地盤工学会 現場見学会報告

平成22年7月29日(木)、地盤工学会千葉県グループ主催による定例の見学会です。
参加者は35名、激しい雨の中でした。傘を差し、雨に濡れながらの熱心な参加者の姿が印象的でした。

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東京外かく環状線(外環)の千葉県区間は12.1Km、重要構造物の建設現場見学が目的です。
まずは、京葉工事事務所において全体の概要についての説明を受けました。

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全体の概要については、首都工事事務所のホームページ「千葉外環」検索で詳細が載っています。
まずは、全体の概要図です。

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 一般区間の標準断面



この全線の中での難工事が京葉ジャンクションと小塚山トンネルです。今回の見学会は
 ゝ葉工事  国分掘削試験工事  小塚山トンネル の3カ所です。



京葉ジャンクション
京葉ジャンクションは複雑な交差と施工性に問題があり、かつ、既存の鉄道や高速道路、そして市街地の中にあるということです。地下構造の施工は難工事が予想されています。

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地下構造物の複雑さが模式図においても理解されます。これから、本格的に煮詰めて行くはずですが、この施工については、改めて見学をさせていただきたいものです。

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京葉工事用道路橋




◆々駟掘削試験工事
次は、国分掘削試験工事構造物の見学です。京葉工事区間や市街地における施工に先立ち、先行的に試験施工した箇所です。京葉工事区間では大規模開削工事困難であることから、試験工事で開削工法とケーソン工法の二つを施工しています。 以下、標準断面の構造です。

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   二種の工法接合部付近の説明

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     右側車線

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     中央分離帯開放部

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 小塚山トンネル工事
さらに、小塚山トンネル工事の見学です。
本工事は、住宅地と市民が大切にしている小塚山の自然を守ることが主題の工事です。自然植生も完全に復元することを目指し、大木の移植なども行っています。

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    完成イメージ図

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      移植の宣伝パネル

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                                完全密閉の建物外観


まずは、施工方法の案内パネルから・・・。

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上記のようにボックスカルバートを現地製作し、推進させる工法を採用しています。小塚山の土被りが小さいことから、パイプルーフ工法を併用して安定化させ、両坑口からの推進です。
建物は、天候対策と附近住民の要望に対応したものだそうです。

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  市川側抗口


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        手前側で、ボックスカルバートの製作、そして推進します。


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             内回り側道(壁の見えない右側が本坑部)


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                   外回り側道部ボックスカルバート

最後は外環松戸相談所において、おさらいと解説。案内パネルや模型を見学して解散となりました。 以下、おまけの写真です。

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                              外環松戸相談所屋上より

着々と進んでいるスカイツリーを遠望できました。
いつの間にか雨も上がり、充実した見学会でありました。関係各位様に厚く御礼を申し上げます。

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2010/07/29(木) 千葉県地質調査業協会
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