2月、ようやく冬らしい季節が全国的にやってまいりました。
 でも、外房の海は、どこか明るさが増したような色合いに感じます。
 
 2020/2/5(水)の勝浦市大沢地区の海岸です。

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 今日の主題は海食台です。
 釈迦に説法で恐縮ですが、簡単に言うと陸地が波の浸食で削られて出来た地形です。自然のままにしておくと陸地は後退し、海食台はどんどん広がります。
 削られた陸地には崖地が発達し、海蝕崖という地形が出来ます。
 
 干潮になると海食台は姿を現しますが、この日は満潮・・・白い波しぶきがその範囲を教えてくれます。

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 さて、この海岸は「おせんころがし」という観光スポットの地区でもあります。
 石碑が建っていますが、そこから急崖に沿うような旧街道がありました(今は通れません)。
 
 位置関係は次の通りです。

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 なお、おせんころがしの記事はこちらです。
 http://blog.livedoor.jp/ynakamura1/archives/53323622.html 
 
 そこから一枚、写真を拝借。

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 かいしょく‐だな【海食棚】 <広辞苑より>
海食の結果、海岸線の後退によってできた、海食崖の下に沖の方へひろがっている平坦面。波食台。平磯。


 海食台 かいしょくだい  <大百科全書より>
つねに海面下にある平滑な岩礁地形で、海食崖(がい)の前面にみられ、緩やかに沖に向かって傾く波食地形。波食台ともいう。海食台には、部分的に砂礫(されき)が覆っている場合もあるが、通常は岩盤が露出して海藻が着生し、魚貝類が豊富にみられる。海食台の面には、断層、節理、層理などの地質構造に沿って、波の選択的な侵食作用が及び、海食溝やポットホール(かめ穴)などの地形がみられる。海食台が離水して台地化したものは隆起海食台という。〈豊島吉則〉


 海食崖 かいしょくがい  <大百科全書より>
波浪によって陸地が侵食されて形成された崖(がけ)あるいは急斜面。海食崖の海側には、波食棚(だな)とよばれる平坦(へいたん)な岩棚や、海食台とよばれる浅い暗礁がみられる。海食崖の下部には、波食窪(くぼ)とよばれるくぼみや、海食洞がうがたれる。海食崖の勾配(こうばい)は岩石の構造や硬さなどによって異なる。海食崖の高さは波の荒い外洋に面した所では大で、波の弱い内湾では小さい。一般に海食崖は新鮮な露岩からなるが、離水した古い海食崖は草や樹木が繁茂する。海食崖の高さは数メートルから数十メートルのものが普通であるが、隠岐(おき)島前(どうぜん)の国賀(くにが)の魔天崖のように258メートルに達するものもある。〈豊島吉則〉


参考記事
 http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51960432.html
  勝浦大沢海岸・おせんころがし no.471
 http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51866078.html
  安定と不安定(8) 陸地が消える(海岸浸食-1) no.424
 http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51782130.html
  海岸段丘 南房総・伊勢船嶋、野島崎 no.364
 http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51204382.html
  海食台の風景 no.219
  
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