今、農業、特に稲作農家は厳しい状況にあります。
 コメの単価は下がる・・・後継者は居なくなる・・・小規模の谷津田は耕作が困難な状況にあります。
 
 山間地では手間をかけても、その労働に見合う対価を得られていません。
 千葉県では、有名な「大山千枚田」のように都市住民と結びついた地区は別として、大半の谷津地方が耕作放棄地となっています。
 
 先祖伝来、営々として引き継いできた田畑を放棄する・・・農家にとってはまことにつらいことであります。しかし、現実は、自分一人で守り抜くことができるほど甘いことではないようです。周囲が耕作放棄をしているなかでひとり「頑張る」のは並大抵のことではないのです。周囲から雑草は攻めてくるし、耕作道も一人で守らなければなりません。なんといっても老人が多くなっているのですから・・・。

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 田園の美しい風景を作りだしてくれているのは地元農家の方々です。都市の人たちがそれを知っているのかどうか・・・、はなはだ疑問であります。

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 結局、耕作を継続することができなくなり、言葉は悪いですが「耕作放棄」することとなります。こうして、全国の山間水田が放棄され、元の自然に還って行くのです。

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 いずれは、人間が谷津に分け入るという事になりましょうか・・・谷津は野生動物の領域になっていくのかも知れません。
 
 自然と人間の世界はいつの世もせめぎ合い、綱引きをやっているようです。人口が減少すれば当然のように自然が圧倒するでしょうし、逆もまたしかり・・・。
 
 日本国は老齢化と人口減少の時代に突入しているのですから、お借りした土地はしばらく自然に返す・・・これが今の時代なのかも知れません。
 
 
 最後に、自然のたくましさをアップして見ました。
 5月初旬です。

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 やはり、人間は謙虚に生きたい五月の空・・・であります。  

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