GIGANT DIARY

フリーペーパー『GIGANT』編集スタッフの日記、裏話など

最近買ったもの4

『adidas climacool TR』


ロードも中途半端なのに、トレイルランにも興味が出てきた困ったちゃんです。
こんばんは、鶴谷です。

先日、ロード用シューズで山道をブラリと走りに行きましたが、登りはともかく下りの滑ること滑ること。
ミューの低い路面って怖いですね。考えてみたら、山道を走って下るなんて初めてかもしれません。。
山道を走る爽快感は素晴らしいものがありますが、この恐怖感はあんまり味わいたくないですね。。

ということで、山を下ってから早速、トレラン用のシューズを物色。

まぁ今シーズンに関しては、それほどトレランに注力する時間も無いので、ライトな奴で構わないなぁと思っていたら、このシューズが安売りしていたので即決しました。

マジな仕様のシューズに比べれば、至らない点も多そうですが取り敢えず山道を安全におりてくることが出来たら良いかなと。

デザインも何処か垢抜けないですが、今年はこれで不整地も走りこんでみようかな。


GIGANT編集部:鶴谷

キッズアーオールライト

最近家人がDVDを見ながらヨガをしているので、ちょっと試しにと、食後の腹ごなしがてら横で一緒にやってみたのですが、これが意外とキツイんですね。
冬場の体作りにはちょうどよいかもしれないです。

こんにちは編集部より佐藤です。
さて先日何の用かは忘れましたが、ちょっとした調べもので適当に近所の本屋で立ち読みをしていた時のことです。
とあるファッションブランド(思い出しました、自転車の部品を調べていたんです)の広告に目が止まりました。

「秋冬アウター特集、着まわし自在のMOZZコート」

モズコート・・・はて、これは何だろう?
と、思っているとカタカナの振り仮名が振ってありました。

「着まわし自在のモッズコート」

えっ・・・。
やはりなという印象と、ファッションブランドがこれはまずいだろうという思いが同時にあがってきました。

あんまり回りくどく書くと、ただの嫌味たらしい批判になってしまいますので、きちんと説明することにしましょう。

「MOZZ」
これはスペルが間違っています。
モッズコートはMOZZコートではなくMODSコートです。
MODSが着ていたコートだからMODSコート。

そもそもモッズというのはMODにSがついてMODSとなりますので、MOZZということになるとまったく意味が違ってきます。(※万が一、ヒップホップなどの現場でよく60'sを6Tsと表記する様に、敢えてモッズをMOZZと表記しているのであれば、この記事は出家ものの戯れ言になるので、そのときはご容赦くださいまし)

じゃあいったいモッズって何なんだ、原型って何なんだよ、ということになると思いますので、さして聞きたくもないでしょうが、ここで佐藤編集部員が簡単に説明申し上げましょう。

「MODS」
モッズというのはいわゆるカウンターカルチャーの1ジャンルで、Modernsがつづまったものが大元です。簡単にいうと「新しい物好き」といったところでしょう。
立ち位置的にはパンクスの叔父さん、スキンズのお父さん、ルードボーイの従兄弟といったところでしょうか。
イギリス空軍のターゲットマーク(赤・青・白のトリコロール)を旗印に、50年代後半〜60年代にかけて、主にロンドンの労働者階級の間で盛り上がりました。

キーワードは
・ファッション
・ブラックミュージック
・ドラッグ
です。

富裕層の若者たちが長髪をなびかせて高級車を乗り回し、正統派の英国ファッションに身を包んで紅茶でも飲んでいたであろうその裏側で、労働者階級の若者たちは、世の中に対するフラストレーションを逆手に取って、自分達だけの共通項を作り上げました。
 
長髪をきちんと撫で付けたスタイルが正統派とされていた時代に、髪を短く刈り込み、カーナビーストリートの洋服屋(人気があったのはヒズクロウズというお店)で仕立てた三ツボタンのスーツを着て、クラークスのデザートブーツを履き、週末にはフラミンゴや100といったクラブに出向いて、ジャズやソウルで朝まで踊り続ける。
眠たくなれば、パープルやブルー(アンフェタミン系)でハイになればいい。(ドラッグは絶対にアカン!)
 移動は基本がべスパやランブレッタといったイタリア製のスクーターが使われた。
はじめは安価で手に入りやすかったから人気だったが、次第にそれ自体が流行になり必須アイテムとなった。

