2015年08月

 山口組が分裂?維新も分裂?色々驚かさせますが、今週はなんと言っても週前半の株価の急落。株を持っている人は冷や汗をかいたと思います。

 日本のファンダメンタルズが悪いわけでなくても、中国とアメリカに振り回されている状況。特に信用取引が異常に膨張していた中国にとっては来るべくして来た急落だったと思います。

 さて、私は株や債権で利殖をすることは悪いことではなく、むしろ生活を豊かなものにしていくためには必要なことだと思っています。

 100万円を定期に入れた場合、今、一番金利がいいのがあおぞら銀行で年0.26%。しかし、あまり興味がないかも知れませんが、国はこの金利以上のインフレ(2%)を誘導していますので、金利がついたとしても実質的には資産価値はマイナスになります。さらに対外国で言えば、円安になれば、さらに価値は目減りしてしまいます。

 銀行は、預金で得たお金の10倍から100倍の金利をつけて貸し儲けるので家計みたいな心配はしなくていいのでしょうが、銀行に預ければ預けるほど、相対的価値は確実に下がっているという現実に私たちは向かい合わなければなりません。

 じゃあ、株買えばいいの?でも今回のような下落を見てしまうと憂鬱な気分になったり、資産を減らす結果にもなりかねません。

 では、どうすれば・・・?答えは積み立て投資にあると思っています。

 私は、20歳のときに、50万円のお金を持って東京の野村證券御茶ノ水支店で建設株を買ったのが株デビューでした。

 それから22年が過ぎ、株に関してはトータルで言えば、プラスですが、投資に当てる時間などトータルのコストを考えたときに一番コストパフォーマンスがいいのは「積立投資」であると最近思うようになってきました。

 毎月一定額を投資商品で積み立てる。年4%から6%の勢いで成長している世界中にある商品の中から(ど真ん中:バイオ、ロボット、新エネルギー、食料、IT関連)選別し、たとえば月5万円程度を30歳から60歳くらいまで積み立てれば、老後に不安を感じることはないんだろうと思っています。

 ドルコスト平均法という手法ですが、株価などが好調なときも、悪いときも、同額のお金を時間をかけて買うことによってリスクを軽減するほう方法で、この方法では、単純に右肩上がりで、値上がりするよりむしろ、急落などがあったほうが、最終的な取り分は多くなります。だから相場の下落時も憂鬱どころか楽しむこともできます。
 
 投資信託、るいとう(株式累積投資)、純金(銀、プラチナ)積立、NISAなんかもその類でしょうが、この考え方は、個人の財産だけでなく、国の財産、自治体の財産、企業の財産にも当てはまることです。

 ただ目減りするのを待つのなら、もっとアクションを起こしたらいいのに・・・。そんなことを思っています。

PS 昨日、ピーチに乗っていて新聞を読もうとした時、新聞の活字がぼやけて苦労しました。このように、最近書類を見ていると焦点が合わなくて離してみるようになりました。そうです、老眼です(汗)年を重ねるという現実に抗うことはできません(笑)

 

 今週はカンボジアに行ってきたので、ドキュメントタッチで。

日曜日 バンコク経由の深夜便で関空を出発

月曜日 
 朝空港に到着。ホテルに行くもチェックインさせてもらえなかったので、そのまま証券会社、銀行に行きそれぞれ口座開設。その後、プノンペンの事情について、こちらで複数会社を経営している戸川氏から、教育、救急、交通、消防、防犯、保険、農業などについて伺う。
 その後、イオンモールに立ち寄り、日本よりも高い吉野家の牛丼セット(米49ドル)を食べ、同モール内にあるHISで翌日のプノンペンーシェムリアップ間の航空券を購入。その後、宿泊先である東横インにチェックイン。オープン記念価格の一日19ドルはかなり安い。

火曜日
 朝8時の便でプノンペンからシェムリアップに移動。タクシーを雇い約7時間かけて主要な遺跡(アンコールワット等;結構歩きます)を見学。その日のうちにプノンペンに戻る。子供たちからスカイプ経由で何度も電話が来るが、モバイルデータ通信は切っていてもWIFIが結構充実しているので十分やっていける感じです。

水曜日
 現地で不動産業を経営している青山氏に、不動産の現状について現場見学も含め伺う。中国の資本が強力に入ってきている中で、あからさまな投資用不動産の妙味は少ないと感じる。ただ人口も増えつつある現地人を相手にする不動産は非常に妙味があると感じた。日本食レストランで食事。結構おいしかったです。
 あと、プノンペンの水道水は北九州市の水道ノウハウで設置運営されているので非常においしい。漏水率も日本よりもいいみたいです。
 夜は前段青山氏にバイクに乗せていただき市内を周遊。色々教えてもらう。

