埼玉県東部-茨城県南西部地域の放射線量マップ
(北緯36度15分8秒~48分41秒;東経139度34分44秒~58分12秒)を編集・作成しました.

  pdfのダウンロードサイト:標高段彩図版と市街地図版(ver.1) http://p.tl/h4uT


Dosemap_SaitamaEard_geograph_ver1
  図 埼玉県東部~茨城県南西部域の地形段彩図上にプロットした
     空間放射線量値 
    (PDFではこれに加えて,市街図を背景としたマップもあり)
    国土地理院提供の50mDEM利用,放射線量値は,「国・自治体
    による高さ1m・0.5m計測を中心とした放射線量マップ」サイトより.    

 このマップは,本ブログ6/25公開の「つくば市周辺放射線量マップ」と隣接(だぶりあり)しており,
同一スケールで,北と南の端は同一緯度で作成しているため,「つくば市周辺放射線量マップ」とあわせて,広範囲にわたる放射線量値の分布を見ることができます. 

 7/1に公開しました東葛地域のマップではカバーできなかった野田市の北部地域も今回のマップでカバーしています.

 マップ中央部に位置する埼玉県東部地域の春日部市,松伏町,杉戸町,宮代町などの市町村では,放射線量の測定地点が乏しいですが,周囲の市町村の測定データ(0.1μSv/hであることが多い)から,おおよその放射線量値を見積もることもできるでしょう.

 地形的には,中央に沖積低地である中川低地があり,その東には下総台地,常総台地,西には大宮台地が低地を取り囲むように位置しています.日本最長の利根川が地図中央を北西から南東へ流れ,茨城県境市付近では利根川から分流する江戸川が下総台地の西縁に沿って南へ流れているという特徴が認められます.
 
 東京都,千葉県,茨城県南部にとって,この両河川は上水道の生命線というべき河川です.その河川から取水した水の浄水過程で得られた発生土から,高濃度の放射能が検出されることが判明しています.拙ブログでもこの点についてふれました.
 その中で,マップ中央の境市で分流した両河川では放射能濃度に大きな違いがあり,その原因が,流域の放射線量強度の違い,合流する支流の状態(途中に湖があると放射能汚染された懸濁物が蓄積されやすい)にある可能性を指摘しています.この説明にある内容も,本マップと本ブログ6/25公開の「つくば市周辺放射線量マップ」とを合わせて参照していただければ,確認することができます.


 マップの仕様:
 これまで公開しているマップと同様に,市町村による校庭・園庭・公園広場での公表された測定値の数値を標高段彩図と市街地図にプロットしたものです。7月11日までの全公表データが網羅されています。
 各測定点の緯度・経度、測定値は、「国・自治体による高さ1m・0.5m計測を中心とした放射線量マップ」サイトからの転載です。(http://www.nnistar.com/gmap/fukushima.html

 地形の段彩図は,国土地理院提供の数値地図50mメッシュ(標高)を使ってGIS上で作成したものです.最低点はマップ南縁部の標高1m,最高点は北東縁の標高30mです.
 行政界データは国土地理院提供の基盤地図情報,鉄道データは国土交通省の国土数値情報,河川データは同省の利水現況図からそれぞれ転載・利用しました.
 
   これまで公開したマップ毎に段彩の取り方と色付けの仕方が違っています.工夫のあとですが,並べて見る場合,わずらわしくなります.東京東部地域版(近日公開)を作成後,統一的な仕様で再編集する予定です.それまでご容赦いただければとおもいます.

  1km四方のメッシュを重ねています.距離や測定点の密度などがわかりやすくなるものと期待しています.
  その他,本放射線量値マップの特徴の補足説明は,前の記事「地形段彩図を利用した放射線量のポイントマップ(改訂0630)」をご参照ください.

 放射線量マップのダウンロード:

 下記のGoogle Docsサイトから閲覧・ダウンロード(PDF)できます。

(ダウンロードはサイト上のメニューバ左の「ファイル」から選択)

 
 ・標高段彩図版と市街地図版(ver.1) http://p.tl/h4uT