踊りのステップや歩き方にまでルールがあり、中でもスーツには細かいルールがあった。
裾はシングルで靴から何インチ上とか、ダブルのスーツならばボタンとボタンの間隔は何インチとか、 ヴェンツは必ずサイドでその深さもインチ単位で決まっている。
襟はクローバーやラウンドにしたり、とにかく幅の狭いものが良かった。
生地もアンゴラのような質の良いものが好まれた。靴はクラークスのデザートブーツが人気だったが、ゴム底が踊りにくいので、クラブに出かけるときはハッシュパピーのローファーやサイドゴアのアーモンドトゥがいいとされていた。
スーツ以外の時は、リーバイスにフレッドペリーが基本で、大学などのイニシャルロゴが入ったTシャツを着るのもはやっていた。

その頃「Ready Steady Go」という、モッズのバイブル的なテレビ番組が放送されていて、The WhoやKINKSやSmall Facesなんかが出てはイカした演奏を披露したり、ロンドンの各地区のフェイス(顔役の意味でモッズのリーダーはこう呼ばれていた。日本で言うと番長みたいなもの) が登場してファッションを自慢したりと、まぁ花金データランドみたいな番組があったわけです。
その番組が放送される度に新しいスタイルがはやっていたというから、毎週新しい着こなしを追いかけるのは相当大変だったのでしょう。
言い換えると、モッズはそれだけファッションに敏感で、お洒落であることに命を懸けていたといっても過言ではないということです。
(どれだけ凄かったかというと、モッズの生きざまを描いた映画「さらば青春の光」の、ラストに近い場面で主人公は男なのに化粧をしています。これは一説に、モッズのファッションに対する気合いの入り方なのだと言われております。つまりは、化粧に手を出すほどお洒落に貪欲だったということです)

重ねて言いますが、モッズは基本的に労働者階級の若者達です。
ファッションに命を懸けて、大枚をはたいて気合いの入ったスーツを仕立てたとしても、決してお金があったわけではありません。
平日まじめに働いてお金を稼ぎますが、給料はほぼファッション、レコード、クラブ、ドラッグに消えていくのです。
だからというのか、モッズはスーツをとても大事にしていました。
移動の手段としてよくスクーターに乗るので、雨風や汚れが心配になる。そこでスーツが汚れることを防ぐために用いられたのが米軍払い下げのアーミーパーカーでした。
M-51やM-65が主流で、51は「都知事と同じ青島さん」が来ていたやつで、65の方はフードに毛が付いているタイプ。どうでもいいですが僕のは65です。

これがいわゆるモッズコートです。

モッズコートは、モッズのアイコンとも言うべきスーツを守るための重要な必需品だったのです。
次第に60年代中盤から後半にかけてモッズ人口が増え、大衆化してくると、モッズコートも缶バッチやワッペンを付けて派手にしていくのが流行り、スクーターにもミラーやフェンダーを沢山つけて飾るのが流行ります。
そうなると、この文化を作り上げてきたオリジナルモッズたちは、さっさとモッズを離れて、髪を剃ってスキンズに、髪とヒゲを伸ばしてサイケに移っていきました。
このあまのじゃくさ、みんなと一緒なんか嫌だ感が実にモッズらしく、モッズのファッションやお洒落に対する貪欲さを物語っている気がします。

と、意外と長く書いてしまいましたが、モッズコートとはモッズが着ていたからモッズコートなので、さらにそのモッズとは何物なのかが少しはわかって頂けたと思います。

今回はファッションに特化して書きましたが、音楽やスクーターのことまで書き出すと終われなくなるので、今回は省きました。
機会があれば、またいつか書きましょう。
あ、あと僕の下手な文章なんかよりも、上記にも出てきた映画「さらば青春の光」を観ると、モッズのことを詳しく知れるとおもいますよ。
オススメです!



