土木の風景

from civil engineers 築土構木、土木技術は社会生活の基盤をささえています。

銚子大橋関連記事

銚子大橋撤去工(3) no.359

 旧橋の橋脚撤去工のメイン工事紹介です。
 
 旧橋の橋脚撤去工は[YP-11.199m]までを撤去する計画です。
それ以深は残置となります。

今回は既存コンクリート橋脚の撤去に関する具体的な工法説明であり、水中にある既存橋脚を撤去することは、単純ではありませんでした。

橋脚撤去の施工フローは次の通りです。

 ―猗工
◆々殘霹賃農濆
 桟橋設置工
ぁゞ教喙茲蟆し(橋脚上部)・・・油圧ブレーカーによる撤去
ァ‖膰径岩盤掘削工(橋脚下部)・・・(架台工)・・・オールケーシングによる撤去
Α〇袈凝欝邱
А々殘霹津欝邱
─(夘佞

以上の施工について、工程に従って紹介します。
(株)間組の案内板を借用しました。


  ―猗工・・・旧橋橋脚の状態です。

2012-07-20100-1

 落橋防止装置が残っています。

25 068




  ◆々殘霹賃農濆 
  桟橋設置工

2012-07-20100-2


2012-07-20069

 (200tクレーン船)

2012-07-20084



2012-07-20068



 ぁゞ教喙茲蟆し(橋脚上部)

2012-07-20100-3

  油圧コンクリートブレーカーによるコンクリート破壊撤去


 ァ‖膰径岩盤掘削工(橋脚下部)

 本工程は大口径マシーンによるコンクリート撤去の重要な作業であり、次のような施工手順となります。

・【架台セット】→【定規鉄板セット】→【掘削機セット】→【ケーシング建込】→【削孔】→【角ロット挿入】→【構造物撤去】→【埋め戻し】→【マシーンの移動】→【架台セット】・・・・【繰り返し】・・・

既設コンクリート橋脚を全周回転掘削機(超大型のボーリングマシーンのようなもの)で削孔し、切断後取り出す作業となります。下に示す平面図にあるように削孔は26本、順次移動しながら既存橋脚を撤去して行きます。

2012-07-20099-14

 (上の写真で着色部は撤去終了部です。)

 
 1. 架台セット(1本目)

2012-07-20100-4



 2. 定規鉄板セット

2012-07-20100-5



 3. 掘削機セット

2012-07-20099-6


2012-07-20077



2012-07-20107



2012-07-20110



 4. ケーシング建込

2012-07-20099-7



2012-07-20090

  ケーシング口径2000mm

2012-07-20095



 5. 削孔

2012-07-20099-8



2012-07-20108



2012-07-20105


先端部は頻繁に交換します。

2012-07-20103



 6. 角ロット挿入

2012-07-20099-9



2012-07-20086



2012-07-20074



2012-07-20088




2012-07-20091



 7. 構造物撤去

2012-07-20101-10



2012-07-20102

 コンクリート塊をつかんで取り出すハンマーグラブは力持ちです。

2012-07-20112


 コンクリートが切れない場合や持ち上げられないときは重さ5tでたたき割るそうです。

2012-07-20111



2012-07-20097

 撤去したコンクリート塊

2012-07-20093

 当時の鉄筋は丸鋼、また、配筋量の少なさが特徴的です。現在のコンクリート構造物だと、簡単に破壊撤去はできないという(株)間組ご担当の話でした。

2012-07-20094



 8. 埋め戻し
 そして、一本の削孔撤去が完了すると埋め戻します。

2012-07-20101-12



 9. 1〜8の繰り返し
 その後、ケーシングを引き抜き、次の削孔位置へ移動し、同じ作業を行うものです。

2012-07-20101-13



 26本全ての削孔撤去埋め戻しが終了した後、最終撤去工程となります。
 
Α〇袈凝欝邱
А々殘霹津欝邱
─(夘佞

 地上で行う作業と異なり、複雑な工程を踏まざるを得ないため工事金額も割高になるそうです。特に、仮設関係の費用が大半を占めるという話でした。金額は聞き漏らしました(笑い)。この場を借りて、千葉県銚子土木事務所及び(株)間組の関係者各位に感謝を申し上げます。

