2010年01月13日

黄昏のゲーム トワイライトシンドローム探索編・究明編

いまは亡きゲーム会社ヒューマンは
初代プレイステーション時代にかなり気を吐いていた(?)
メーカーですが、特にアドベンチャーというジャンルで
冒険的なタイトルをたくさん出していました。
思うにPSはAVGととても愛称がよかったハード。
そんなヒューマンのAVGゲームの中でも特に印象深かったのが
このトワイライトシンドローム
当時では珍しく「探索編」「究明編」と2編に分かれて発売され
のちにそれを一本にまとめた「トワイライトシンドロームスペシャル」
が発売されました。






発売当時はまだ「リング」が公開される前で、ホラーブームというよりも
「学校の怪談」をはじめとした怪談ブームが起こっていて
学園ホラーという形をとった
このゲームも、一見その流れに乗ったかのように見えるのですが
いじめをはじめとした当時の社会問題や
キャラクターの心理に訴えたようなシナリオから
さりげなく民俗学まで取り入れられたシナリオまであり。
暮れゆく昭和を回顧させるノスタルジーな雰囲気が全編を貫き
自販機の並ぶ夜の公園、静まり返った駅のホーム
いかにもなにか出そうな夕暮れ時の学校など、プレイヤーにとって
身近なシーンが魅力的に丁寧なドット絵でおこされた
横視点の移動シーンは、他にない、独特のムードを醸し出しています。
ゲームにありがちな脚本的なセリフを廃し
生身の女子高生言葉を取り入れた主人公3人組は
その性格付けも身近にいそうな等身大な感じに仕上がっていて
こういった細かい拘りは、当時は衝撃的だったもんです。
あと、このゲームの売りにしてたのが3D音響
これは日常→非日常へと移行する
シナリオに大きく雰囲気を添えることに成功しています。

しかし、製作がかなり紆余曲折したようで
そんな現場の混乱を受けてか
本編も2編に分けての発売になったようで
結果的にシリーズもだいぶ細かく枝分かれしてしまいました。
本作発売後、怪談ものからまったく趣を変えて
サイコホラーとなった「ムーンライトシンドローム」が発売。
そしてヒューマン倒産後も
本編のテイストを色濃く継承した「夕闇通り探検隊」
学園モノのホラーという趣を継承した
「トワイライトシンドローム 再会」
そして6年近い沈黙を得て、DSの
「トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説」へとつづいていきます


ggbace2020 at 18:28│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!PS1 | AVG

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字