人類の起源を探る

共同体社会と人類婚姻史(リンク)より

チンパンジーと比較した人類の特徴のひとつに「犬歯の縮小」が上げられる。なぜ、人類の犬歯は小さくなったのだろうか? それは、犬歯を使わなくなったからだ。使わなくなったということは、昔は使っていたということだ。

★それでは、犬歯はいったい何使っていたのだろうか。

チンパンジーをを見ると、確かにオスには大きな犬歯がある。いわゆる牙だ。これはオス同士の争いに使われている。口を開けて牙を見せるというディスプレイだけで済むこともあるが、実際にこの牙を使って闘うこともある。
チンパンジーは主に果実を食べるが、年や季節によっては果実が少なくなることがある。そういう不安定な果実をめぐって、群れ同士で争いが起きることがある。

また、チンパンジーは多夫多妻的な群れを作ることが知られている。その際、群れの中でメスをめぐる争いが起きる。群れ同士でも群れの中でも、オス同士の闘いは激しく、ときには相手を殺してしまうこともある。このときに使われるの犬歯、つまり牙である。ところが人類には、この牙がないのである。

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ホモサピエンスが生き残った理由は「頭が良かったから」ではない!?『絶滅の人類史』著者に聞く(リンク)より転載

700万年に及ぶ人類史。私たちホモ・サピエンスは現在も存続していますが、その700年の歴史は、ホモ・サピエンス以外の人類に視点を移せば、“絶滅の歴史”ということもできます。

『サピエンス全史』のヒットにより、多くの人の関心を集めるところとなった〈人類の歴史〉と〈私たちのこれから〉。今回は、著書『絶滅の人類史』で「ホモ・サピエンスはネアンデルタール人よりも頭が良かったから生き残った」という従来の常識を覆した分子古生物学者の更科功さんに、その真意をお聞きしました。

■運命は種の優劣では決まらない
――ホモ・サピエンスの台頭とともに、ネアンデルタール人などの人類は絶滅していきました。ホモ・サピエンスがほかの人類を滅ぼした、ということでしょうか。

ホモ・サピエンスがネアンデルタール人を殺した、という説は従来から唱えられてきました。しかし、これは誤りであると私は考えています。

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ネアンデルタール人、火起こしの方法を知っていた 研究
仏パリの博物館に展示されたネアンデルタール人の頭部の模型(2018年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / STEPHANE DE SAKUTIN
【7月20日 AFP】旧人類ネアンデルタール(Neanderthal)人は石を打ち合わせて火花を飛ばし、火を起こす方法を知っていたとする研究論文が19日、発表された。フランスの遺跡で発見された5万年前の道具の分析に基づく研究結果だという。

 ネアンデルタール人が火を使用していたことはすでに知られていた。その火をめぐっては落雷や火山噴火などの自然の原因で生じたとの見方が大半だが、彼らが火を起こす方法を実際に知っていたのではと推測する見方もある。

 英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に論文を発表した研究チームが主張しているのは、この後者の方だ。「ネアンデルタール人による、習慣的で意図的な火の生成を示す初の直接的な遺物の証拠をここに提示する」と、研究チームは論文に記している。

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