生物進化の源泉にある、古細菌の普遍構造に感謝

福島原発事故による土壌汚染に対して、現段階で唯一効果を発揮したとされる、微生物の力を利用した複合発酵法。これは土壌細菌の複合体による、エネルギー転換の力を応用した化学反応によるものだ。現代科学では、常温核融合や元素転換といった科学的発想は“有り得ないこと”とされており、前述の除染効果についても未だ学者達は批判の目を向け続けているようだ。

では、実際に柳田ファームの汚水処理、工場排水の重金属処理、そして福島における除染実験などで実測値として物質転換が起こっている機序とはどのようなものなのか?

先日、高嶋博士他の複合発酵実践者達の集まる場に立会う機会を頂き、直接話しを聞いた中で、いくつかの気付きがあった。微生物の複合体は、地球に降り注ぐ宇宙線をキャッチしてエネルギー源とし、無機物の分解や有機物の合成をも可能にしていると言うのだ。なるほど、これなら目に見えない力が働いていると考えても、辻褄が合う。
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秩序を維持する「動的平衡状態」の生命≒外圧適応態

あらゆる生物・無生物とつながっている私たちの体272063の続きです。

福岡伸一 分子生物学者/青山学院大学教授 「生命観を問い直す」リンクから引き続き引用します。

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■第3章 「エントロピー増大の法則」に対抗する唯一の方法

なぜ、私たちの体は絶え間なく合成と分解を繰り返さなければならないのでしょうか。
              ~中略~

現在の私たちも明確な言葉をもっていません。ただ、次のようには言えます。生命現象は、例えば人間なら60~80年は生命の秩序を固体として維持することができます。それに対して、宇宙の大原則「エントロピー増大の法則(熱力学第二法則)」があります。エントロピーは「乱雑さ」という意味です。
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あらゆる生物・無生物とつながっている私たちの体

皆さんは、「私たちはなぜ、毎日食べなければいけないのか?」と問われたら、何と答えますか?

例えば、「私たちの体は自動車のエンジンのようなもので、動くためにはエネルギー、つまりガソリンが必要だから食べ物を食べる」という答え方があります。

体をこのように機械論的に捉えてしまうと、実は食べる行為の重要な側面を見失ってしまうのです。

福岡伸一 分子生物学者/青山学院大学教授 「生命観を問い直す」リンクからの引用です。
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■第1章 生物学者シェーンハイマーの偉大な功績

2007年5月に発売された拙著『生物と無生物のあいだ』(講談社 現代新書)は、「生命とは何か」という問題について、読者とともに今一度考えてみたいと思って書いた本です。理科系の多少難しい内容も含んでいるので、そんなに売れる本ではないと考えていましたが、予想をはるかに裏切り、たくさんの読者に受け入れていただきました。

              ~中略~

この本で最も述べたかったのは、「現在、生命はあまりに機械論的に捉えられ過ぎている。それは本当の生命を見ていることにはならない」ということでした。例えば、我々は「がんのメカニズム」とか「インフルエンザの作用機構」というふうに言いますが、「メカニズム」「機構」という言葉には、とりも直さず、生命が精密な機械仕掛けのマシンであるという考え方が潜んでいます。

しかし生命が機械ではないことに以前から気がついていた人がいました。それは、ドイツ生まれの生物学者ルドルフ・シェーンハイマー。ユダヤ人の彼は、ナチスの靴音が高まった1930年代半ば、すてきなアイデアを1つ持ってドイツからアメリカに亡命します。そのアイデアとは、「私たちが食べた物はどこに行くのか」というものでした。
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