   <土木の風景TOPへ>  

銚子大橋撤去工(2) no.358

 7/20(金)の続きです。
 現場には船でなければ渡れません。

2012-07-20033



2012-07-20048




2012-07-20047



  
 雲天ですが船からの銚子大橋風景です。
 なかなか下から見ることができませんので、新設銚子大橋の姿を紹介します(すべて、クリック拡大できます)。

 
 すでに供用しておりますが、新しい名所になりそうです。

2012-07-20051



2012-07-20057




2012-07-20060



2012-07-20061



2012-07-20113



 
 そして、過去の記事から天気の良い日の1枚です。

aef31380

  <土木の風景TOPへ> 

銚子大橋撤去工(1) no.355

 先日、7/20(金)に地盤工学会の見学会があり、完成間近の銚子大橋、旧橋脚撤去工事を見てきました。
 
 銚子大橋は一日通行量2万3千台以上あるそうです。
 このため、交通止めを極力なくすように旧橋梁に平行した新橋本体を架設し、通行を確保しながらの工事でした。
メイン部の斜橋が完成した後、旧橋部と新橋部を新橋本体に接続して通行を可能とし、接続部の工事を継続してきました。

0001



0002



 現在は橋梁全体が完成・供用しながら旧橋脚の撤去、及び、銚子側の取り付け道路の最終工事が急ピッチで行われています。銚子市街地では現道を生かしながら新設道路に移行するのが難しい工事になっているとか。
 
 今回は新設橋梁の主塔建設から旧橋梁の撤去までを時間軸で簡単に紹介します。
 まずは主塔の工事風景から完成まで・・・。

17 061



28 005



30 005



 次は旧橋トラス部分の撤去工事。

09 093



09 097



09 099



09 108



13 003



13 008


13 023



2012-07-20032


 
 そして、橋脚が残されています。この撤去工事は次回以降に・・・。

25 067



 なお、銚子土木事務所のお話では、利根川にもシラスウナギの遡上があるそうです。
 工事の手法や時期、工事期間など制約条件もあるそうでご苦労も多いとか。
 
 銚子大橋関連記事は
 カテゴリーの「銚子大橋関連記事」にあります。

        <土木の風景TOPへ>

銚子大橋撤去工事・最終盤 no.339

 天候はすっきりとしませんが、犬吠埼も春の気配が漂っています。
 観光客も増えてきました。

2012-03-14006


 銚子大橋も本体工事をほぼ完了し、銚子側の取り付け部の最終局面です。
 旧橋梁の撤去作業が進行し、懐かしい構造物が消えかかっています。
 
 人間専用の階段です(2011年)。
 ツタが覆い、味のある姿をしておりましたが旧橋撤去とともに役割を終えました(→no.311 2011.7.27記事)。

a04f6a44



2ac644f7



 今回は、撤去の現在をエントリーしました。
 まずは、googleの航空写真ですが、2011.7月と変化していません。
 現在の姿とは違いますが、新旧の銚子大橋が分かりますので載せてみました。

google1



 銚子側取り付け部は旧橋の橋脚撤去中です。撤去後に新橋の歩道部が建設されて完成です。

2012-03-14014



2012-03-14022



 そして、市道を横断する部分は上部工床版の撤去が終わり、桁、下部工の撤去へと続きます。

2012-03-14015



2012-03-14016



2012-03-14018



2012-03-14020



 最後は懐かしい階段を・・・。

2012-03-14017



2012-03-14019


    <土木の風景TOPへ>

銚子大橋 新旧・・no.311

 久しぶりに銚子大橋を紹介します。

銚子


25 052



25 069


 そろそろ全面開通が近くなりました(平成24年春の予定)。
 
 茨城県側は新しい橋が完成し、すべての供用が終わっています。千葉県側の取り付け部が未完成のため、旧い橋を一部使用しているわけです。
 
 さて、Googleの航空写真は2011年となっていますから、最新版なのかもしれません。明らかに茨城県側は供用開始していることが一目瞭然、旧橋と新橋の接合点は閉じられて新しい橋を使っています。

