6月第4週。議会では一般質問が行われています。と同時にお昼の休憩時や散会後を利用して、特別委員会や議員連盟の会議を行っています。常任委員会や同僚議員と行く視察先の選定、また、監査委員としての調査なども始めています。

 

 さて、一般質問といえば、2期目に入ってからは、質問等は原稿なしで行っています。今まで以上に苦労もありますが、自身の成長、議会における質問をさらに高みになどの想いからやっています。

 

 一般質問を聞いていると、傾向として時代のスピードにもっと追いつこうよ、積極的に前に出ていこうよといった感じの質問を議員はしているのですが、どうしても当局からは「現状維持」「先例踏襲」「石橋を叩いて渡るふりをする(笑)」の答弁が多いように思います。

 

今週、東京都知事選挙が始まりました。群馬県知事のように私も蓮舫候補は苦手なほうですが、ただ、政策として出している「7000くらいある都の事業を徹底的に見直す行財政改革を実施する」という公約には共感を覚えます。

 

 勿論、和歌山県も同じように、現在実施している事業があります。昨年の決算委員会、今年の予算委員会では、知事に「県民の意見を聞くと称して懇談会をするのも大事であるけど、それ以上にやるべきは、未来のための政策を実施するための財源を作ること。そしてそのためには大変だけど自身の感覚で自らが県の支出や事業をすべて把握すること。そうすれば、民間などと比べ「?」の出る事業や支出が多いことに気づくこと。そのうえで、嫌われることを覚悟で時代に合わない事業をスクラップすること。そうすれば結果として、県の活性化に繋がることは自身の経験からも言えることなので頑張ってほしい。自分の選挙にはマイナスになると思うけど」という旨のエールを送るとともに、これからも送り続けたいと思っています。

 

 北海道では、上記私が求めているような事業見直しを行うようです。流石、若い行動力のある知事。市長も経験あるので、都道府県の事業が市町村の事業と比べて、贅肉が多いことに気づいたようです。また、こんなことをすると敵を作ることは覚悟での実施。敬服します。

 

 現状維持、先例踏襲は楽なことではあるし、その場しのぎの安定を生むのかもしれません。でも、そこからは県を発展、県民を幸福に導くことはできないように思えてなりません。

 

 これからの和歌山のためにも、現状実施している事業、支出をすべて点検する必要がある。一般質問を聞きながらそんな思いを強くしています。

 火曜日から県議会が始まっています。水曜日の県議会において、選任同意をいただき監査委員に、常任委員会では経済警察委員会委員長に、特別委員会では予算特別委員会に所属することとなりました。引き続きその任を遂行してまいります。

 

さて、私の選挙区でもあるみなべ町に「グランドメキュール和歌山みなべ」というホテルがあります。私より上の世代は「みなべロイヤル」と親しんでいるこのホテルは元々大和ハウスの子会社が運営していたのですが、少し前にシンガポールのファンドがその株式のほとんどを持つ日本のリートに身売りし「ホテル&リゾーツ和歌山みなべ」と名称が変わり、その後しばらくしてこの4月に現在の名称になりました。ちなみに現在の資本はフランスのホテルチェーンです。

 

 この業界も変化が激しいなあと感じると同時に、地元の方々からは余り芳しくない話を聞きました。「少し値引きをお願いしたら別に使ってもらわなくていいといわれた」「商工会の会費を払ってもらえなくなった」「例会の開催もできなくなった」など。

 

 今の運営主体になってからフロント周辺や宴会場の内装が少しシックに変わったように思います。一方で中華や和食の店舗があった2階の飲食店は閉鎖され使われていません。聞けばワーキングや憩いのスペースに変わるとのこと。宿泊単価も少し上がるようですが、食事はバイキング形式にし、1Fにあったバーもバイキングに付加した込々価格でやるとのことでした。要は、経営を圧迫する要因となる人件費を徹底的に見直す戦略のようです。一方で、楽天トラベルのページを見ると、びっくりするほどの割引率で掲載されていました。PRにも余念がありません。