GIGANT編集部:佐藤

最近買ったもの3

『Panasonic QE-QL201』

ガラケーの頃から比較的、携帯電話の電池容量に不満をもっている派でした。
それでもガラケーはその殆どが、電池パックを採用しているため交換用パックをカバンに入れておけば万が一の時もどうにか対応できてました。(ストレスゼロという訳ではなかったですが)

iPhoneを持つ様になってから、その機能性の素晴らしさの反面、バッテリーに対する不満は日に日に募っていきました。
そりゃ、やっている処理は相当高度なことなので、バッテリーの消費が激しいのも納得できないこともないのですが、バッテリー自体取り外し不可となると、出先での電池切れについてはドキドキもんです。

iPhoneへの依存度が増すにつれ、反比例するかのように、こちらへの不満もますます募ってきます。
そんなわけで私、鶴谷はカバンの中にコイツを常にぶち込んでおいています。
そこそこ小さなボディで5400mAhという大容量を実現。これはiPhoneだと二回分のフル充電となりますので、ちょいとしたアウトドア旅行くらいまでは対応可能。給電用のポートはUSBで二口ありますので、他のモバイル機器と同時に充電することも可能です。

なにより、出力がある程度しっかりしてますので、iPhoneが完全に電池切れを起こして際でも立ち上げることが可能。
最近、ネット通販などで見かける安い中国メーカーの商品だと、完全放電のiPhoneを立ち上げるのは無理なケースが多いので注意が必要です。
それほど、大きくなく手軽に持ち運びできるのでiPhoneに限らずモバイル系機器のバッテリー持ちに不満がある方は、カバンのお供におひとつ如何でしょう?
あ、あとこいつのいいところはアタッチメント一つで簡易型の懐中電灯にもなります(笑)


Panasonic QE-QL201



GIGANT編集部:鶴谷

最近買ったもの2

『ADIDAS adipure TR360P』
 
別に特に理由は無いのですが、私の靴箱はアディダスばっかりです。

別に足に合うとか、格別履きやすいということも無いのですが、何故かスニーカーはアディダスです。
正直、浮気も考えたこともありまして、最近ではナイキのフリーシリーズが気になって気になってしょうがなかったです。

あのヘンテコなソール、いいですよ。あのソールゆえに脚が鍛えられるというオマケ付き。デザインも発色もかっこいいのが続々とでてきています。あーいう不思議な感じのするスニーカーは大好きです。なんせ、こちとらハイテクスニーカー全盛期に青春時代を送ってますから。

と、浮気ゴコロをフツフツと滾らせていたのですが、決断するにも至らず『まぁ、別に無きゃ無いで困ることもないわな』と思っていた矢先に、今回ご紹介するこのadipureTR360Pを店頭で見かけました。
 
ソールのコンセプトはなんとなくナイキのフリーシリーズと似ていますが、このadipureTR360Pは、エクササイズなどの室内トレーニング用に開発されたスニーカーらしいです。
裸足感覚でトレーニング出来るのがウリだとか。
ソール自体はしっかりとしていてアスファルト上でも問題無いのですが、ソールに熱交換用の穴が空いているため、雨の日は靴下がベチョベチョになってしまいます。

私のライフスタイルにはあんまりマッチはしないのですが、靴全体が袋の様な形状をしており、ホールド感が絶妙なのと、間違った近未来感を演出しているデザインにハマりまして、お買い上げ。ま、モデル末期だったらしく半額近くになっていたのも大きいです(笑)

とりあえず春になるまでは、トレッドミル用のランニングシューズとしてジムで使っていますが、なかなか面白い感触で楽しいです。


ADIDAS adipure TR360P

GIGANT編集部:鶴谷

最近買ったもの1

『LIFE PROOF iPhone4S ケース』

自転車でロングライドする時に困るのが、ケータイ電話の処置。
なるたけ、そういうものから開放されるのもいいんだけど、ロングライドで自宅から100km、200km離れたところに行くのに、連絡手段が何も無いのも困る。
またiPhoneを使って地図の確認だったり、写真をとって気軽にアップするというのもそれはそれでサイクリングの楽しみというもの。

私は基本的に自転車に乗る時は、iPhoneと携帯バッテリーを新品のジップロックに入れて持ち歩くようにしてます。
背中にポケットにしろ、トップチューブバックにしろ、はたまたリュックにしろ汗や突然の雨に100%対応している場所は自転車に乗る以上は無いと覚悟しています。
ジップロックに入れおいて、特に故障等は無かったのですが(それでも真夏はジップロックの中で汗かいてました。。)やはり、出先で写真をとったりする時は非常に億劫。
人間、億劫になるとその行為すらしなくなるので、これでは少しサミシイということで、アウトドアに強いiPhone用ケースを探し始めましたが、まぁ定番中の定番のこいつに落ち着きました。

