房総地方の中心部に千葉県夷隅郡大多喜町はあります。
 市町村合併の時にも自主独立を掲げ、今でも町政を継続しています。
 
 江戸初期から明治維新まで、10万石を維持してきました。
 
 房総を支配してきたプライドがあるのかどうか、東京近接の都市部とは一線を画しています。田舎ですが、風格のある城下町であります。


2037a7e4




270c3856


 案内板は方位がまちまちですからyahooの地図を付けました。
 南方(夷隅川)と西部を自然の要害、北と東は急崖です。天然の要塞でしょうか。
 なお、城趾に建設された県立大多喜高等学校は、伝統の大高(だいこう)であります。


2b989bcc


 
 現在は天守閣が博物館として再建されています。
 その勇姿を・・・。

4f19f2f7




8bb16b91




30ce2c40




11559fe3


 
 そして、こちらは創建当時の石垣です。
 石垣の種類は次の案内板で・・・。

e087d6a2


 大阪城の石垣には及びませんが、安定感あり、安心できる風景です。

4ef292da




ba8d93ad


 なお追記。
 この町の名物に「十万石最中」があります。小豆がとてもおいしい最中ですが、その大きなこと・・・おなかいっぱいになります。小食の人間には少し厳しいボリュームであります。

<土木の風景TOPへ>