木曜日
 朝、ジョギング。治安を心配していたのですが、朝は殆ど問題なし。歩いたり、走ったりしている現地人もいます。朝食をとりながら、カンボジアに造詣の深い阪口前衆議院議員から政治、歴史を中心にお話いただく。昼前にはポルポト時代の虐殺の象徴とも言えるトゥールスレンを見学。鳥肌が立ちます。
 夕方からは、県内で会社を経営されている下村氏、亀井氏と合流。夕食はクメール料理。日本人経営者として大成功されている小市氏、語学学校の経営者も交えて食事会。金融、農業などご意見を伺う。

金曜日
 午前中は、ジェトロの事務所に行き、進出企業の現状、今後の展開などを聞く。昼食後、市内の主に機械部品・自動車部品のマーケットを見学。イオンモールでおみやげ購入。夜は見聞程度でカジノへ。

土曜日
 現地で開催されている機械展、あと日本語学校を見学。昼食はストーリーチルドレンを積極的に雇い入れる「FRIENDS」と言う店で食事。午後は、プノンペン中心部から少し離れた農村地帯を見学。夕方空港に向かう。タイのテロの影響か帰りの方がセキュリティチェックが厳しい。


日曜日
 今朝6時半帰国。

 世界企業のトヨタ。上半期の売り上げは500万台ちょっとですが、そのうち380万台が海外での販売です。コンビニのセブンイレブン。世界中の56539店のうち日本の店舗数は17,799店舗でしかありません。各国の政治、経済の動きが多かれ少なかれ日本(人)に今後ますます関わってきます。
 日本にいようが、外国にいようが、都会にいようが、田舎にいようが、日本人のアイデンティティは持ちながらも日本以外の国を理解しておくことは必要だと改めて感じています。

PS 茶色濁ったメコン川、農村地帯の緑、澄んだ青空に白い雲のコントラストが綺麗でした。今回お世話になった皆さんに感謝申し上げます。有難うございました^_^











 先週末、関空からの帰りに和歌山の紀ノ川SAに立ち寄りました。人、人、人。田舎の人間からすればうれしい悲鳴です。どんな人が来ているのか?どこから来ているのか?外国人はどれくらいいるのか?楽しくて2時間くらい滞在してしまいました。

 さて、8月5日のトラベルボイスというサイトにはグーグルが2015年夏に向けた検索キーワードの結果が掲載されています。これによると今年4月から6月に調査された「夏休み」というワード検索で和歌山で243%の伸び率で一位であることが分かりました。

 開創1200年の高野山が寄与したということですが、チャンスであるのは間違いありませんし、国内だけでなく、海外の外国人観光客も先月半期で914万人と出ていました。2009年の外国人観光客は(一年で)679万人ですから、すごいスピードで伸びていることが分かります。

 そんな中、私は今「民泊」というワードに注目しています。田舎で、農業や漁業体験、食事を提供して個人宅に泊まるもの、空きのあるマンションやアパート、別荘・一軒家に泊まるもの、人は住んでいるけれども空き部屋を貸すもの・・・。「シェアリング エコノミー」といって個人と個人を結び付ける(シェアする)最近のビジネス形態で、外国人も巻き込んでブームになりつつあります。

 「空き家問題を解消する」「人の交流を深めることによって移住の可能性が生まれる」「田舎の収入源のひとつになる」→地方の元気に繋がります。

 旅行業法(国交省)、旅館業法(厚労省)など法律や規制がありますが、一部はすでに特区という方法で解除されていて、さらに2016年中に最終的な方向性がなされると今年6月30日に閣議決定された「規制改革実施計画」に書かれていますから今後に注目していきたいと思っています。

 さて長々書いてここから本題に入るのですが、この6月30日に閣議決定された「規制改革実施計画。」これが閣議決定に至る前にその元になる「規制改革に対する第三次答申」というのが存在します。

 これは、全国から集めた規制や法律を変えてほしいという要望を集めたようなもの。逆に言えば地方も含めこの国が元気になるための提言(情熱)が集まったものとも言えますし地方創生のヒントになるものがたくさんあります。

 もちろん、今は規制や法律で無理なことばかりが書いてあります。しかしこれらは今後解除される可能性がありますし、解除されれば大いなるチャンスが生まれるということにもなります。先進自治体ではすでにそのことを見込んでロビー活動や準備を始めています。