LIFE PROOFは、雨、雪、埃、ショックと、アウトドアで考えられるキケンな要素にしっかりと対応しつつ、非常にスマートな外見でiPhoneのデザインをスポイルしないのが美点。
イヤホンジャックはアダプタを介さないと使えませんが、自転車のりながらイヤホン使う程、ヤンチャはしていませんのでここの不便さは特に問題になりません。
それにしても、これに限らずiPhone4、4S用のアクセサリは安くなってますねぇ。iPhone5用のと比較すると4分の1の値段でした。

4S買って正解だった??
いえいえ、これは負け惜しみです。。あと一年は買い替えることができませんので、このケースに守ってもらって大事に使おうかなと。

LIFE PROOF iPhone4 4S



GIGANT編集部:鶴谷

転ぶのか

みなさん、あけましておめでとうございます。
三が日も気が付けば通り過ぎ、惜しむ間もなく松が外れる頃です。
最近は、家人と年越しに余した日本酒をちびちび飲みながら、何かと忙しかった元旦を取り戻すように、楽しんでいます。
お久しぶりの編集部より佐藤です。

いきなりですが、この冬はよく転んでいる。
なかでも一番ひどかったのは、先月の中頃にちょっとした買い物に出かけた時のことだった。
本当に、ちょっとした買い物だったので、ものの数分で用事は済み、さて結構な時間が残った。
いったん手近なベンチに腰掛けてあれこれと考えてみるが、結局僕が思いつくことといったら、古本屋を冷やかすかコーヒーを飲むくらいのことだ。
自分の居る場所にコンパスの針を置き円を描く。
スパイ映画のワンシーンの様に、その円の中に点在する喫茶店と古本屋が点滅する。

さて、コーヒーでも飲みに行くか、と腰を持ち上げたがその前にトイレに行っておこう。
と近場のトイレを探して用を済ませ、トイレを出た。

そこに!

なんと水たまりができていたのだ。
冬だし、外は雪だ。誰かの靴に付いていた雪がここで溶けて水たまりになったのだろう。
僕の左足が、すくい上げられる。
「あぶないあぶないっ!」藤原紀香も飛び出すのだ。
床に尻餅をつきそうな所を、無理矢理に持ちこたえて体制を立て直す。すると、どうやら体重の乗せかたを誤ったらしい。倒れずには済んだのだが、なぜか勢いが付いて一回転してしまい、その回転を利用して、目の前の壁に思い切り膝蹴りを入れてしまったのだ。
建物中に響き渡る轟音。鈍い痛みが膝から全身に!
しかしだ、人間とは不思議なもので、転げ回りたいほど痛いのに、照れ隠しのため、平然を装って歩き出す。ただ、気は相当に動転しているので、なぜか先ほど出てきたばかりのトイレ戻ってしまうのだ。
トイレが無人なことを確認すると、声にならない声を押さえこんで、膝をこすりながら壁によりかかった。
ふと見上げた先に鏡がある。
涙目で痛みをこらえる男が一人。
「年の瀬に何をやっているんだ、俺は」
痛みがひきはじめるのと入れ替わるように、恥ずかしさがわき上がってくる。怖いもの見たさで膝蹴りの場面を思い返してみる。

・・・・・・あぁ、あれじゃあまるで橋本真也が得意とした、水面蹴りじゃないか・・・「時は来た!それだけだ」


今年は転びません!



GIGANT編集部:佐藤

マクドナルド奇譚

皆さんこんばんは。
先日、家人が友人の結婚式だと張り切って靴を買いましたが、いまいちサイズが合っていない様子。
いや、僕は女性が靴のサイズをぴったりで履いているのをあまり見たことがない気がします。
ヒールのあるような靴ならば尚のこと。
あれは不思議です。
 
