土木の風景

from civil engineers 築土構木、土木技術は社会生活の基盤をささえています。

2012年08月

銚子大橋撤去工(3) no.359

 旧橋の橋脚撤去工のメイン工事紹介です。
 
 旧橋の橋脚撤去工は[YP-11.199m]までを撤去する計画です。
それ以深は残置となります。

今回は既存コンクリート橋脚の撤去に関する具体的な工法説明であり、水中にある既存橋脚を撤去することは、単純ではありませんでした。

橋脚撤去の施工フローは次の通りです。

 ―猗工
◆々殘霹賃農濆
 桟橋設置工
ぁゞ教喙茲蟆し(橋脚上部)・・・油圧ブレーカーによる撤去
ァ‖膰径岩盤掘削工(橋脚下部)・・・(架台工)・・・オールケーシングによる撤去
Α〇袈凝欝邱
А々殘霹津欝邱
─(夘佞

以上の施工について、工程に従って紹介します。
(株)間組の案内板を借用しました。


  ―猗工・・・旧橋橋脚の状態です。

2012-07-20100-1

 落橋防止装置が残っています。

25 068




  ◆々殘霹賃農濆 
  桟橋設置工

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 (200tクレーン船)

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 ぁゞ教喙茲蟆し(橋脚上部)

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  油圧コンクリートブレーカーによるコンクリート破壊撤去


 ァ‖膰径岩盤掘削工(橋脚下部)

 本工程は大口径マシーンによるコンクリート撤去の重要な作業であり、次のような施工手順となります。

・【架台セット】→【定規鉄板セット】→【掘削機セット】→【ケーシング建込】→【削孔】→【角ロット挿入】→【構造物撤去】→【埋め戻し】→【マシーンの移動】→【架台セット】・・・・【繰り返し】・・・

既設コンクリート橋脚を全周回転掘削機(超大型のボーリングマシーンのようなもの)で削孔し、切断後取り出す作業となります。下に示す平面図にあるように削孔は26本、順次移動しながら既存橋脚を撤去して行きます。

2012-07-20099-14

 (上の写真で着色部は撤去終了部です。)

 
 1. 架台セット(1本目)

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 2. 定規鉄板セット

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 3. 掘削機セット

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 4. ケーシング建込

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  ケーシング口径2000mm

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 5. 削孔

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先端部は頻繁に交換します。

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 6. 角ロット挿入

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 7. 構造物撤去

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 コンクリート塊をつかんで取り出すハンマーグラブは力持ちです。

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 コンクリートが切れない場合や持ち上げられないときは重さ5tでたたき割るそうです。

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 撤去したコンクリート塊

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 当時の鉄筋は丸鋼、また、配筋量の少なさが特徴的です。現在のコンクリート構造物だと、簡単に破壊撤去はできないという(株)間組ご担当の話でした。

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 8. 埋め戻し
 そして、一本の削孔撤去が完了すると埋め戻します。

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 9. 1〜8の繰り返し
 その後、ケーシングを引き抜き、次の削孔位置へ移動し、同じ作業を行うものです。

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 26本全ての削孔撤去埋め戻しが終了した後、最終撤去工程となります。
 
Α〇袈凝欝邱
А々殘霹津欝邱
─(夘佞

 地上で行う作業と異なり、複雑な工程を踏まざるを得ないため工事金額も割高になるそうです。特に、仮設関係の費用が大半を占めるという話でした。金額は聞き漏らしました(笑い)。この場を借りて、千葉県銚子土木事務所及び(株)間組の関係者各位に感謝を申し上げます。

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銚子大橋撤去工(2) no.358

 7/20(金)の続きです。
 現場には船でなければ渡れません。

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 雲天ですが船からの銚子大橋風景です。
 なかなか下から見ることができませんので、新設銚子大橋の姿を紹介します(すべて、クリック拡大できます)。

 
 すでに供用しておりますが、新しい名所になりそうです。

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 そして、過去の記事から天気の良い日の1枚です。

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大規模海底地すべり地層 no.357

  これは、まるで地層のパッチワークのように見える。
(独)森林総合研究所森林農地整備センターが南房総市白浜町で実施した、安房グリーンライン造成工事で発見された。
南北に走る安房白浜トンネルの北側に隣接して斜面が切り立っている。高さ
13m、幅15m、面積は約140平方叩
目の前には、縞模様の地層が分断され、回転している。
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  約400万年前から100万年前、この地層は水深1500辰ら2000辰粒つ譴砲△辰拭
200万年前の巨大地震によって砂層が液状化し、広範囲に海底斜面で地すべりを引きこした。
その際に、地層が分断、かき回された状態になった。そこが長い時間をかけて隆起したと考えられている。

  
  房総半島沖合の海底は相模トラフと呼ばれる、地殻変動の激しい場所だ。
関東大震災(
1923年)、元禄地震(1703年)など、過去の大地震でも隆起したとされる。
現場には解説盤があり、イラストなどでわかりやすく解説されている。隠れた観光名所として、車で訪れる人もいる場所。
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  ちなみに、今回の東日本大地震に関して、NHKテレビでは、「2011/03/11発生の東日本大震災では
宮城県沖220
km、水深7600mの海底で斜面がおおきく崩れた場所が見つかった。
海底地すべりは地震の揺れなどで斜面が崩れる現象。
まずプレートの境目で地震が発生し、斜面から大量の砂が崩れ落ちた。」と報道されている。


 k.maeda         <土木の風景TOPへ>


 

山の吊り橋(2) no.356

 2009年7月に一度アップしたことがあります。
 房総半島の中心部、奥深い場所です。
 
 名も知らぬ吊り橋一つ・・・当時も、危ない状況でした。
 久しぶりに山道を通過したので現在の姿を紹介します。
 
 
 前回から3年が経過しています。
 まずは、狭い県道からのぞいてみました・・・落橋はしていません、健在です。

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 さて、近づいてみましょう。

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 ところが、くさりとこの案内板・・・使用禁止です。
 所有者は「東京大学千葉演習林」となっています。

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 残念ながら木製の支柱の痛み激しく、使用禁止はやむを得ない判断だったようです。
 ワイヤーは健全ですから、鋼製の支柱などに交換することも可能です・・・とはいえ、予算が・・・!!(いろいろなところで聞きますこの言葉・・)。
 
 また復活してくれることを祈りつつ、現場を後にしました。

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 土木の風景 山の吊り橋no.225
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51220474.html
 
 
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