土木の風景

from civil engineers 築土構木、土木技術は社会生活の基盤をささえています。

栗山川河口と東部排水機場

 久しぶりに九十九里へ・・・海岸に来てみました。
 栗山川の河口部に屋形海水浴場(九十九里・蓮沼海岸)があり、河口堰堤には釣り人がいました。
 まだまだ冷たい海水なのに、サーファーがいます。われわれは震えてしまいそうですが、若さなのでしょうか(笑い)。

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 なお、地図にも示しましたが河口部には東部排水機場があります。この記事については過去にありますのでご参照いただければ幸いです。→関連記事

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タワー式取水塔

 ただいま南房総地区はスイセンと菜の花が満開であります。


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 農業用のため池が南房総にはたくさんあります。そんな中に、取水施設がこんな形もあります。不思議な姿であります。

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 現在、ため池は満水状態です。
 この施設は何?
 タワー式取水塔と言って、浮いているフロートから表層の温かい水を引き込む様式になっています。
 ため池の水は深層部は冷たく、表層部が温かい状態にあります。水田に引き込むのは温かい水が良いので水位の変動にも好都合のように出来ているのです。
 
 ため池を空にするのはそうそうないのですが、運が良ければ非灌漑期に出遭えます。
 落水後の姿が次の写真です。

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おコメの問題・・素人の独り言

 とても少ないですが、房総では稲の自然乾燥がまだ見られます。手間が掛かるけれど、おいしいお米になりそうです。


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 年が明け、高値のお米が少し安くなり始めたようです。このままでは高い新米が売れず、当然値段は下がる、これが市場原理だそうです。消費者にはうれしいことですが、ある専門家が気になることを話していました。
 
 「農林水産省が出てきます」、と。
 
 何のことかと聞いていると、(50万トン以上の)備蓄米買い戻しを実施してくるだろうというのです。結果的にコメ余りを解消し、価格を維持することになるそうです。お米券もそのような匂いがしましたが・・・。
 
 農水大臣が替わり何がどうなったのか、考えてみると「立場」の違いではないかと。
 消費者の側に立つのか、生産者や業界の側に立つのか、の違いです。
 
 今の農水大臣は生産者、業界を守ることを基本方針としています。これまでの農政を継続するものです。
 
 これからどうなるのか、消費者の反乱?が起きるかも知れません。その一番は更なるコメ離れです。年配者は文句を言いながらもコメを離すことは出来ませんが、若い人たちからコメ離れは始まります。長い目で見るとコメ農業は衰退産業にならざるを得ません。
 政府に保護される産業は大概ダメになっているのは歴史が示しています。
 
 戦後、アメリカは(貧しい日本を助けると言いながら)自国のムギを日本に売ることを推進してきました。パン食のすすめです。給食にパンが登場し、なんてうまいのだろう、と当時の子供達は喜びました。結果は、80年経過した現在、朝食にお米を食べている家庭がどれほどあるでしょうか。小麦の生産は外国には勝てません、ほとんど輸入です。唯一の完全自給作物であるコメを守ることは安全保障上非常に重要です。
 
 と言うことで、消費者と生産者の両方が成り立つ政策が必要です。
 
 これまでの農政は産業としてのコメ農業を守ると言うより兼業農家、零細農家を守る政策でした。産業としてのコメ農業を育成するのではなく、農家を守ることが目的になっていました。
 今後、産業として育成するのであれば大規模化、集約化が必要です。プレイヤーの新陳代謝は産業にとって重要な要素です。大規模農家は原価を抑え、十分な利益を上げることが出来ていると聞きます。企業参入も含め、こうした大規模農家を増やすための農政が出来ないものでしょうか。
 既存の農業団体は構成人数で言うと、小規模農家が圧倒的です。これまでの長い歴史の中で構築された構造を破壊するとは言いませんが、時代が大きく変化していることを知っていただきたいものです。
 コメ農業を産業として育成して行く、これが重要です。昔は農家が大票田でしたが、現在は違います。農業人口は激減しているのです。下手をすれば消費者から総スカンを食らうことになりましょう。
 
 政治家の皆さんに頭の切り替えと、長期的な視点を持っていただくようお願いしたいです。

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謹賀新年2026

 明けましておめでとうございます。
 2026年(令和8年)もよろしくお願い申し上げます。
 
 元旦はやはり富士山です。
 今は亡き、設楽先輩の一枚です。


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地すべり地帯の法面工

 千葉県南房総地区は地すべり地帯が多くあります。
 地すべりは風化した粘土質の地山(土塊)がゆっくりと動く現象です。なぜ動くのか、その原因は「水」にあります。地下に浸透した水がすべり面を発生させ、大きな土圧によりすべり始めます。次の写真は地すべり地帯でよく見られる「ボラ」という地表の浸食現象です。そして、竹林は荒廃してきます。


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 さて、動く地山を抑える工法として小規模から大規模まで、いろいろとあります。
 まずは、最も簡易な土留め工は「土のう」であります。最近は大型土のうなど種類が多いですね。