 
お久しぶりです。編集部より佐藤です。
ブログがあまりにも更新されないので、ひょっとしたら編集部は死に絶えたのじゃないか、とお思いでしょうか。
 
ほら、僕たちは生きていますよ。
 
 
先日野暮用を足していた時のことだ。ちょっしたと空き時間ができたので、どこかでコーヒーでも飲もうと辺りの景色を右から左に思い返すが、思い付く喫茶店はどれもやや遠い。
野暮用というのは、実は腕時計の電池交換で店員曰く20〜30分程度とのこと。
ちょっとと思って足を伸ばせば往復で時間を食うし、後の予定もつかえていたのでこれは得策ではない。なんにせよ、あわただしく飲むコーヒーほど嫌なものはない。
ということで、目の前にあったハンバーガーショップへ入ることにした。
 
レジに並んで自分の番がくる。さて、小腹も空いたしせっかくだから久しぶりにハンバーガーでも食おうかな、と意気込んだが・・・何かおかしい。
カウンターの上にメニューがない。たまたまかと思いとなりを見るが、となりにもない。
はて。仕方なしに、店員の頭越しに電光掲示のオススメ商品の写真を見上げるが、いまいち埒があかない。
店員がこっちを見ている。急かしているのだ。
どうしようもないので確実にあるはずの
「ハンバーガーのセットをください」
というと
「セットのお飲み物をお選びいただけますか?」
ときた。
選ぶもなにも、何があるかわからないのに選べない。
こちらもどうしようもないのでアイスコーヒーを頼んだ。
 
 
かなり久しぶりにハンバーガーショップに入ったので、相当とまどいましたが、ひょっとして最近は、メニュー表が無いのが普通なのでしょうか。
 
受け取ったハンバーガーをかじりながら色々な可能性を考えましたが、やっぱりおかしい。
例えば10年前なら、かなり頻繁にハンバーガーを食べていたので、だいたいのメニューが頭に入っていて何も見なくても注文ができたかもしれない。
 
いや、そういう問題じゃないのか。
本当のところはどうなんでしょう?
 
あの店舗だけのサービスだと、もしくは何かの間違いだったと信じたいのですが、もしこれが世の常識として定着しているのであれば、これはやはり驚くしかない。
 
 
 
しかし、思えばいつの間にか、ハンバーガーを食べなくなっていたなぁ。
久しぶりに食べたハンバーガーはおいしかった。
 
 
 
GIGANT編集部:佐藤
 

札幌発・現代アニメーション総進撃!感想雑記

7月26日の木曜日、シアターキノ20周年記念企画「札幌発・現代アニメーション総進撃!」に行ってきました。

ので、がーっと、感想。
最近こういうの全然書いてなかったからか、以前よりもさらに一回りくらいなんか、アレです。「!」とか少ない感じです。前回と同じなところは写真が一枚もない、ってところ!!

前回前々回から続く感じのこの総進撃シリーズ。今回は6作品。感想をべろべろ書いていきますですよー!。



で、行ってきましたシアターキノ。時間は20時30分。開場は45分予定だからぎりぎり・・・とはいえもうね、満員。完全に満員ぎゅうぎゅうですわ。まるでフェスかと思わんばかりの満員ぎゅうぎゅう。千円と引き換えにもらった整理番号は75番。どうやら76番から補助席になったみたい。にっひっひ。
ということで感想戦、始まり始まり〜


1作品目はワタナベサオリさんの「Knoflik(クノフリーク)-小さいい大きな贈りもの-」

ジャンルはコマ撮りアニメーション。この作品だけは初見じゃないです。去年大通公園のホワイトロックでの上映やYOUTUBEでも複数回観ている作品。相変わらず愛くるしい鳥のキャラクター「ヤパチェク」と「デデチェク」の織りなすある日の物語。
細やかな動き。構図や撮り方で表情を豊かに変えていくキャラクター、やさしい時間。なによりも作者がキャラの事を猛烈に大好きなのがわかります。すねるヤパチェクの仕草がかわいすぎて死ぬかと思いました。ヤパー。

何度か観たなかで、今回劇場で観た感想としてはキャラのセリフのときに入るホワイトノイズ(でいいんだよね?)が若干気になるなあ、っていうのがありました。環境音がある状況で鑑賞するとそれほど目立つものではないんですが、映画館での上映になるとちょっと気になる感じでした。



2作品目は伊藤早耶さんの「へいたいがっこう」

これは、色鉛筆で描いた原画なんでしょうか?ありそでなさそな独特の風合いの作品です。
耽美な顔立ちの少年が自分の通う学校の秘密を知る・・・という感じの内容。面白い表現がいくつかあり、映像的に見ていて飽きない作品。
作中に出てくる小物の作り込みがもう一回りしっかりしていればもっとぐっと作品に引き込まれたのではないかなあ。あと、きっと顔を描くのが大好きなのだろうなという感想です。顔が表情の含めすごい上手い分、人体のバランスがちょっと気になる・・・
途中出てくるデフォルメキャラの顔が妙に永井豪チックなのがとても好きでした。予告編があるからチラ見してはどででしょうか!



