3.土と岩の違い

 

 土と岩石は、共に私たちが住んでいる大地を形成しているものです。

土には石ころ(礫)も入っていますが、土と岩石は違うものです。硬い軟らかいの違いだけではなく、岩石には草木も生えず物理的で無機質な印象を受けますが、土は緑にあふれ生物的で有機質な印象を与えます。

 

 

 岩石は主に鉱物粒子が集合した塊です。

岩石はそのできかたによって、_仞岩、堆積岩、J兩岩の三つに大別されます。

 

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 ・火成岩は、地下深部のマグマの上昇貫入、あるいはそれに引き続く冷却固結という過程でできた岩石の総称であり、それを産状で分類すると火山岩、深成岩、半深成岩に分類される。

 

 ・火山岩は、マグマが地表あるいは海底に噴出して、空気中あるいは水中で急激に冷却されできた岩石で、流紋岩・輝石安山岩・玄武岩などに代表される岩石である。

 

 ・深成岩は、マグマが地下数kmの深所で、比較的ゆっくり冷却され固結した岩石で、花崗岩・閃緑岩・カンラン岩などに代表される岩石である。

 

 ・半深成岩は、火山岩と深成岩のできた場の中間程度の深さまでマグマが上昇してきて、岩盤の比較的せまい割れ目に沿って貫入し固結してできた岩石で、花崗斑岩・花崗閃緑斑岩・粗粒玄武岩などに代表される岩石である。

 

 

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堆積岩は、堆積物や堆積過程において、主に次の三つに分けられます。

 

 ・砕屑性堆積岩

 地表にあった岩石が、水や風の作用でこわされてできた破片を砕屑物といい、この砕屑物が積もったものを砕屑岩という。砕屑岩は、礫岩・砂岩・泥岩などが代表的な岩石である。

 

 ・有機質堆積岩

 陸上あるいは水中に生物の遺骸が集まって堆積した岩石で、チャート・石灰岩・石炭などに代表される。

 

 ・火山性堆積岩

 火山灰や溶岩のかけらなどが、陸上や水底に積もったり、火山泥流によって押し流されてできたものを火山性堆積岩という。凝灰岩・凝灰角礫岩などに代表される。

 

 

《変成岩》

 既存の岩石が、地下深部で強い加熱、圧縮、変形などの諸作用を受けた結果、鉱物組織や鉱物の配列状態がすっかり変わった岩石を変成岩といい、このような変化を起こさせた働きを変成作用とよぶ。

 

砂岩や頁岩などの堆積岩は、熱変成作用によって元の堆積岩の特徴である層理が見えなくなり、与えられた温度条件に適した新しい鉱物が生成(再結晶作用)して、岩石は結晶質粒状組織をもった「ホルンフェルス」になる。

 

 1億年ないしそれ以上の長期間にわたって高温高圧のもとで、激しい圧縮変形を受け続けた堆積岩や火成岩は、元の岩石が変化を起こし、岩石全体がある方向に薄くはがれやすくなり、きらきら輝いた緑や黄緑、赤などのきれいな鉱物ができる。

 

 このような性質をもった変成岩を結晶片岩という。代表的な変成岩としては、黒色片岩・緑色片岩・片麻岩・千枚岩などがある。

 

 

 土は、これら岩石の細かい粒子が母材となり、火山灰、動植物や微生物の遺体や排泄物・微生物により分解された腐食物などの有機物等によって構成されるのです。また、混入する素材の違いや粒子の大きさ、その混合割合などにより、土は分類されています。  by Ohno>

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