 「地方創生」「活性化」・・・。地方紙を見ていると、始める前から結果が出ているような「地方創生会議」や「活性化」の会議の類が結構あります。もちろん法律や規制の枠内での議論がほとんどでしょうが、これでは自ずと結果や限界が見えてきます。

 本当に今のピンチをチャンスに変えるなら、法や規制を変える(改正や解除に乗っかる)くらいのことをしないとだめなのになあ。そんなことを思っています。

 PS 今週、週の半分は、子供たちのプールが解放されたので一緒に泳ぎました。10年前には息継ぎなしで25メートル泳げていたのでチャレンジ。苦しみながらもまだいけることが確認できてちょっと嬉しいです(笑)

 

 

 

 今週、地方紙の折込に「風力発電事業における環境影響評価書の縦覧」についてお知らせがありました。

 少し前に、建設地域の元区長さんから「風力発電の事業がようやく最終段階にきました」との報告を頂いていたのですが、今の原発の不安定さなどを考えると「原発に頼らない」方向に進んでいくための代替エネルギーの確保は必要だと改めて感じているところです。

  さて、電力といえば、私たちが住む関電管内。「原発が再稼動されないから電気料金は下げられない」とかで値上げが続いています。電力消費量が多くなる夏場は激変緩和策で安くしているとは言いますが、高止まりをしているのが現実。

 一般家庭や事業者にとって電気料金は安いに越したことはないのですが、そんな中2016年4月からは電力の小売が完全に自由化されます。

 電気を関電から買うのではなく他の事業者から買う。もちろん関電よりも安い価格設定です。日経新聞の調査では「関電から乗り換える意思が全くないという人は全体の10%程度。」

 「安いのであれば一方的に値段を上げられる関電に用はない」というのが消費者の素直な感情だと思います。

 どういった事業者があるのか?安定的に供給できるか?といった疑問は残りますが、今まで文句のひとつも言えず電気料金を決められていた側としては「(企業間競争の中で)事業者を選択できる」というのは非常にいいことだと思っていますし、個人・事業者だけでなく、自治体も(管理している施設を中心に)相当電力を使っています。

 すでに新電力に切り替えている地方自治体もありますが、公金を扱うのですから、「検討しないというのが無責任」くらいの思いがあってもいいのではないか?そんなことを思っています。

PS 今週、関電の100%子会社のケイオプティコムが電力の小売りに参入することを知りました。ちょっと複雑ですが、関電も安閑としていられなくなった証左です(笑)  

 

 

 連日暑い日が続いています。我が家では、電動のカキ氷機が壊れてしまい、手動のカキ氷機が大活躍。長男が腕の鍛錬も兼ねてせっせとカキ氷を作ってくれます(笑)

 さて、気候もそうですが、熱くなってきたのは今週審議入りした参議院の安保法案。運転中や待ち時間を利用し、ネットTVやラジオ中継を聞くのですが、「一般の人には理解しにくいだろうな」というのが正直な感想です。

 なぜ、分かりにくいのか?考えるに「裁量の部分が多い」からだと思います。法律だからシンプルで分かりやすいのがいい。でも裁量の部分を残すことが防衛戦略上必要といわれればそんな気もする。

 この法案に対する深入りは避けますが(苦笑)法律にしたって条例にしたって文言だけでは判断できず大臣や首長、行政官の裁量が働くものが結構あるということは理解しておく必要があります。

 先日、僕の同級生が家に訪ねてきました。内容は、町が実施している若者定住策に関するもの。聞く話の程度なら条例を変えなくても首長や担当者の判断できるのですが、やってくれないとの事でした。

 また最近、いろんな人から聞くようになってきたのが印南町の職員採用試験の内容。毎年のように変更されています。いくつかあるのですが注目すべきは一次、二次試験にも導入するなど「作文」の比重が高くなっていること。

 作文を審査するのは、主に町長を含め三役(他に副町長、教育長)ですから、ちょっと示し合わせれば、意中の人を合格させる事だって可能です。(公平性を期すため作文の採点を業者に外注するなら別ですが・・・)

 「裁量」は行政の力の源のひとつですし、運営していく上で必要なものかも知れません。しかし、行政(職員)や大臣、長の身勝手な裁量の行使はいずれ国民に跳ね返ってきます。

 そういった意味においては、いい(真面な)代表(議員や長)や行政官(職員)を選ぶことは大事だなあ。改めて感じています。

PS 実家で栽培している夏小菊。ほのかな香りがお盆が近くなっていることを教えてくれます。
 
 

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