千葉県大網白里町字小中地区に古くて大きなため池があります。
周辺はため池を中心として市民憩いの公園として整備されています。
以前は湖面の周遊が可能でしたが、現在はデッキや散策道の整備が遅れ、表の堤体などに制限されています。春は桜の名所です。
そんな桜の木に開花が見られました。
台風15号、19号と連続して強風が吹き荒れた結果、葉が落とされてしまいました。
サクラ開花のメカニズムは気温もそうですが、つぼみが開花しないように葉っぱからある種の物質が分泌され、秋などの開花を止めているそうです。
小中池の桜も葉が少ないのが分かります。
さて、小中池は1933(昭和8)年に着工、1947(昭和22)年に完成という古いため池です。
戦争で完成が随分遅れたようです。堤体の修復は複数回行われており、また取水のゲートは昭和53年のものをまだ使っています。
小中土地改良区が丁寧な管理をされてきたという印象です。
なお、小中池は釣りが禁止されています。
昔放流された錦鯉などが随分成長し、人の声に寄ってきますから、誰かが餌をやっているのでしょう。
小中池 ウィキペディア記事
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E4%B8%AD%E6%B1%A0
小中池見学会の紹介
http://blog.livedoor.jp/nougyoudoboku/archives/65950748.html
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