには、体内に現時点でどれほどの放射性物質が存在するかを直接示すベクレル表示が適している。一方のシーベルトは、被ばくでどれだけダメージを受けた可能性があるかを示す。ただ、どんな条件で放射線を受けたのかを仮定して計算するため、計算方法で値が大きく異なり、被ばく対策の比較検討が難しい。福島県も内部被ばくを調査しているが、「1ミリシーベルト以下」と結果を公表するだけで、第三者評価を難しくさせている。

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