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 次は「かご工」、一段から数段まで・・・現場に合わせてよく使われます。

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 さらに「井桁工」は古くから使われています。古いものから新しいものまで多種多様、地方によっても違いがあります。

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 これまで見てきた工法は、動く地盤に柔軟に対応することが基本で、がっちりと固めない構造です。そして、水を上手に逃がすことが重要です。
 
 なお、コンクリートブロック積み構造は動きに弱いので、クラックが入ったりして地すべり地帯には不向きです。

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 なおまた、土圧が大きく、強い抑止力が必要になる場合は「杭工」「アンカー工法」など特殊な工法になります。

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 この時期、この地方を歩くと良い匂いが風に乗ってきます・・・スイセンが咲き誇っているのです。人が植えたもの、野生化したもの、スイセンは地すべり地帯とセットになっている感がある南房総地方であります。

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関連記事  <土木の風景TOPへ>

冷え込み

 12月になって冷え込んできました。
 今月中旬以降は温かくなるような予報も出ていますが・・・。
 
 冷え込んだ早朝の風景をどうぞ。
 まずは水の持つ力はすごいですね〜、側溝の枡にたまっている水はそんなに多くないはずですが・・・・。

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 なお、早朝でなければ見られない風景です。

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銚子沖洋上風力発電所

 久しぶりに犬吠埼から長崎鼻を抜けて屏風ヶ浦方面へドライブ、遠くに洋上発電の塔が見えて懐かしく感じたものでした。

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 施設の詳細について、東京電力リニューアブルパワー(株)から銚子沖洋上風力発電所の記事と写真をご紹介。
 
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国内初の着床式の沖合洋上風力発電所。
2009年8月より、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の公募事業として研究を開始し、風況・海象の把握、海洋構造物が環境に与える影響などについて調査を行ってきました。
2013年1月からは、NEDOと共同で本設備による実証試験を実施し、2019年1月1日より商用運転を開始。(建設開始は2010年6月からだそうです。)

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 なお、陸上の風車建設の参考記事はこちらです。

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休耕田

 散歩の田んぼ道、水田の中には休耕田があります。高齢化で担い手不足、耕作を放棄せざるを得ない農家も増えているようです。大規模農家に耕作を依頼する方策もありそうですが、各戸に都合、条件があるのでしょう。
 
 耕作放棄して時間が経過してくると次の写真のようになってきます。

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 この状態から、次には樹木が加わり、自然に戻って行きます。そうなると水田に戻すことは非常に困難です。新たな「開墾」と言うことになってしまいます。
 
 また、写真のガマですが、穂から種が飛び始めています。こうなると周辺の水田に種を拡散することになり、休耕することが周辺に迷惑を掛けることでもあるのです。
 
 それでも・・・、やむにやまれぬ耕作放棄でありましょうか。
 
 現在、米の価格は高止まりし、生産者・流通関係者にはありがたいことですが、消費者の米離れ加速や輸入増加など長期的に見ると問題も多そうです。やはり、主食コメの安定化には国の関与がある程度は必要ではないでしょうか。
 
 「猫の目農政」などと揶揄されてきた農業政策ですが、これからは時代の変化をよく見極め、長期的な視点で政策実行をお願いしたいものです。短期的・目先の農政だけは是非とも、やめていただきたいです。
 
 水田を票田と勘違いしたのは昔の話であります。

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片倉ダム

 千葉県君津市、小櫃川水系の洪水調節、水道用水確保目的の重力式コンクリートダムです。平成14年(2002)に完成しています。
 
 案内板がありましたので紹介します。県道千葉鴨川線沿いにあります。

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 ダムサイトまで下りませんでしたので、笹川湖の全景だけで失礼しました。

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 なお、これまで何もないと思っていたのですが、さすが、ブラックバス釣りでかなり有名のようです。レンタルボート屋さんも数軒あるとか。
 
 よくよく見ていると二人乗りのボート発見、釣果や如何に・・・。

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遭遇そして野猿と根比べ

 房総小湊から内浦山県民の森を通過して麻綿原高原にいたり、さらに大多喜町小田代へ至る林道があります。自然豊かな素晴らしい林道であります。

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 そんな林道で野猿に遭遇したのは15年も前ですが、懐かしい写真が出てきましたので紹介します。
 
 こちらが悪さをしないことを見抜いていますから、サルも慌てません。こちらもしばらく止まって眺めます。
 どちらが動くか、根比べでした。
 
 まずは、遭遇直後のサルたちは、みんながこちらを見ています。

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 そして、彼らがすぐに取った行動はそっぽを向き、こちらを意識的に無視するという表情でありました。目を合わせないようにしています(笑い)。
 いかにも、ここはわれわれの場所だ、と言いたいのでしょうか。

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 長い時間に感じましたが、せいぜい十数分でしょうか、彼らの方から静かに去って行きました。こちらとしては楽しい時間でありました。
 
 なお、最後の一枚は彼らが動く直前の一枚です。チラリと見ているのがわかります。ボスザルがいなかったのは幸運でした。

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