大橋


大橋茨城2


大橋茨城



 これで、茨城県側は旧橋や仮設足場の撤去で完了のようです。
 
 さて、千葉県側の取り付け部は旧い橋から新しい橋への切り替えが間近です。秒読みに近いかどうか、銚子土木事務所さんに聞いてみるのを忘れました。

大橋銚子


仮設



25 064




 今回のタイトルは新旧の比較です。
 耐久性、強度、耐震性、すべてにわたって新しい橋が優れているはずです。並べてみても新しい橋が安定した印象を与えます。

25 077

25 078



25 061



25 067



 大きな違いは建設時代の背景でしょうか、昭和の時代と平成の時代、社会の発展度合いも違いますし、人に対する優しさ度合いも違っていました。交通量も少ない時代には車と人間・自転車は共存できたのでしょうが、ただいまの状態では歩くのがある種の冒険です。
 
 旧橋には歩道がないのです。
 さらに車道も狭い状態で人や自転車は割り込むすき間もありません。
 階段から旧橋に上がってみると、この通り・・・スリリングです。

25 059


25 060




 オッと、地元のおじさんは勇気がありますね〜、我々ではこうはいきません!!

25 075




 供用している新しい橋には広い歩道があります。
 そこまで行き着ければ冒険成功です。
 
 
 さてさて、新旧比較の最後は歩道について。
 新しい橋には広い歩道がついて、散策が出来るほどのゆったり感があります。
 
 銚子側の取り付け部には人と自転車用の斜路が設置され、車いすでも大丈夫に見えます。これは、今の時代にマッチングしたとても良い施設です。

25 056



 人に優しい施設ですが、景観としてはいかがでしょうか・・・。
 旧い橋の階段と新しい橋の斜路を並べてみると新しい橋のごつい安定感と旧い橋の素朴な階段が対照的です。
 新橋歩道の斜路だけでも人に優しい色が欲しいと思うのですが・・・。

25 071



25 076



25 073


 最後にそろそろ引退する旧橋のコンクリート階段を紹介してこの項の終わりとします。
 
 時代を象徴する構造物の景観は50年、100年、はたまた500年を想定してみたいものです。
 古代の人たちは永遠を想定したのかもしれません。

大橋銚子歩道



25 054


10 114



25 057




 なお、銚子大橋建設については過去の記事がたくさんあります。
 もし、余裕のある方がおられれば、どうぞ・・・。 
 http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51053534.html 
 no.149 銚子大橋
 
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51125245.html 
 no.190 銚子大橋見学(1)
 
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51128697.html 
 no.191 銚子大橋見学(2)ケーブル
 
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51139812.html 
 no.195 銚子大橋見学(3)伸縮装置
 
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51151633.html 
 no.199 銚子大橋見学(4)橋脚
 
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51152676.html 
 no.200 銚子大橋見学(5)地覆
 
 
http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51338078.html 
 no.251 旧銚子大橋撤去工事

   <土木の風景TOPへ> 

旧銚子大橋撤去工事 no.251

 新銚子大橋の斜長橋が完成し、すでに本橋部分の供用が開始されています。取り付けの橋梁区間は銚子、波崎とも工事中です。
 
 まずは、新旧の銚子大橋はこのような土木風景です。

089


093


095


 さて、この旧橋をいかにして撤去するのか、現場責任者に聞いたことがありました。
 「切断して撤去します・・・割と簡単ですよ。」
 その時は、何となくそうなのかと聞き流していたのですが、ホンマカイナ?と疑問が出てきていました。

114


119



 クレーン船や曳き船がいても、この大きなトラスをどのようにして撤去するのか・・・疑問は大きくなります。どのように切断するのか・・・。
 
 旧橋のトラス鋼材は腐食が進み、危険な状態であったようです。一部切断撤去した2009.10.09の姿が次の写真です。

097


096



103



102


101



 さて、2009.11.13に銚子漁港で見たものは、
 何と! 旧橋のトラス材でした。
 
 これは、意外な撤去工法であることを知ったものです。
 「切断して撤去・・」
 こういうことだったのか!、と納得したのが次の写真です。

005


023



 そして、近づいてみて、また納得。
 撤去するトラス橋の真下に台船を持ち込み、仮設の足場・ブレードを構築し、支えてしまうというやり方です。切断して撤去、なるほど切断するのは簡単であります。
 
