本年もよろしくお願い申し上げます。

オリンピック関連の建設ラッシュも華やかでよろしいのですが、社会のインフラは厳しい局面を迎えています。国、都道府県、市町村など少ない予算の中で施設の長寿命化、維持管理補修、改修・・・大変なご苦労をされています。
事故や災害があれば市民の関心は高まりますが、施設の劣化は目に見えないところで進行しています。

新しいパリパリの施設は目にも付き、頼もしいものです。
下の写真は両総用水栗山川統合機場です。平成26年に供用開始、ピカピカの新鋭機場であります。

丘の上まで揚水し、そこから灌漑用水を配水する方式です。

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なお、関連記事は下記の通りです。

http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51890277.html no.432 栗山川統合機場(篠本新井地区)

http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51584023.html no.291 栗山川1
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51612046.html no.293 栗山川2

新しい施設は良いものですが、30年、40年を経過してきますと劣化が進行し、不具合も多くなります。近年は建設することだけではなく、維持管理を前提とした設計思想が多くなっているように感じています。


さて、今の時代は新設の施設が年々減少し、維持管理の方に予算はシフトしています。このことは随分前から言われてきたことですが、小規模の予算と人材不足の市町村では対応できかねているというのが実情です。

下の写真です。
ある地方自治体が管理している河川に建設された、小さな水門を見てください。この小河川には多くの水門が存在し、劣化の状況は似たようなものです。

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外見は問題ないように見える施設もかくのごとし。

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塗装などの維持管理をしっかりやっていれば、ここまで劣化しないはずですが・・・管理者は土地改良区;地元の農家です。予算もなく、動いていれば良しとしてきています。
40年以上経過して不具合や劣化状況が目に付くようになってきたものです。



維持補修や改修を市町村がすべて行うには力(予算)不足です・・・国や県の補助が必要です。ただ、全てを・・・というわけにも行かないので、優先順位を付けなければなりません。
そこで、劣化状況の実態調査が盛んに行われています。施設のランク付けが重要になるわけです。

人口減少、高齢化の進行・・・、これから先も予算の確保は非常に困難です。知恵を絞り、事故が発生しないような長寿命化計画案とその実施をお願いいたしたいものです。

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