土木の風景

from civil engineers 築土構木、土木技術は社会生活の基盤をささえています。

2011年02月

清澄の千年杉 no.295

 日蓮宗の大本山、清澄寺です。
 お寺のホームページを見て、恥ずかしながら初めて気が付きました。
 
 しっかりと、「清澄寺(せいちょうじ)です。」と書いてあります。
 「きよすみでら」と呼び習わしていたので「せいちょうじ」には違和感があります。
 
 さて、清澄寺の境内に千年杉があります。
 国の天然記念物に指定されているようです。

18 092


18 091



 確かに巨木です。
 見上げるとかくのごとし・・・。

18 090



 こういう巨木に接すると、人間は謙虚になります。
 土木屋も・・・技術におごることなく、謙虚に1000年、2000年後に思いを馳せて仕事を致したいものです・・・。
 
 
 なお、
 せっかく登ってきた「きよすみさん」ですから、境内の紹介をいたしましょう。
 お寺の詳しいことはホームページをどうぞ。

18 071



18 083



18 085



18 082




18 087



 最後は本殿です。

18 080



kiyosumi



 
 いま、日本国の政治・経済・・・そして、世界もいろいろと大変です。
 あきれたことの多いこの「世相」を、仁王様に吹き飛ばしてもらいましょう!!

18 072



 清澄寺 せいちょうじ     <大百科全書>
→日蓮
千葉県天津小湊(あまつこみなと)町(現在鴨川市)清澄にある日蓮(にちれん)宗大本山。「きよすみでら」ともいう。千光山と号する。771年(宝亀2)不思議(ふしぎ)法師が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を刻み安置したのに始まり、円仁(えんにん)が密教を伝えたという。円仁開創ともいう。国司源親元(ちかもと)が再興し、北条政子(ほうじようまさこ)が輪蔵、宝塔を建てた。1233年(天福1)日蓮が12歳で入寺し、「日本第一の智者(ちしや)となさしめたまえ」と虚空蔵菩薩に祈り、住持道善(どうぜん)に台密を受けた。のち日蓮は鎌倉、比叡山(ひえいざん)などで学び、『法華経(ほけきよう)』が最高の経典であるとの信念をもって32歳で帰山、寺内の旭(あさひ)ノ森で朝日に向かい、初めて「南無妙法蓮華経(なむみようほうれんげきよう)」の唱題を行い、日蓮宗を立教開宗した。徳川氏の帰依(きえ)厚く、天台宗から真言宗に転じ、さらに1949年(昭和24)日蓮宗となり、管長が住職となる制度ができた。本堂前の千年杉は国の天然記念物。→日蓮〈田村晃祐〉

 清澄山 きよすみやま        <大百科全書>
「きよすみさん」ともいう。千葉県南部、安房(あわ)郡天津小湊(あまつこみなと)町にある山。房総丘陵北半部の上総(かずさ)丘陵にあって清澄山塊の地塁をなし、南斜面は砂岩・泥岩の断層崖(がい)となる。標高は383メートル(妙見(みようけん)山)。一帯は県下の最多雨地帯で、シイ、タブなど常緑広葉樹の原生林が茂り、また近世以来のスギの美林があって、東京大学農学部の演習林ともなっている。山頂近くに日蓮上人(にちれんしようにん)が出家した清澄(せいちよう)寺があり、境内は国指定天然記念物の大スギをはじめスギの木立で覆われる。南房総国定公園に属し、近くに内浦山(うちうらやま)県民の森や、アジサイで知られる麻綿原(まめんばら)高原がある。JR外房(そとぼう)線安房天津駅から清澄寺までバス25分、下車後徒歩10分。〈山村順次〉
【地】2万5千分の1地形図「上総中野」「安房小湊」

   <土木の風景TOPへ>

〔 水道管の耐震化・NS継手接合について 〕

先日、千葉県水道局様の主催で、日本ダクタイル鉄管協会様並びに(株)クボタ様のご協力により、千葉県内コンサルタント業者を対象としたNS継手接合の講習会が、(株)クボタ京葉工場内配管技術研修所内で行われました。その概要を紹介します。
30 021
 【写真1:講習会の様子】

 ・NS継手接合とは
道路等の地下に埋設されている送水管や配水管のほとんどに、ダクタイル鋳鉄管が使用されています。口径によって1本の長さは4m~6mと異なりますが、管と管を接合する必要があります。以前は、接合方式としてT形やK形接合が主流でしたが、地震などによる抜け出しが課題でした。
図1
 【図1:T形鋳鉄管の接合(千葉県水道局水道工事仕様書より)】

図2
 【図2:K形鋳鉄管の接合(千葉県水道局水道工事仕様書より)】

埋設管においても、耐震化が求められ離脱防止機能が付いたNS形継手への更新が行われています。
図3
 【図3:NS形鋳鉄管(直管)の接合(千葉県水道局水道工事仕様書より)】

NS形の特徴は、挿し口に突部があり、抜け出しがロックされることと、挿し口に伸び量、受口に縮み量を持たせることで、地震など大きな加重が発生しても継手部が伸縮(管長の±1%)することにあります。仮に、6m×5本の延長30mの場合、30cmの伸縮を吸収できることになります