 上手いことを考えるものですが、波静かな利根川だから出来るのでしょう。波荒い海上ではどうでしょうか。
 
 現場から離せば、この通り、いかようにも料理が出来そうです。
 土木屋の知恵はスゴイものです。

013


014



015



 そして、残るはワンスパンになりました。
 こういう工事を平気でやりきる土木屋の凄腕には感心させられます。モチ屋もち屋はありますが、自信を持って社会にアピールしたい銚子大橋撤去工事でした。

003

    <土木の風景TOPへ>  

地覆 銚子大橋見学会(5)no.200

 最後におまけではないのですが、橋梁は仕上げが残っています。地覆と舗装、そしてガードレール、照明、表示板などです。
 
 コンクリートを打ってしまうと加工が大変ですから、埋め込むものは先に埋め込む、それが常道です。仕上がる前の写真をエントリーして、銚子大橋見学会の最終稿とします。

054

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

065

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

071

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

073

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

095

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

056

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なお、銚子大橋関連の記事は、
 no.99  no.130  no.149  no.190  no.191  no.195  no.199.

 があります。   <土木の風景TOPへ>

橋脚 銚子大橋見学会(4) no.199

 銚子大橋の架け替え工事は斜張橋本体は完成し、接続の取り付け橋梁の工事が急ピッチで進んでいます。銚子側の橋脚工事を整理して見ました。
 
 なお、斜張橋本体は3月の供用を目前としています。
 橋脚と桁の写真紹介です。

橋脚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橋脚と桁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桁2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配筋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配筋2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後は、すべて完成した後取り壊される予定の人間用専用階段です。妙に曲線的な姿が印象的です。現在も現役です。   <土木の風景TOPへ>

歩道

伸縮装置 銚子大橋見学会(3)no.195

 今回の主役は伸縮装置です。

銚子大橋

<拡大できます>

 運転する方はお気づきでしょうが、普通、橋の端部、中央部などに金属製のような、またはゴムのような細い板状のものがあります。橋梁の規模によって、その装置はいろいろです。 運転しているとわずかな振動と音で分かるはずです。
 
 高級なものから普通のものまで、その種類は無数と致しましょう・・・。
 銚子大橋は一級の長大橋ですから、その伸縮装置もたくさん使われていると考えますが、さにあらず。橋長1,450mの両端に一カ所ずつの設置なのです。
 
 その代わり、橋の延び縮みにかかわる対応能力は並のものではないようです。若い橋梁技術者さん達が、現場説明の中で(電卓片手に)即答しておりました。詳しい数値は忘れてしまいましたが、50〜60cm位(?)は対応できるようなことを説明されていました。
 
 どのような装置で水平を保ち、重量・衝撃に耐えるのか・・・、疑問が湧きます。
 写真と現場説明ではチンプンカンプン、そこで、発注機関事務所のご担当氏に支障ない形の伸縮装置構造図をご提供頂きました。
 
 その名を、マウラージョイントと言うそうで、橋梁技術者には珍しくないものかも知れません。しかし、専門家でなければ説明が難しい高級装置です。
 
 まずは現場写真を見て頂き、その仕組みを簡略説明してみましょう。


 床版の一部がコンクリート未打設で、伸縮装置接続部が残っていました。

02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 伸縮装置の詳細は次の通りです。装置の裏側は最終的にコンクリート充填となります。

04

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

06

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

07

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ここからが装置の説明です。
 車の荷重はまず、ミドルビームに作用しその荷重をサポートビームで受けます。ミドルビームとサポートビームは溶接されており、一体で動きます。ミドルビームは橋の方向と直角、サポートビームは橋の方向と同じですが斜めになっています(写真)。
 
 サポートビームはボックスの中に格納されており、その中で荷重を鋼桁に分散させます。サポートビームはコントロールゴムやベアリングで固定され、激しい衝撃にも平気!というわけです。


 その辺を構造で示したのが次の写真┐鉢です。

08

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

09

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さすがに良くできている装置ですが、縁の下の力持ち・・・お値段も張ります。
 ワンセットで家が建ちそうだとか・・・笑い話なのかどうか、現場説明者はからからと笑っておりました。来年3月には本橋部分のみを供用開始する予定と聞いています。
 資料ご提供いただきましたご担当氏に厚く御礼を申し上げます。
 
