前回の続き

なんだかんだで、人員不足のまま、突入した繁忙期間である2011年末を終えた。
1月5日あたりから連泊の客も消えて、落ち着きを見始めていた。

終わって早々、本社は休みで「会長は家族とゆっくり過ごした」とか、新年早々ご挨拶があった。

兼務で勤めていた営業もとの旅館の面子はグダグダ文句言ってたが、
自分は怒りを沸かせるだけの気力も体力も残っていなかった。

母子で2人で雇っていたパートさんの一人が、「私見てますから少し寝ていていいですよ」
と言われた時は正直助かった。

その時は、久しぶりに5時間眠れた。



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■前回の続き

2011年12月。繁忙期の始まりだ。
山には雪が降り、スキー客が増えて、宿泊客も増えてきた。

全ての接客を自分で行い、全てのクレームを自分で請け負う。
覚悟とか苦しいとかではない。
客が増えれば収益は増えるが負担が増える。
それでも自分に戻る利得は考えずに取り組んだ。
休みもなく、無休。
実際に11月から2012年の2月まで休みはなかった。


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■前回の続き

2011年11月。年末の繁忙期まで一ヶ月を切っていた。
自分ともう1人だけで連日の満室のお客さん50名を対応しきれるかと言えば、対応しきれなかった。

そもそも時給850円で年末の忙しいときに人を雇う事なんて出来なかった。
人がくるはずもない。元がリゾート地でもあり、排他的な場所だからだ。
本社に言っても時給は上げられず、かと言って2人でできないからうまく人を集めろ。
と言われて、無茶振りにもほどがあると思っていた。

無気力にはならなかったが、絶望して誰にも頼らなくなった。

チンピラ君も年末差し迫ったいまとなっては使い切るしかないと考えた。
処分は後伸ばしにして、年末は使い切る事を前提にやるしかなかった。
こんな思考をしている自分も後がないな。と、思ったが、色々とこの時点であきらめていた。

そして、腹を括った。


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■前回の続き

ホテル経営が始まり、なんやかんやで月末に月締めの収支を出納帳でつけることになった。
初回のみ、会社で雇っている会計士がやり方を教えてくれた記憶がある。

カード会計と現金会計の違いで日々の記録付けを怠れば一気に合わなくなる。

更には客に出す請求書が10年位前に使っているインクジェットでもない
古いタイプで発行されており、時間はかかるしインクを買うのに特注じゃないと
買えないということでエクセルで請求書発行用マクロを作り、数字と種別で出せるように環境を整えた。
寝る前にお客さんの請求書を作るのが日課になった。

しかし、問題はそれ以前のところにあった。
初月以降、金額が合わなくなったのである。
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