3作品目は青柳清美さんの「蛇が泣く」

コマ撮りアニメです。かなり短編なのにしっかり味わえる作品。蛇と少女が抽象と具象を行き来する。
おもしろかったです。見せるために何が重要なのか、あるいは何が必要ないのか、というのを考えさせられました。短編である、という事を理解して作ってるんだろうなあと感じました。あとね、エロい。朴訥な表情の人形なのにやたらエロいです。

で、エロエロいってるばかりでもなく、度々使用されるアップの構図の切り方やキャラクターの表情、パッと見あまり丁寧ではないように見えるのに妙になまめかしい蛇の体の動きなど、実際観ている内容よりも一回り多く観客に情報をもたらしてくれる感じがしてすごく好きでした。
人形の着ている着物もとても丁寧。あれは柄を縮小してプリントしていたのかしら・・・

上映後のトークでも話題に上ってましたがエンドロールのスタッフの中に「草監修」(草担当、だったっけ・・・)というのがあって、個人的にとてもツボでした。



4作品目は阿部静さんの「まどぎわのはなし」

こちらは油絵を一コマずつ描いていったもの。ふと見つけた人形との一年間。時間が過ぎるという事はどういうことなのか。

そもそもの絵が上手く、さらに筆致が残っていることによって、雰囲気などを伝えるのに一役買っていました。
ただ、長い・・・個人的には冗長のように感じました。
四季の移ろいを観客に伝えるにはそれなりの時間が必要にはなるとは思うんですが、カットの使い回しがけっこう多く(これはもちろん油絵で描いている手間も含めてある程度仕方のないことだけど)結果的に四季が移り変わるもあまり抑揚のない感じになってしまっていた気がします。

それと、これはあるいはわざとなのかもしれないんですが、映像の輝度?コントラスト?があまりに高すぎる気が。せっかくとても丁寧に描かれている絵の細部がとんでしまっていて、もったいなかったです。地の紙(かキャンバスか)の色を完全に飛ばしたかったんでしょか。それ以外に何か狙いがあったのだとすれば知りたいです。ワタシ、キニナリマス!



5作品目はARPLANTSさんの「ポンタと遠足」

セルアニメです。ポンタというこねことケンタ少年のハートフルアニメ。絵本のような、でも絵本よりもアニメの方が確実にマッチする、そんな作品でした。
こう書くとなにか揶揄しているみたいですがそんなことはなく、おもしろかったです。

予想以上にヌルヌル動くキャラクター達。ポンタのサスペンダー柄(柄だよね?)がとてもかわいい。土下座かわいい。
揶揄するとしたら、現代日本で小学生が遠足の最中に一人行方不明になってるのに各方面のその対応はいくらなんでもないだろお、と。いやまあ話が変な方に行ってしまうだろうし仕方ないんでしょうけどね。

あと、ポンタがなんだか魔女の宅急便のジジっぽかった気がします。声や抑揚なども含めて。ポンタの方が感情の起伏がやや抑えられてる、って雰囲気。
当初、商用のプレゼン(テレビで朝に放送とか)を考えて制作されたらしく、なるほどな、と。そのせいか、いろいろな設定(なんでポンタしゃべれんの?とか)は作品内で説明をぶっ飛ばしているのでところどころ「あれ?」と思うところもありました。