 
 なお、伸縮装置の役割や解説を添付しました。(→鋼構造技術研究会
 【役割】
 伸縮装置とは橋梁の路面端部に設置されるもので、気温の変化による橋梁の伸縮、地震時および車両の通行にともなう橋梁の変形を吸収し、自動車や人が支障なく通行できるようにするものです。
 自動車が直接載るため騒音や振動の原因になる場合も多く、橋梁の規模、通行する車両の特性、周辺住民への配慮などを考慮して形式選定を行う必要があります。
 
 【性能】
 (1) 常時、温度変化時および地震時の橋の変形を吸収し、車両が支障なく走行できるよう路面の平坦性が確保できます。
  (2) 設置する道路の性格、橋の形式、橋の重要度、交通量に応じて適切な形式の選定が可能です。
  (3) 設計においては、活荷重、地震の影響、強度、排水性および水密性、騒音・振動、耐久性などを考慮できます。
 
  【種類】
  伸縮装置を構成する部材は主に鋼製、ゴム製が用いられています。伸縮量や取り替えの考え方などにより使い分けられています。
  ・ 鋼製形式 
  ・ ゴムジョイント形式
  ・ 特殊形式ジョイント(モジュラー式、他)
  ・ 埋設ジョイント

   <土木の風景TOPへ>

銚子大橋見学(2) ケーブル no.191

斜張橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日の主役は斜張橋のいのち、(新銚子大橋の顔といっても良い)「ケーブル」です。
 橋梁全体の景観を引き締めてくれる、直線放射状のラインこそが斜張橋の特徴です。
 まずは、景観として主塔とケーブルをアップです。

主塔主塔2

<拡大可能>

 

 

 そして、工事中のケーブル設置状況です。緊張はすでに完了し、床版、地幅、舗装など仕上げ前の工事が急ピッチで進行中。

ワイヤー全景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイヤー全景2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見学風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワイヤーは主塔に先端を固定し、桁へ向かって放射状に張られます。技術者の話では、主塔の方から引っ張るのが一般的だそうですが、今回は桁側からの緊張で苦労したとか。全体の緊張調整に実働3日というからプロのワザです。

ワイヤー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイヤーカバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ワイヤーそのものは超高強度の鋼線ですが、今回のケーブルは現場組み立て型ケーブル(セミプレファブケーブル)と言って、一本一本が独立したケーブルを使用。これが本橋の特徴ということです。個々に張力を調整できるのが利点になるとか。
 
 また、張力調整においては、ゆるめるということはなく、引っ張る方向で行われます。この留め金を見れば分かりそうです・・・ゆるめると、締め付けて傷ついた部分が露出することになります。

ケーブル部品

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイヤー端部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、これがケーブルのカバーです。また、小さいケーブルは一般に多用されているワイヤー(スパイラルロープ)の断面見本だそうです。

ワイヤーカバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパイラルロープ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後はケーブルの桁側取り付け部に妙なものが着いております。何かと聞けば、ケーブルの振動を抑える機器だそうです。その名を「ケーブル制振用高減衰ゴムダンパー」と言います。風、雨その他の影響でケーブルは振動し、支障が出るのだそうです。なお、その解析は難しいので省略・・・。

ケーブル制振用高減衰ゴムダンパー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケーブル端部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 参考サイトをご紹介。
 橋梁ケーブル制振ダンパー 超高減衰ゴム 住友ゴム
 ケーブル制振用高減衰ゴムダンパー (株)横河ブリッジ
 斜張橋ケーブルプレストレスの実用計算法 〜相対剛度変化法〜 (株)横河ブリッジ
 東京製綱(株) ケーブルと実例
 橋梁付属物製品検索サービス 。     <土木の風景TOPへ>


 
 最後に、こぼれ話を一つ。
 新大橋の(株)横河ブリッジの橋梁技術者は、この銚子大橋に深い思い入れを持って臨んでいるそうです(現場で説明してくれた管理技術者さんです)。「幸せです」と言っておられるそうで、なんと、古い方の銚子大橋建設(清水建設)の時には父親が関係していたそうです。そして今、息子が新しい銚子大橋の建設に従事しているわけです。
 
