腸内共生細菌に対して宿主は免疫不活性とする措置をとっている

宿主にとって異物である細菌との共生は、宿主が免疫機能を抑制する措置をとって、積極的に共生を受け入れている可能性が高いようです。
これも広義の獲得形質の継承と言えるのではないでしょうか。

◇九大、腸内共生細菌が宿主の免疫で殺菌されない理由の一端を解明リンク
<マイナビニュース>より
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腸内の共生細菌は宿主の免疫反応から免れて増殖し、腸管の恒常性に寄与すると共に、ビタミンなどの必須栄養源の供給を行っている。ヒトの場合、多いと約500種、菌数でいうと計100兆個を超える共生細菌が常在し、キイロショウジョウバエでも10~50種、計500万個という具合だ。腸内の共生細菌叢(そう)は腸管の免疫系により管理されているが、共生細菌に対する宿主の免疫寛容の分子機構は、謎に包まれたままだった。共生細菌が何らかの方法で宿主の免疫をだましているのか、それとも宿主の免疫機構が共生細菌を見逃しているのか、そしてどういう仕組みなのかがわかっていなかったのである。

タンパク質分子ののり付け反応である「架橋反応」とは、タンパク質を構成している「リジン」と「グルタミン」という2種類のアミノ酸の側鎖を化学反応により結合(架橋)させることで、皮膚の形成や血液凝固など、生物にとって必須の反応だ。この架橋反応はトランスグルタミナーゼが触媒しており、同酵素はほ乳類から細菌に至るまでさまざまな生物に存在している必須の酵素である。研究チームは、遺伝子操作技術を用いてキイロショウジョウバエのトランスグルタミナーゼの機能解析を推進しており、今回の成果もその一環だ。
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脳や心臓が中心ではない、人体は巨大な情報ネットワーク

NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク
リンク 
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「脳や心臓が人体の中心」なんて考え方は、もう捨てよう。
あなたは知っているだろうか?
体の中で、あらゆる臓器や細胞が、まるでにぎやかに会話するように、ダイナミックな情報交換を繰り広げていることを。
それはまさに、人体という名の「巨大な情報ネットワーク」。
いま、あなたの体内で交わされている、臓器たちの熱い会話が、あなたの命を、健康を、支えているのだ。


あなたの体の中では、いまも臓器たちが“会話”している!

臓器や細胞は、どうやって“会話”しているのか?その答えは、顕微鏡にもほとんど映らない、小さな小さな物質にあります。最新の科学によって、細胞から細胞へ情報を伝える物質が次々と見つかってきました。その数は、なんと数百種類以上にものぼるといいます。昔から、脳などごく限られた臓器が「ホルモン」と呼ばれる物質を出して、他の臓器に情報を伝えていることは知られていました。しかしその後、「サイトカイン(細胞間情報伝達物質)」や「マイクロRNA」など、さまざまな名前で呼ばれる物質を、脳以外にもあらゆる臓器や細胞が出し、情報をやりとりしていることがわかってきました。
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ゾウムシの硬い外骨格は共生細菌との協働により形成されている

甲虫類であるゾウムシは、硬い外骨格により敵や乾燥から身を守っているが、その硬い体を作るための材料であるチロシンは、体内に共生する細菌であるナルドネラが生成している。
また、ナルドネラがチロシン合成の過半を担いながら、最終段階は宿主であるゾウムシの酵素遺伝子が担って制御している。

遺伝子の組み換えだけでなく、細菌との共生・協働も、生物の進化における重要な適応戦略であると言える。

◇ゾウムシの硬い体は共生細菌のおかげリンク
<毎日新聞>より
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 甲虫「ゾウムシ」の一部は、硬い体を作るのに必要な材料となる「チロシン」というアミノ酸を、体内に共生する細菌に作らせていることが分かったと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが米科学アカデミー紀要に発表した。

 ゾウムシの仲間は6万種以上いるとされる。頭の先端がゾウの鼻のように伸びているものが多いことから名づけられた。穀物を食べるコクゾウムシなど害虫が多い。産総研の深津武馬首席研究員は「共生細菌に着目した新たな駆除技術開発が期待できる」と話す。
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