《土粒子の密度》


 土粒子は無機質分と有機質分で構成され、無機質分の主な鉱物は表6.2に示すように2.7g/cm3付近の値を示します。

我が国の代表的な土粒子の密度は同表からもわかるように、一般的な無機質土であれば2.6〜2.8 g/cm3のごく狭い範囲の値を示します。

また、泥炭(ピート)のように多量の有機物を含むものは小さく、黒ぼくやしらすも一般的な土より小さい傾向の値を示します。


【表6.2 主な鉱物と土粒子の密度の例】

1

 (出展:土質試験の方法と解説-58頁より)

 

 

  土粒子の密度は土の固体部分を構成する土粒子群の平均値であり、固体部分の組成により異なります。

つまり、鉱物の種類や含有量および鉱物の風化の程度、有機物の含有量などの影響を受けるのです。

したがって、土粒子の密度は、密度の大きい鉱物を多く含んでいる土ほど大きくなり、まさ土では鉱物の風化が進むと小さくなる傾向を示し、有機物を含む土では、土粒子と固体有機物の含有割合により変化するため、有機物量が多いほど小さい値を示します。

含有鉱物の組成が類似していれば自然含水比が大きいほど土粒子の密度が小さくなるという報告もあります。

 

<千鉱エンジニアリング(株)HOMEへ> <土木の風景TOPへ>