房総地方の中心部に千葉県夷隅郡大多喜町はあります。
市町村合併の時にも自主独立を掲げ、今でも町政を継続しています。
江戸初期から明治維新まで、10万石を維持してきました。
房総を支配してきたプライドがあるのかどうか、東京近接の都市部とは一線を画しています。田舎ですが、風格のある城下町であります。
案内板は方位がまちまちですからyahooの地図を付けました。
南方(夷隅川)と西部を自然の要害、北と東は急崖です。天然の要塞でしょうか。
なお、城趾に建設された県立大多喜高等学校は、伝統の大高(だいこう)であります。
現在は天守閣が博物館として再建されています。
その勇姿を・・・。
そして、こちらは創建当時の石垣です。
石垣の種類は次の案内板で・・・。
大阪城の石垣には及びませんが、安定感あり、安心できる風景です。
なお追記。
この町の名物に「十万石最中」があります。小豆がとてもおいしい最中ですが、その大きなこと・・・おなかいっぱいになります。小食の人間には少し厳しいボリュームであります。
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