 親子二代の銚子大橋建設従事は、浅からぬ因縁です。橋梁技術者冥利に尽きるような、うれしい話でした。

銚子大橋見学(1) no.190

                            <写真はすべて拡大できます>

銚子大橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 建設コンサルタント業協会の技術者が集合して、銚子大橋掛け替え工事の見学会を実施しました、その(1)です。
 
 土木の風景では何度か取り上げているので、工事途中の取材写真を中心としたエントリーとします。やはり、現場内からの見学取材は迫力があります。

銚子大橋2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 斜張橋の基本形が完成し、床版その他の工事が急ピッチで進んでいます。旧橋はトラス橋区間が老朽化激しく、その部分の代替として斜張橋本体の早期暫定供用を目指しているそうです。

銚子大橋3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銚子大橋4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのための暫定接続部は仮設の橋梁部ですが、その部分を下から見た写真がこれです。
 仮設とはいいながら、ごつい構造物です。

銚子大橋5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銚子大橋6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なお、過去の記事は no.99  no.130  no.149  です。

     <土木の風景TOPへ>

銚子大橋 no.149

 銚子大橋の架け替え工事が着々と進んでいる。
 主塔が大分建ち上がってきたので再報告。

全景案内板

 

 

 

 

 07.07.12  no.99   07.12.01  no.130 

 と、過去2回エントリーしている。

案内板2案内板3

 

 

 

<すべて拡大できます>

 完成イメージは案内板の通りだが、現状は、歩道無く、車道も狭い。また、構造材の老朽化も進んでいる。完成は平成22年度(2010)を予定。

 

銚子側銚子側落橋防止

 

 

 

 橋梁概要は下記の通り。
 ゞ仰   L=1,208.6m
 道路種別 第3種第2級 W=12.0m(車道;7.5m、歩道;3.5m)
 6粁揃措
  ・渡河一般部;ポータルラーメン橋、6径間連続鋼床版箱桁橋
  ・渡河航路部;4径間連続複合斜張橋
  ・陸上部;4径間連続3主鈑桁橋、2径間連続5主鈑桁橋
 ぜ臈磧  ‥感撻灰鵐リート製 H型主塔
 ゥ院璽屮襦仝従豼箸瀘て型ケーブル(セミプレファブケーブル)
 Υ霑叩  々欖斌霹調霑叩⊂貊蠡任噌此▲院璽愁鶸霑

工事全景工事全景拡大

 

 

 

 

 なお、案内板に親切な解説が付いていた。
 *1) ポータルラーメン橋:径間両側の下部工と主桁を剛結構造とした門型の橋梁。
 *2) 複合斜張橋:鉄筋コンクリート製の主桁と鋼製の主桁からなる複合構造の斜張橋。

   <土木の風景TOPへ>

銚子大橋 橋脚工事 no.130

 風強く快晴。
 板東太郎の河口部も波が高かった。
 
 07.07.12に「銚子大橋架替え工事」としてエントリーしたが、橋脚工事が着々と進んでいる。まだまだ時間は掛かるが、橋脚主塔が姿を現してきた。
 
 途中の姿をご紹介。
<拡大できます>

銚子大橋全景全景2

 

 

 

 

波崎側橋脚銚子側橋脚

 

 

 

 

 

 

   <土木の風景TOPへ>

 

 

 

 

 

no.99 銚子大橋架替え工事

銚子大橋

 

 

 

 板東太郎の河口部に銚子大橋がある。
 建設されてから45年が経過しているようで、老朽化が進んでいる。
 
 今年度、緊急に架け換える必要がある旧橋トラス部の迂回路完成を図り、引き続き平成21年度の全線完成に向けて事業を進めていると言う。<銚子整備事務所説明><ウィキペディア説明
 
 現在の橋梁を使用しながらの工事であり、大変である。写真の左側が新設迂回路橋、右が既存橋梁部である。

銚子大橋2銚子大橋3

 

 

 

 また、資材の運搬搬入のプラットホームが設置されている。利根川の最下流部と言うことで降雨による増水ばかりではなく、潮の干満が非常に重要な要素となるようだ。
 
 実際、現地に立つと潮風が来るようで、海の雰囲気もただよう。関係者のご苦労に感謝。

Recent Comments
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Archives
  • ライブドアブログ