最後6作品目はピコグラフさんの「TAILENDESRS」です。

これ、かなり観たかった作品なんです。セルアニメです。
僕がちらっと知っている限りでも制作過程で色々逆境な経緯やドラマチックな展開もあるのですが、そこらへんはちょっと割愛。かなり、ドラマチックですが・・・割愛。
単純なアニメの出来のすごさはかなりのものです。黒ベタの影がどっしりとしたアメコミのような、ハードな印象を与えてくれます。かっこいい。
ざっっっくりいうと未来のレースものアニメ、なんですが、とにかくアツいですね。音楽もハマってます。
キャラクターがいちいち作り込まれていて、いわゆる「モブキャラ」的な人物達まで残らずカッコイイい。なんでも全部で30人分くらい(!)設定やら人物背景やらを考えられたそうっす。こちらも「ポンタと遠足」と同じくテレビでのアニメ化を考えているだけあります。もうね、スピンアウトもの作り放題よ。
ちなみにそのキャラクター達の設定やらアニメ本編よりも前に何があったのかを描いているコミックやら何やらたくさんついてくるBluRayが出ているそうですよ。

で、ちょっと戻って。乗ってるマシンのデザインもキレッキレです。途中いくつかある僕が「おおお!!」と思ったマシンが関係あるシーンはピコグラフさんの中でもメンバーの太田さんがやられている「ジザイトイズ」の影響が大きいのかなと勝手に思いましたよ。


ちなみに、どの作品もあえてあんまりストーリーには触れてない感じで書きましたがもちろんしっかりしていました。もちろんでがす。
それに加え最後の二作品はアニメ完成後の作品の展開や、広がりまでいろいろ考えながらの制作だった、という話が聞けて、とても興味深かったす。
マスに向ける覚悟。経営者視点というか、プロデューサー視点というか。効率や結果を天秤にかけるのも確実に努力の一つなのだなと。

で、上映は終了。最後は各作品の作家さん6人が壇上にあがって、主催した小野さんとのトークです。裏話やら良い話やら切実な話やらオモシロ話までとても楽しめました。内容は上にちょろちょろ書いている以外は秘密!うらやましいだろ!!書くのが疲れたからじゃない!!!!

ちなみにその後シールとかポストカードとかが当たる抽選があったんですがあえなくハズレ。残念。
でも入場時にKnoflikのキャラクター、ヤパチェクのシールがもらえたのでうれしかったです。楽しかったー。



で、恒例の陰湿極まるイベント自体での気になる点は・・・

一作目が始まるのが早い(電気消えてすぐに始まる)っていうのが結構大きかったです。暗転後、とりあえず画像三枚くらい(イベントタイトル、作品タイトル羅列、とか)をスライドする程度で大分イベント感というか盛り上がりがあったんじゃないかなあと。1作品目が始まる心の準備が、ま、まだ・・・!

ってぐらいですかね。今回は開場が映画館ということもあり、上映関係ではもちろんまったく問題ないですし。満員で暑いとか、補助席が〜とか、進行がやや押し〜とかは、個人的には盛り上がりを感じられるので限界を超えない限りは好きな方です。

あ、直接関係ない事でもう一つ。今回はシアターキノの20周年企画の中の一企画だったのですが、その全体での「20周年感」みたいなのはあんまりわからなかったです。各企画での横の繋がりがすごく希薄と言うか、なんかそんな感じ。まあでも、それってとても難しい事なんだよなあ・・・そもそも自分たちの企画で手一杯なんだし。1mmも関係ない人間ですが、悩ましいところですよね、たぶん。


ざあーっとこんなところ。なんか最初にも書いたんですが久々書いたからか以前にも増して取り留めなくだらだらすいません!おもしろかったんですよ!ほんとに!!!!!!!!!!!!

言い訳もしたところで以上お開きジエンド幕引きおしまい!



GIGANT編集長:モンマニメーション総進撃!!!!!

THE宣伝

編集部より佐藤です。

今日は、GIGANT本誌でも何度か記事を書いていただいている永堀君から、展示のご案内です。


永堀です。
今月の15日(日)より展示を行っております。

二週間の長期間ですので、お暇でしたらふらりとお立ち寄りください。
「夕日に染まる白い羽」

期間:7月15日(日)〜7月28日(土)
時間:11時〜20時
(※日・祝、最終日は11時〜17時)
場所:Gallery new star
中央区南2条西7丁目
絵:cassi/文:永堀

昨年の秋に行った展示(「明日、みたはずの色」-大通り美術館)より、9ヶ月ぶりの第二弾です。
前回とはまた一味違った絵と文の展示となっております。
是非一度お立ち寄りください。


