何かと話題になる企業の不祥事ですが、先日は鉄鋼業界におけるカルテルが有罪
になってしまいました。これは、鉄鋼メーカーが裏で協議して、一斉に値上げし
たものです。メーカーにとっては、競争によって価格が下落すると、それだけ体
力を消耗しますので、業界で価格を統一するという考えになったのではないかと
思います。しかし、これは自由な競争による市場原理をないがしろにするもので
す。また、鉄鋼を仕入れて使っている末端の販売店にとっては、それだけ負担を
増やす事になります。鉄鋼に限らず、サプライチェーンの上流にいる素材系の
メーカーは、どうもこのような誘惑に負けてしまうのでしょうか。しかし、今回
のケースでは、有罪になった3社には、合計155億円という莫大な課徴金が課
せられています。結果として利益を大幅に減らす事になっていますし、企業の社
会的な信頼性も失墜させる事になってしまいました。企業のコンプライアンスに
ついては、不祥事が起きるたびにその重要性が言われますが、現実に企業に損失
を与える事になりますので、経営者は今一度原点に帰って、コンプライアンスに
対する取組を再チェックすべきではないかと、このような事件を見て思いました。





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