May 08, 2005

その3

この一連の動きからして連邦共和国は「レゴ第三帝国が海を渡ってレゴ連邦共和国を攻撃する」ということを推測していたに違いない。しかし真実は異なっていた。その真実とは非情にも、連邦共和国軍が撤退した「レゴ市国にレゴシティ合衆国が大洋を渡って攻撃を仕掛ける」というものであった。事実、連邦共和国の偵察衛星は、レゴシティ合衆国「特別警察隊」の多くの部隊、もっと言ってしまえばキャンベラ帝国と戦っている以外の「ほぼ3分の2」の部隊がレゴシティ合衆国東海岸から地図には載らない島である「マディアス諸島」に移動しているのを確認している。しかし連邦政府が持っていた誤った想像のおかげでその報告は政府内で文字のごとく潰された。そしてその間にもレゴシティ合衆国の「連邦共和国やレゴ市国は‘敵だとも思っていない‘地方分遣隊」の輸送艦は黙々と陸戦1課の輸送や自らの揚陸作戦実行のための移動を行っていた。そして1973年12月23日午前13時、レゴ市国西海岸防空レーダーの画面上に不穏な影(しばらくすると大きい染みに)が写った。  
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May 07, 2005

その2

さて、物語の背景を理解したところで本題に移るとしよう。


レゴ暦1973年12月2日、この日レゴ連邦共和国政府は次のような公式発表を国民に示した。

レゴ連邦共和国はご存知の通りレゴ第3帝国と決して良い関係にはない。また偵察衛星の情報からは第三帝国側が第三帝国西海岸に軍部隊を集結させていることが確認されている。そのような経緯から考えてこのまま我々が何も行動しないと海岸地帯が危険にさらされることになるであろう。今日、政府は連邦議会の許可を取り、陸軍第10歩兵師団・第3機甲師団・第4空挺師団・第61歩兵師団を東海岸周辺に展開させることを決定した。展開部隊の規模は20万人、また予備役も5万人動員する。このことに関する国民の理解を願う。

この公式発表の3日後、具体的には12月5日早朝、陸軍当確部隊は東海岸に展開。ただしこの際にいくつか不具合が生じてしまった。まず地図を見てくれれば分かると思うが、連邦共和国の東海岸は広大であり、またこの展開部隊では全ての地域をカバーすることが出来なかった。この穴をふさぐには予備役の動員が終了する12月20日まで待たなければならなかった。第二に、陸軍第三機甲師団の移動に「支障」が生じた。この部隊はもともと揚陸艦での海外派遣用に西海岸沿いの海軍基地近くにあった部隊であり、この部隊には陸上用「輸送手段」が存在しなかった。揚陸艦を使用するのも手だが、その場合輸送に2週間かかることとなる。そのような時間は残されていない。なので仕方なく他の師団から借用した戦車輸送用車両で第三機甲師団所属のTR−40戦車全てと旧式のTR−11・23戦車のみを東海岸に移動させることとした(連邦共和国内の道路は戦車が自力通行できるような設計になっていない)。乗員達はTR−31Sが配備車両に含まれないことに強い不満を漏らしたがそれは致し方ないことであった。また、その戦車不足を補うため、中央部に司令部がある陸軍第32機械化歩兵師団(TR−46装輪装甲車装備)に東海岸派遣を依頼した。これだけなら連邦共和国は正しいことをしたと言えるだろう。しかし政府はもう一つやってはいけないことをした。レゴ市国駐留レゴ連邦共和国軍を本土に撤退させてしまったのである。  
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その1

d12ddf1d.bmpこの話は遠い遠い昔にあった話と伝えられている。
この話がすべて真実とは限らない。しかしその伝説の中で人々が希望を持って生き、また死んでいったことに偽りはない。

ではまず話を始める前にその世界がどのような世界であったかを話そう。その世界には四つかまたはそれ以上の国で構成されている。すなわち「レゴ連邦共和国」「レゴシティ合衆国」「レゴ市国」「レゴ第三帝国」等である。レゴ市国とレゴ連邦共和国が、レゴシティ合衆国とレゴ第三帝国がお互いに同盟関係を築いていた。また、その2つの陣営はお互いに緊張状態にあった。
とは言うもの国名を聞いただけではその国ひとつひとつがどのような国であったかは分からないであろうから次に上記四ヶ国がどのような国であったかを個別にご紹介しよう。
「レゴ市国」・・・・・・・この世界の左端に位置する国(地図中では紫色)で直接民主主義を採用している国、議会は住民全員が参加する「市民会」とそこで出た意見を出し合う「民国会」で構成されている。軍備は陸軍5万人・空軍5000人・海軍1万5000人。兵器は自国産の兵器を主に利用する他、レゴ連邦共和国からのライセンス生産品を使用している。レゴ連邦共和国と経済面・軍事面など全てにおいて密接な関係を維持している。
「レゴ連邦共和国」・・・・レゴシティ合衆国の東側にある大陸国家(地図中では黄色)。5つの州がある連邦国家。議会は州議院と連邦議会で構成されており、民主的な論議がされている。軍備は陸軍30万・空軍2万・海軍3万人。兵器は国産兵器を使用している。その他、連邦3軍に属さない組織として、国防総省直轄の特殊部隊LRDを5000人規模で維持している。レゴ市国との同盟関係を維持している。
「レゴシティ合衆国」・・・この世界の東側にある大型の国家(地図中では茶色)。議員制内閣、大統領並立式の行政機関を持ち
大統領が内政を首相が外交を担当し、互いに監視する事で
不正を発生させ難くする構造となっている。
国唯一の立法機関として国会があり
任期が短く解散もある代わりに優越権のある大衆院、
任期が長く解散の無い元老院からなる二院制である。
司法は首都の最高裁判所を頂点に日本とほぼ同一の構造を持っている。
ただし、無首都側領土に最高裁出張所があり、その規模は最高裁と同等であり、違憲裁判権まで有している。南東にはキャンベラ帝国が存在しており、現在領土問題で紛争中である。その他、レゴ第三帝国との同盟関係を維持している。最近紛争のために「特別警察隊」という組織を持つ。純粋な軍備は持たないことになっているが、特別警察隊は他国から見れば立派な軍隊である。特別警察隊の規模については、あまり明らかにされていないがかなりの規模を持つ。また陸上部隊は市街戦に強い印象を連邦側に持たれている。
「レゴ第三帝国」・・・地図中では赤色の国で、この世界で唯一強力な中央集権国家である。この国では総統が三権を把握し、単独政治を行っている。そのため、国内のまとまりが上記4国家の中で最も強く、過去にはエルジア大陸からレゴ連邦共和国を追い出すなど強力な軍事国家でもある。軍隊の規模は把握していないが、かなりの規模を持つものと思われる。レゴシティ合衆国との同盟関係も維持しているが、どちらかというとこの国は単独主義である。  
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