東金道路橋梁

 

 

 千葉東金道路は千葉東JCTから東金を通過し、山武市松尾が終点である。その先は千葉県道路公社の銚子連絡道に接続し、国道126号線に合流して銚子へ至る。
 
 千葉東JCTでは京葉道路に接続し、首都圏の高速道路網に入っていく。上を走ると、ずいぶん便利になったもので、関東のかなり広い範囲で日帰りが可能となっている。

付近の地形図

 これは、土木屋にとって良いことなのか、悪いことなのか、どうも釈然としないものを感ずる。便利になって、本当に仕事の効率が上がったのか、モチベーションはどうなのか、考えることは多い・・・。現場の楽しみが無くなっていないのか・・・。
 
 最近の土木仕事は、細かくなって精度が上がったように見えるが、土木という視点で見ると技術レベルが下がっているのではないかと危惧することさえある。
 
 地形や地盤、構造物の外形を見て、一目一瞬で判断することが出来ない土木屋が多すぎるように感ずる。ざっくりとした「土木屋の目」が消えつつあるのではないのか。
 
 土木というのは大雑把なところが許され、また精度をものすごく出すべきところも多い。どちらをどうするかが土木屋の力量なのだが、ITが必須となり、鉛筆を持たなくなった世代は現場も遠のいて数字が一人歩きし、現場における瞬時の判断を苦手とする技術者が多くなったように思う。
 
 故に、これまで常識と思われていたことも、妙な理論付けがなされ、不要とも思われるような計算・証明が必要になっている。「現場がどうか」よりも、デスクワークとパソコンが幅を利かせ、本当の災害や事故に遭うとオロオロするようでは、先が思いやられる・・・。
 
 大学の講座に「土木」という文字が無くなり、優秀な学生を集めにくい社会環境になっている。土木の魅力は「現場にあり」を我々土木屋は再確認するとともに、大学や社会に対してどんどん情報発信すべきだと思う今日この頃である。
 
 「ものを造るという楽しみ」、そして「土木は、やればやるほど、本当におもしろい分野である」ことを若い人に知ってもらいたい・・・と強く思う。

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