人間の場合は年季が入ると。良いイメージが強いものです。
最近少なくなりましたけれど・・・(笑い)。
さて、土木の構造物も、「土木遺産」にあげられるようなものはそれなりに注目されるものです。
しかし、一般の土木構造物は名もない設計者と工事社が黙々と建設したものがほとんどです。ネームプレートもはげ落ちてしまうのが実態でしょう・・・。
建築屋と違って土木屋は控えめ、シャイで名を残す人間は少ないのです。
建築の意匠と違い、土木は複雑なバックグラウンドが必要ですから、みんなで作る精神が旺盛なのかと感じます。
それでも、社会基盤の整備に関しては土木の方が社会に多大の影響を与えるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。土木屋は自信を持って良さそうです。
さて、千葉県の房総半島を横断・縦断するような国道410号線、未だ一部が完成形ではありませんが、ずいぶん時間が経過しています。
その国道410号線から年季の入った構造物を紹介します。
ただし、平凡なものです・・・が、誉めてあげてください(拡大できます)。
○年季が入(はい)る <広辞苑>
一つの仕事に長年従事して、腕が確かである。
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