人類の起源を探る

下記,リンクより引用

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哺乳類のことを「けもの」「けだもの」ともいうが,これは「毛のもの」の意味だ。身体が毛で覆われているのは,哺乳類の特徴といっていい。ところが,私たち人間の皮膚は,ほとんどむき出しの状態だ。霊長類のなかで,毛皮がないのはヒトだけだ。なぜ,いつから,私たちは体毛を失ったのだろう。

 体毛には保温効果や,紫外線などから皮膚を守る役目があるが,例えばクジラやイルカのなどはやはり体毛がない。水生哺乳類では,毛をなくすことで水の抵抗が減り,水中でのすばやい動きや長距離遊泳が可能になるというメリットがある。ゾウやサイも体毛がほとんどないが,暑い地域にすむ大型哺乳類の場合,むしろ体温が上がりすぎる危険が常につきまとうので,毛皮はむしろ邪魔になる(氷河期のマンモスや毛サイには毛皮があった)。

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以下引用
(リンク)
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ターニャ・スミス氏は、まるで本を読むように歯を読む。 
歯を構成する各層には、食べものから病気まで、さまざまな情報が刻まれている。オーストラリア、グリフィス大学の自然人類学者であるスミス氏は、15年以上をかけて歯の化学的性質と物理的構造を調べてきた。しかし、環境が変化したときに、それらがどうなるのかについては、長いこと取り組んでこなかった。 
「人類の起源を研究している人々は、かなり前から、気候変動や気象が不安定になった期間が人類の進化に重要な役割を果たしていると考えています」とスミス氏は言う。しかし、氷床コアや花粉の記録など、当時の気候を知る手立てからは、個体にどんな影響があったかを検討するほど短期間の変動はわからない。 
今、その状況が変わりつつある。10月31日付けの科学誌「Science Advances」に発表された研究によって、約25万年前に現在のフランス南部にあたる場所で暮らしていたネアンデルタール人の幼年期の様子が、かつてないほど詳しく描きだされた。歯の化学的性質を分析することで、彼らが環境に対処するために、多くの難題に直面していたことが明らかになった。ネアンデルタール人たちは、厳しい冬や鉛汚染を経験し、季節によって変化する資源に依存した生活を送っていたようだ。 

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人類はアフリカの単一集団から進化した──。長年定説だったこの考えが、近年の研究で覆された。2018年7月、新たに発表された論文によると、人類は初期からアフリカ全土に散らばって生活しており、石器などの道具をそれぞれ独自に発明していたという。

以下(リンク)より引用

●多様性を育んだのは「隔絶」
オックスフォード大学率いる研究チームは骨や化石、遺伝子に関する研究を組み合わせ、さらにアフリカ大陸の長期にわたる気候と生息環境を詳細に構築し直した。

現在は過酷な環境であるサハラ砂漠といった地域の一部も、かつては湿った緑地で湖や川が散在し、多くの野生動物が生息していたという。一方、現在は高湿で緑が多い熱帯地域であっても、昔は乾燥した不毛の土地だった場所もある。

研究者たちはこうした情報をもとに、過去30万年にわたる人類の進化の全体像を新たに描きなおした。データを組み合わせることによって、われわれの祖先はアフリカ全土に分散していたことがわかったのだ。

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