ここは、千葉県北総地区・印西市です。
 市街地の東側、印旛高校の隣に木下万葉公園があり、その一部崖面を残しています。

木下貝層

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 有名な?木下貝層(きおろしかいそう)です。
 平成14年に国指定の天然記念物に登録されています。その説明・案内板は次の写真ですが、小さくてよく見えません。

木下貝層2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木下貝層3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 説明によれば、古い昔・・・この地区が古東京湾(関東平野の広い範囲で、霞ヶ浦も江戸もすっぽり・・です)だったころの浅い海に積もりたまった地層だそうです。
 その当時を見ておりませんが、利根川も海の底、この木下も浅い海の底だったわけです。
 
 その後、海面下降、陸地の上昇を経て現在の姿になったもので、茨城県側にも同じような貝化石層が見られます。地質的な名称は第四紀・洪積世・成田層(木下層はその最上部)となり、12〜13万年前の堆積層に当たります。
 
 この貝層は、人間の関与は全くありませんで、沖積世(約1万年前以降)の縄文人が作った貝塚遺跡とは違います。貝塚遺跡は至る所に見られる当時のゴミ捨て場と解釈すれば良さそうです。ですから、木下貝層が格上だし天然記念物指定もうなずけるものです。

木下貝層4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここで出てくる貝殻は、バカガイ、キオロシアサリ、サラガイなど、現在でもたくさん見られる貝だそうです。貝化石が好きな人には一見の価値あり・・です。
 
 素人には、何の貝やら・・・証拠写真を添付します(拾ってはいけません)。

木下貝層5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木下貝層6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木下貝層7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後に、ここは木下万葉広場の一角ですから、広場についての記事はこちらへどうぞ。
 
 追記
 先日の読売新聞に『地層の「第三紀」「第四紀」』と題して時代境界の論争を紹介していました。現在の学会結論は、その境界を180万年前と260万年前と併記する(案)だそうです。いずれは、260万年前が定着するようで、いろいろな分野で影響が出そうです。
 
 なお、ヒト属の出現がどんどん古くなっています。第三紀の終わり頃には出現したような研究発表もあるそうです。100mの記録と同じで、どこまで記録が伸びるのか楽しみです・・・とはいいながら、「そんな前のことは分からない」が本音です。

   <土木の風景TOPへ>