《含水比》
土の含水比は、土塊を構成している土粒子・水・空気の三相のうち、土粒子に対する水の質量比を百分率で表したものです。
土粒子の質量は恒温乾燥炉または電子レンジにより乾燥して残留する質量であり、水の質量は失われる質量になります。
含水比試験の主な操作は、試料を乾燥させることと乾燥前後の質量をはかることです。
土の含水比ω(%)は次式で算定することができます。
ω=(ma-mb)/(mb-mc)×100
ここに、ma:試料と容器の質量(g)
mb:乾燥試料と容器の質量(g)
mc:容器の質量(g)
【6.3-1 土を構成する要素】 【6.3-2 含水比の測定例】
(出展:土質試験の方法と解説-66頁より)
土の含水比は、土のおかれている諸条件によって異なるが、砂分・礫分の混入が多いほど含水比は低く、細粒分の混入が多いほど含水比は高くなるのが一般的です。
また、特殊土としてローム・黒ぼく・泥炭は含水比が高く、まさ土・しらすなどは含水比が低くくなる傾向を示します。
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