 ・NS継手接合講習

水道工事を行うには、「配管及び不断水せん孔技能者」の名簿登録や(社)日本水道協会の「配水管技能者名簿」に登録された者が行う事とされています。また、NS形ダクタイル鋳鉄管は、NS形配管技能者が行わなければなりません。

今回の講習は、技能の資格取得講習ではなく、コンサルタント業者を対象として、施工技術確認を目的として行われました。

30 033
 【写真2:講習の様子】

講習は、日本ダクタイル鉄管協会の熟練技術者の方々による、実際の配管を用いた、基本的な施工方法の説明や実演が行われました。
IMG_4084
 【写真3:実演(接合前)】

まず、継手の接合部品や器具を確認します。

受口にセットされている、ロックリングやロックリング芯出し用ゴムの確認を行い、ゴム輪の装着を行います。次に、滑剤を塗布し、ゆっくり挿入します。
30 041
 【写真4:実演(挿入中、白線確認)】

最初の白線で、一度、挿入を停止し、全周にわたり薄板ゲージでゴム輪のズレがないことを確認します。
IMG_4099
 【写真5:ゴム輪の確認】

ゴム輪の位置を確認し、チェックシートに記入します。
IMG_4101
 【写真6:チェックシートの記入】

更に挿入し、白線2の位置が全周にわたり、受口端面の位置にあることを確認し、接合が完了します。

 ・NS継手解体の講習
講習では、解体の実演も行われました。写真を紹介し、説明は省略します。
IMG_4104
 【写真7:解体矢の打ち込み】

IMG_4108
 【写真8:油圧ジャッキによる解体】

IMG_4109
 【写真9:解体完了】


 ・あとがき

講習では、曲管の接合の実演も見せて頂きましたが、ここでは省略します。

講習に参加しての感想ですが、接合作業には、高度な熟練技能が必要であることを再確認することが出来ました。

また、実際の作業は、足場は悪く、狭い掘削箇所など厳しい作業環境の場合が多くなります、慣れを排除しチェックシートで充分確認した作業が重要であると実感しました。

最後に、ご多忙な中、講習会を開催して頂いた、千葉県水道局及び、日本ダクタイル鉄管協会様及び(株)クボタの関係者の皆さまに感謝申し上げます。

ありがとうございました。     ―― END ――



by m.nakao            <土木の風景TOPへ>














折津ロックシェッド no.294

 千葉県市原市の奥の方(南方)に主要地方道(県道)32号大多喜君津線が東西に走っています。路線を南北に横断しているのが養老川で、この辺りまでは渓谷地形をなしています。

ookubo2



 養老川は激しく屈曲し、山を削ります。
 そうした場所の道路はがけ面が直立し、斜面安定を得ることが難しくなります。
 
 隧道にするには場所もなく、ロックシェッドが採用されます。
 斜面崩壊を抑止しようとするのではなく、ある程度の崩壊は許容してやり過ごすという工法です。

20064


20075



 崩壊土砂は、ロックシェッドの上面に堆積し、また、乗り越えて反対側の崖下に受け流すような構造になっています。
 
 崖と反対側は解放された状態で、明るい空間を形成し運転に支障がありません。

20074


20069



 さて、土砂や岩石が落下してくるわけですから、ロックシェッドの構造は頑強に造られます。乗り越えて反対側に落下した岩石は結構大きいものです。

20072


 
 そして、下から見た構造は次の通りです。

20070


20071



20073



 最後の3枚は、土木の風景としての折津ロックシェッドです。
 なお、ちなみに千葉県では南房総鋸南町(鋸山)あたりに見られます。

20066


20068



20077


 
 <ウィキペディア>
 覆道(ふくどう)とは雪崩や落石、土砂崩れから道路を守るために作られた、トンネルに類似の形状の防護用の建造物。北海道や東北地方、北陸地方に多い[要出典]。覆い工、洞門工、シェッド、シェードともいう。雪対策のものはスノーシェッド、岩石対策のものはロックシェッドという。両者を兼ね備えるものもある。
 
 主に、海岸沿いや川沿いで山や崖が道路や鉄道の近くまで差し迫ったところに作られる。トンネルの一種と捉える説もあるが、覆道の谷側は完全に吹き抜けになっていることが多い。トンネルに接続するものも多く見られるが、覆道とトンネルで断面が変わるためにすぐに見分けがつくことも多い。覆道は断面が長方形のものが多いのに対し、トンネルは円形のものが多い。天井部分が完全に土砂に覆われているものもあるが、万が一のときのために作られた、山から数m離れたところに有る覆道もある。通常鉄骨または鉄筋コンクリート製で相当な強度が求められる。上部は落石や雪崩の衝撃を吸収または速やかに側方へ受け流す構造となっており、通行中の自動車や列車の安全確保を図っている。建設費用も莫大である。

   <土木の風景TOPへ> 



Recent Comments
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Archives
  • ライブドアブログ