人類が弱者でありながら奇跡的に生き延びることができたのも、ホモ・サピエンスがネアンデルタール人より優っていた点も、「共認機能→探求(追求)機能→観念機能」であることが明らかになってきている。
脳サイズより社会性が要因か?!
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以前のネアンデルタール人の野蛮で知能が高くなかった、だから絶滅したといった推論は違うということが研究が進むにつれわかってきました。明らかに脳サイズは現代ヒトとそれにつながるクロマニヨン人と比べ1400cc越えでかなりビッグサイズ、特に視覚をつかさどる後頭葉(後ろ頭)の出っ張りが際立ちます。
最大のネアンデルタール人絶滅の要因はその社会性にあったようです。サピエンスはどんどん新たな石器を開発(高度な遠方からでも確実に獲物を仕留める技術)していきましたが、ネアンデルタール人は20万年もの間ほど同じ石器のまま(至近距離で獲物を仕留めるか失敗すれば自分の命を落とす)でした。1集団サイズが10~20人程で拡散していたため仮にいいものが出来ても伝えることなくすたれていったとのではないかとまとめていました。反対に1集団150人サイズ(ダンバー数)を実現しグルーミングの代わりに言語を本格的に使用し始めたサピエンスはその社会性を活かしてどんどん新たな技術を"伝えて"いきました。
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【反響要約】NHKスペシャル 人類誕生 第2集▽最強ライバル「ネアンデルタール人」との出会い、そして絶滅…別れ。
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■ネアンデルタール人とホモ・サピエンスとのファーストコンタクト!
文明の交差点、中東エルサレム(Jerusalem)。太古の昔に遡ってみると、ここ中東の地は、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが出会った場所でもありました。
3年前(2015年)、イスラエル北部にある「マノッド洞窟」。ここでホモ・サピエンスの頭蓋骨(5万5千年前)が出土。
そして、そのわずか40km先の「アムッド洞窟」ではネアンデルタール人の化石も18体分発見…、その二つが同時期のものだということも判明しました。
これまでネアンデルタール人とホモ・サピエンスは遠く離れた場所で暮らしていたと考えられていましたが、この発見により、日常的に顔を合わせてもおかしくない近い距離で暮らしていたことが確かめられました。
■ネアンデルタール人「明らかになる実像」
フランスにある、ブリュニケル洞窟。洞窟の奥深くには「世界最古のストーンサークル」がありました。
サークルを作った目的は全く不明でしたが、複数のネアンデルタール人が集まり、400個もの鍾乳石をわっか状に並べていたとされています。祈祷や占いなどをしていたのかもしれません…。
ネアンデルタール人の頭蓋骨はホモ・サピエンスよりも1割以上大きく、今まで考えられていたよりも遙かに知能が高かったのでは無いか?と考えられています。さらに、顎の骨などを詳細に研究すると、喋ることも出来たかもしれないといいます。
ペンダントやブレスレットなどの装飾品や動物の皮の防寒具なども次々と発見され、ひょっとすると、ホモ・サピエンスよりも知的だったかもしれない。
■”氷期”のヨーロッパで繁栄した「ネアンデルタール人」
ネアンデルタール人が一世を風靡し最も数を増やしたのは、およそ5万年前、氷期のヨーロッパでした。
冬はマイナス30度となる厳しい環境です。発掘した骨には傷跡がとても多く、彼らが屈強な体格の持ち主で、肉弾戦で狩りをしていたと考えられます。
ネアンデルタール人は寒さに見事に順応し屈強な肉体で大型の獲物を捕らえていました。
■道具の進化で体の弱点をカバー!「ホモ・サピエンス」
一方、当時のホモ・サピエンスは骨格も細く狙う獲物もうさぎなどの小動物が中心でした…。
その後、数千年が経った、4万3000年前、ヨーロッパの草原ではホモ・サピエンスの狩りが見事に進化していました。
仲間と連携する為の笛や、アトラトルと呼ばれる槍の補助具など、とても進化した道具を使って効率的に狩りをするようになっていたのです。
石器はより繊細に加工され、骨に石器を埋め込むなどどんどん改良されてゆきました。
■ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの大逆転劇!
一方の、屈強なネアンデルタール人は25万年もの間、槍の形にほとんど変化が見られませんでした…。狩猟方法も変化せず、ずっと肉弾戦で獲物を獲得し続けていました…。
”ホモ・サピエンスよりも大きな脳を持っていた”ネアンデルタール人ですが、常に小さな集団で移動し、少人数で暮らしていたため、道具の進化が起きなかったのかもしれないとのこと。
画期的な道具が生まれても家族単位の暮らしではその技術が種族全体に広まりません。
ロシアのスンギー遺跡。この遺跡では数百人単位のホモ・サピエンス集落がありました。
すでに当時、ホモ・サピエンスは、社会を作り上げ原始的な宗教も芽生えていました。
シャーマン(祈祷師)などの職業も誕生し、宗教によって非常に結束の強い社会を作っていったと言います。
その後、ヨーロッパで起きた大気候変動「ハインリッヒイベント」によって地球規模の気候変動が起きた時もホモ・サピエンス達は、食料の支援などを行い構築した「社会」の力で乗り切ることが出来たと言うのです。
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匿名希望

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