1.胃カメラの予約状況

 現在、胃カメラの予約は希望される日に、ほとんどの場合は可能(月~土曜)です。
(毎年1~3月は健診の胃カメラが少ないためです。)


 
2.大腸カメラの予約状況

  ◎現在、大腸カメラの予約は1週間以内に、ほとんどの場合は可能です。
   特に月曜日、水曜日の午後は2部屋で2人の医師が行いますので、検査数に余裕があります。
    
 
 
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 消化器内科

 来院当日の胃カメラ検査について

現在、絶食して胃カメラ希望で受診される方が増えていますので、記載いたします。

 通常、絶食(朝、水、お茶は可)で来院されれば、現在胃カメラは可能です(土曜は来院前に可能か確認の電話をお願い致します)。
 予約患者の検査の間や後になりますので、待ち時間が長い可能性があります。
 

下記のような場合は、通常、当日に胃カメラを行います。

①症状がなく、胃検診(バリウム検査やピロリ菌検査)で精密検査が必要とされている方。

②毎年、胃カメラを受けるように指示されている方(逆流性食道炎やピロリ菌治療後など)
(定期的に同じ医師が胃カメラをしている場合は予約をお願いします)
 
 しかし、下記の場合は行わない場合があります。
 症状がある方
 腹痛や吐き気などの症状がある場合(吐血、下血を除く)は、胆のう、膵臓、総胆管の病気や急性虫垂炎の初期、腹部大腸脈の解離など、食道、胃、十二指腸の病気ではない可能性がありますので、先に採血やエコー、CT検査などを行う場合があります。
 
 少し、詳しく書きますと、
 お腹は皮膚と違い、痛みがある部分の臓器が痛んでいるとは限りません。胃、右側の十二指腸、胃の背部中央から左にある膵臓、右上腹部にある胆嚢、小腸全部と大腸の右半分(盲腸、虫垂を含みます)の痛みを伝える神経は、上腹部の同じ部分に集まってから脊髄に入り、脳へ伝わります。伝える神経も皮膚と違い、細くて伝達スピードも遅く、性能は低いです。そのためか、上記の場所の疾患は、痛みの範囲がはっきり言えない上腹部痛を訴える事が多いです。さらに急性心筋梗塞(下壁梗塞)の一部も、胸痛ではなく、上腹部痛の事があります。
 虫垂(盲腸)炎は徐々に炎症が盲腸の外側の腹膜まで及びます。腹膜には皮膚と同じ高級な神経があり、その部分に、ちゃんと痛みを感じます。ですから、虫垂(盲腸)炎は、最初は、みぞおち(上腹部)の痛みですが、その後に虫垂がある右下腹部痛が起こるのです。
 胃が痛いと言って来られる方に、エコーやCT検査をしたり、心電図を撮ったりするのは、上のような理由です。

また、
薬剤内服中の方は
 内服薬の確認のために、一度来院をお願い致します。
 主治医から朝内服しないで検査を受けて良いと言われている場合は、当日可能です。
 
 消化器内科

大腸ガン検診について

ガンによる死亡者数で多い順番は、男性は①肺ガン②胃ガン③大腸ガン、女性は①大腸ガン②肺ガン③胃ガン です。以前は胃ガンが多かったですが、胃カメラによる早期発見が増え、完治する患者が増えています。また、胃ガンの多くはヘリコバクター・ピロリ菌が原因とされています。以前は日本人の約70%の胃の中にピロリ菌がいましたが、若年者ほど少なくなっており、中学3年生は約5%まで低下しています。将来胃ガン患者は減っていくと思われます。


 それに比べ、大腸ガンを発見するための大腸カメラは、下剤を服用し、下痢で大腸を空っぽにしないと検査できませんので、希望される方がまだ少ない状況です。また、大腸カメラ検査をできる施設は少なく、集団検診は困難です。そのため現在の大腸ガン検診は、大腸ガンから出血する血液を検出する便潜血検査が一般的です。これは人の血液(赤血球のヘモグロビン)が大便に混ざっているかどうかを調べる検査です。統計では、陽性者(血液が混入)の
100人に12人に大腸カメラで大腸ガンが発見されています。


 便潜血検査の問題点として、大便を検査した場合、大腸ガン患者の多く(国立がんセンターによると論文で違いがあり
30%~92.9% 大きなガンほど陽性になりやすい)は陽性(血液が混入)になりますが、陰性(血液混入なく正常)になる方がいることです。2日間行い、毎年便潜血検査を受けることで、大腸ガンがある場合に陽性(血液が混入)になりやすくなります。しかし便潜血検査で正常だったのに、大腸ガンがみつかることはあります。確実な検査を受けたい方や親戚に大腸ガン患者がいる方は大腸カメラを受けられた方が安全です。

 図1は大腸の壁を示したものです。大腸ガンが広がる深さで早期ガン、進行ガンを区別します。粘膜層、粘膜下層までが早期大腸ガン、筋層より深くガンが広がっているのが進行ガン(末期ガンではありません。半分以上の方は良くなります)です。


 大腸ガンは、最初に腺腫と呼ばれるポリープ(イボ状のもの)ができて、大きくなると、その中にガンが発生し、全体がガンになるとされています(図2)。そのため、大腸カメラを受けられた時にポリープがあると切除を勧められることが多いと思います(図2の
3つの画像は違う方の画像です)

ポリープは放置してよい過形成性ポリープ、ガンになる可能性がある腺腫、最初からガンの3種類(もっと種類がありますが)があります。最近は特殊光(NBI)と拡大(ズーム)機能付きの大腸カメラがあり、表面の模様の違いから区別がしやすくなっています(図3)。また、ポリープではなく、平坦な赤いだけの大腸ガンもあります(図4左側)。

図4右側は2年前に大腸カメラを入れると一番奥の盲腸に病変はなく、2年後の大腸カメラで2cmと小さいですが進行ガンがみられた画像です。このような事もありますので、心配な方は大腸カメラを定期的に受けられた方が良いと思います。    
     図1                         

図1

 図2
図2


図3
図3

図4
図4


ピロリ菌の感染経路

 ヘリコバクター・ピロリ菌が胃に住み着いて、胃潰瘍や胃がんの原因とされていますが、  どうやって胃に入ってくるのでしょう?井戸水などから感染すると言われていましたが、世界中の多くの研究者が、井戸水や池などの水からピロリ菌を探しま したが発見できません。衛生状態が悪い状態では糞便からの感染も考えられますが、現在の日本では親や祖父母の胃の中にいるピロリ菌が子供に感染している可 能性が高いとされています。

 感染する経路は、胃の中にいるピロリ菌がゲップなどで口の中まで上がってきて唾液に混ざり、親や祖父母が離 乳食を咀嚼して子供に与えたり、キスして、唾液から感染するのではないかとされています。 感染は子供の免疫機能が未熟な5歳までに起こり、敵と認識できないため共存してしまうようです。それ以後に感染するとピロリ菌に対する攻撃が起こり急性胃 炎になってしまいますが、ピロリ菌は胃には住み着けません。お父さんやおじいさんより、お母さんやおばあさんがピロリ菌をもっていると、子供がピロリ菌に 感染していることが多いと報告されているようです。お母さんやおばあさんが、子供に食事をあたえる機会が多いためだろうと思います。

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