夏の現場はきついものです。
 熱中症に注意をしながら、給水を欠かさないように・・・。
 
 それでも、現場はあるのです。
 
 
 さて、今日の主役はヤマビルです。房総半島の山中にはヤマビルが生息しており、それを知らない人はひどい目に遭います(私も二十数年前にやられました・・・)。
 
 昔は鴨川地区の狭い範囲が生息域だと言われていましたし、確かにそうでした。
 ところが、今では君津、安房、大多喜周辺の山地にまで生息域を広げています。
 
 元々の生息域は次の写真を・・・。

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 この施設は登山者やハイカーに利用してもらおうと昔から設置されています。この内浦山県民の森や隣接する麻綿原高原はヤマビルの本場です。麻綿原高原のアジサイは有名ですが、ヤマビルの被害に遭う人もいて来訪者も少なくなっているそうな・・・。
 
 なぜ生息域を広げているのか・・・専門の研究も行われているようで、鹿とヤマビルの関係が深いという定説になっています。鹿の生息域が拡大しているため、ヤマビルも鹿とともに生息域を広げているそうです。

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 なお、ヤマビルにとりつかれたとしても、感覚としてはなかなかわかりません。彼らは高感度のセンサーを持っていて鹿や人間にとりつき、意外に動きが速いのです。尺取り虫と同じように動くのですが、服などにとりつかれたら悲劇が待っています・・・といっても命までは取られませんが・・・(笑い)。
 
 ヤマビルの予防と処置方法は次の通りであります。
 房総、夏の山中に入られる方はどうぞご注意ください。

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 ヤマビル          <大百科全書より>
〔山蛭〕 【学】Haemadipsa zeylanica japonica
環形動物門ヒル綱顎(あご)ビル目ヤマビル科に属する亜陸生動物。本州、四国、九州に分布し、山麓(さんろく)や谷間の湿地にすむ。体は長さ2、3センチの円柱形で、背面には多くのいぼ状の突起があり、腹面は扁平(へんぺい)、黄褐色の地肌の背面に黒い3本の縦縞(たてじま)がある。各体節は1〜5体環からなっている。単眼は5対で、第2、第3、第4、第5、第8体環上にある。皮膚の感覚器で、ヒトや獣類の呼気を感じ取り、シャクトリムシ状の前進運動で移動する。前方吸盤の口には3個のあごがあり、おのおのが約90個の歯をもっている。このあごで傷をつけ、ヒトや哺乳(ほにゆう)類の血を吸う。雌雄同体で、吸血したのち、交尾し、産卵する。幼生は卵嚢(らんのう)内で育つ。農薬には弱い。
 この亜種は、イギリスのホイットマンCo. Whitmanが1886年にH. japonicaとして報告したものであるが、その後アメリカのモーレJ. P. Mooreが1927年にスリランカ産のヘマジプサ・ゼイラニカH. zeylanicaの一亜種としたものである。本種はH. zeylanicaより体が大きいこと、背面の3本の縦縞が明瞭(めいりよう)なことで区別される。〈今島 実〉
 
 なお参考記事です。
 http://blog.livedoor.jp/ynakamura1/archives/31059582.html 蛭のセンサー
 
 http://blog.livedoor.jp/ynakamura1/archives/52352100.html ヤマビル

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