土木の風景

from civil engineers 築土構木、土木技術は社会生活の基盤をささえています。

2014年03月

橋梁ケーブルの張力点検診断(その3)

    ・・・ケーブルの曲げ剛性の測定方法・・・



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一宮川第二調整池 no.415

 昨年の話でしたが、平成25年10月16日の台風26号による房総半島の被災は甚大なものがありました。河川堤防の決壊や道路法面の崩壊など復旧工事は現在も継続されています。

 さて、今日の主題は洪水調整池です。
 房総東部に一宮川という小さな二級河川があります。

一宮川



流域図



 茂原市を通過するこの河川は幾たびかの洪水被害をもたらしてきました。
 周辺の市街化が進行し、洪水量が増大の一途をたどり洪水多発の河川となっています。
 過去の洪水記録を見ると次の通りです(千葉県県土整備部河川整備課)。
 
 発生日     総雨量(時間最大) 浸水面積(ha) 浸水家屋(戸)
 s45.07.01         205(42)         913           293
 s46.09.06         306(59)         391           411
 H元.08.01         238(38)         614          2460
 H07.09.17         327(27)         254           457
 H08.09.22         307(43)        1260        2594
 (H10          第一、第二、阿久川調整池完成)
 H16.10.16         256(30)          96           132
 H25.10.16         289(34)         210          1166
 
 上の表の平成10年に調整池が建設され、被害が減少していましたが、昨年(25)10月にはまた大きな災害を起こしています。
 
 平成8年と平成25年の浸水区域の図を千葉県が公表しています。
 被災面積の違いが歴然です。

洪水被害(千葉県)



 一宮川本流下流域では河川拡幅工事が継続中です。
 地球規模の気候変動による降雨強度増大の危惧もあり、早期の完成を望みたいものです。
 
 なお、現在の一宮川第二調整池の姿は次の通りです。

調整池




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 さて、洪水時にはどのようになるのでしょうか。
 河川水位が上昇すると堰を越流して貯留する仕組みです。

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 その越流する姿は、平成18(2006)年10月のものです。
 このときも大雨でしたが、浸水被害は出ていません。

 ただし、2013.10.16台風26号ではこの調整池から外部へ越流するほどの洪水量であったそうです。

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 そして、最後は2013年10月台風26号の時の茂原市早野の一宮川本流です。
 茂原市街地では大きな浸水被害が出ていますが、本流はかろうじて越流を免れました。

茂原




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 なお、詳細記事は下記のサイトへどうぞ。
 千葉県県土整備部河川整備課「事業再評価 一宮川」
     H26.1.15

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西広板羽目堰 no.414

 千葉県房総半島の中央部を流れる養老川、2級河川です。
 下流域に灌漑用の堰が設けられています。
 
 その名を西広堰(さいひろぜき)といい、現在は灌漑としての役割を終えています。

西広堰



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 現在はコンクリート製の堰が近くに完成しており、西広堰は文化遺産として残されています。

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 さて、西広堰の何が文化財なのか・・・、現在の姿では想像ができないかもしれません。そこで、現地に立っている案内板を見てみましょう。

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 正式名称を「養老川西広板羽目堰」・・・普通の木材で堰止めをするというものです。
 横幅の延長 L=61.8m。
 案内板ではよくわかりませんので、現代産業科学館のサイトから鮮明な画像を拝借しました。

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構造


 堰を組み立てたり一挙に解放する姿を見ることができます。また、躍動的な解放風景の動画もあります。時間のある方はどうぞ・・・。
 
 http://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/saihiro/ 
  西広堰 現代産業科学館

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