 

 これで利益も以前よりも出て、客室の稼働率も高くなっているとのことですから、地元や地元民から見る少し非情に映るかもしれませんが、外国人株主というか欧米の持つ経済合理性が経営者や株主、また観光客にとってはいいのかなと感じてもいます。

 

 これから株主総会のピークを迎える日本の株式市場においても同じようなことが起こっています。アクティビストといわれる外国人株主からの圧力もあって、ここ10年くらい自社株買いや配当、徹底的に合理化を行う企業が増えました。結果としてそのことが、デフレ下においても足腰のしっかりした企業を作ることにつながり、今の株高にも繋がっているのだと思います。今後は、経営内容(方針)にも言及していくことになるようです。

 

 その運営やあり方に対して会社には厳しい株主が、家庭には厳しい妻が、では行政にはそんな存在はいるのか?もちろん議員や監査委員、県民がいるわけですが、チェックしたからと言って株主や経営者のように直接利益につながるわけではないですし、批判をすれば、自身の持つ予算獲得力や権益を弱めることにもなりかねないので、行政に対してはチェックが弱くなってしまうというのが実情なのかなと思います。結果として、いい行政組織になっているかというとそうではないという結論になるのだとも思います。

 

 行政も外圧に頼っては?とも考えますが、彼らは自分たちの利益になることしかしません。では、行政内部から改善と考えますが、当事者は改善の必要性を基本的には認識できていませんからそれも難しいと思います。結果として議員や監査委員、それを選ぶ県民が頑張らなければ行政はよくならないなよなー。そんな思いが逡巡しています。

 

 6月第2週。火曜日に議院運営委員会が開かれ、いよいよ来週から6月議会が始まります。

 

さて、先週の金曜日の朝刊に、本県の今年1月~3月末における「SNS型投資詐欺」などの被害が5億7,260万円で、昨年比3.6倍になったとの記事が掲載されました。FBやインスタグラムで有名人を使った投資広告にでてくる「アレ」のことです。

 

そんな中、今週、「全員カモ」という著書を読み終えました。誰だって何かに騙される可能性がある。できるだけ騙されないようにするためには、どういった心がけをしておくといいのかということを、様々な事例をもとにこの本では説明・解説してくれています。

 

ポイントをご紹介すると

◇人は、ちゃんとした証拠がない限り、見聞きしたものを本当だと思い込む。これを「真実バイアス」といい、あらゆる詐欺はこれが前提となっている

 

◇騙されないようにするには「少し受け入れ、多く確認する」という作業が必要である

 

騙されないために意識しておくべきこととして

・行政(~の自治体で採用)など権威を利用したもの、同情を誘うようなもの(EX:貧困の方へのサポートになる)には注意する

・自信を持って語られた話ほど、信じてしまいがちになるので注意する

・思い入れが強くなると、客観的な話でも聞く耳を持たなくなってしまう

・1つのものを提示された場合には、それが高いのか?安いのか?など比較する必要がある

・自分にとって耳障りのいい誘い文句には、結構な割合でもっともらしい数字や説明がある

・健康食品などの宣伝は基本的には小さな努力で大きな効果を生むような宣伝文句を並べるが、実際には、そのようなことにはならない。成功するのは、それ相当の努力を個人がするからである

 

現実問題として、あらゆる企業では、上記のような手法が取り入れられたうえで、販売・

宣伝されているようです。健康食品や器具などには自身に覚えがあるものも(笑)

 

大きな問題にならないように、「少し信じて多く確認する」を自身も徹底すると同時に、

県の広報誌やきのくに21でも、この本のような内容を知らせてくれたらなあと思っています。

 

あっ、そうそう。単にこの本を読んだだけで、こんなこと書いていいものかなあ?確認しなきゃいけないですね。早速、本の効果が出てきています(笑)

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