GIGANT編集部:佐藤

深夜劇場

先日僕は、大通りから地下鉄で4駅ほど離れた深夜の住宅街を歩いていました。季節の変わり目。肌寒く湿度の高い夜だったと記憶しております。
こんばんは、編集部より佐藤です。
 
人通りはなく、両脇に並ぶマンションの窓には、モザイク様に点いたり消えたりの明かりが散らばっています。
空を見上げ「夏とはいえ夜はやっぱり寒いや」
そんなことを呟いた時でした。
背後から自転車をこぐ音が聞こえてきます。
 
反射的にゆっくりと振り返り、自転車を先に行かせるべく道の端に避けて歩調を緩め、通り過ぎるのを待ちます。
自転車の主は、学生らしき若い男。携帯電話で話ながら、だらだらと蛇行運転です。
 
「へぇ〜、そうなんだ。うん、・・・え?今?」
 
そこで、ペダルを回す脚が止まりました。
あっという間に追い付いた僕が、彼を抜かす瞬間でした。僕はそれを聞いたのです。
 
「い、今まだ大通りだから、全然大丈夫。うん・・・待っててよ」
 
そう言って彼は自転車の向きを180度変えると、それまでとは打って代わった、きびきびした脚さばきで自転車をこぎだしたのです。
 
「・・・・・・え?」
 
僕は思わずそう呟くと、あたりを見回し、そして再び遠ざかる彼の背中に近眼の目を凝らしました。
そして気がついたのです。
 
「ははぁん。なるほどね」
 
 
 
 
―専門学校生Kは現在、卒業単位の取得に向けて課題の製作に奮闘中だ。
「ファッションデザイナーになりてぇなぁ・・・」
ぼんやりとした夢だったが、実際にデッサンから型紙を経て、縫製に至る工程をこなし、目の前に自分のデザインしたドレスが現れてみると、なんとも言えず嬉しかった。
今回の課題は、モデルを手配し、服、アクセサリー、ヘアメイク、メイク、全てを一つのチームで仕上げて撮影をするというものだ。
Kは当然ドレスのデザインを担当する。
アクセサリーは友人のTに依頼し、メイクとヘアメイクはTの友人のAが担当することになった。
 
何度かの打ち合わせを重ねて作品の方向性を決め、製作に取りかかったのは6月も終わりに近づいた頃だった。
TとAとは自然と一緒に過ごす時間が多くなり、次第にチームには結束が生まれはじめた。いや、正確にいうならば、生まれはじめたのは結束だけではないようだった。
KのAに対する感情は、チームの仲間という枠をこえはじめていた。
 
Aは実際に整った顔立ちをしている。モデルが見つからなかったら、Aをモデルに使ってもいいかもしれない。Kは密かにそんなことを考えてもいた。
 
やがて製作が進むにつれて、細かな修正点がポロポロと出始めた。三人はその度に連絡を取り合った。
連絡は密になり、昼夜問わずの電話やメールのやり取りのお陰で次第に疲労が溜まりはじめた。しかし、Kはそんなこと一向にかまわない。やり取りの大半はAなのだから、朝だろうが深夜だろうが大歓迎である。
Aの声がメールが自分に届いているという事実が、Kの心を温もらせ、密かな色合いを染み渡らせた。
 
製作も佳境に差し掛かったある夜のこと。アルバイトからの帰り道、Kは住宅街を自転車で走っていた。交通費を浮かすためにすすきののバイト先までは、自転車で通勤している。片道30分の道のり。家まではもういくばくもないが、バイト上がりの体には自転車のペダルが重たい。
そこに着信がある。
もしや、この時間からしても・・・と思った。
 
Aだ。
 
Kは慌てて着信ボタンを押した。「お疲れ様。今帰り?」
Aの声。バイトの疲れも吹き飛んでしまう。
「お疲れ。おぅ、バイト終わって帰るとこ」
「今大通りの宮越で髪型とメイクの組み合わせ3パターン位考えてたんだけどさ」
「そうなんだ、どんなかんじ?」
「うん、ちょっと説明しにくいんだよね。写メじゃ見づらいかな」
「写メかぁ・・・見れるかな」
「今から来るなんて、無理だよね?」
「い、今まだ大通りだから、全然大丈夫。うん・・・待っててよ」
 
 
 
となる。
青春だね。
若いってのはいいよ。
 
 
GIGANT編集部:佐藤
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