この間の火曜日はハルボンさんと岐阜県美術館へ行って「ぐりとぐらとなかまたち/山脇百合子絵本原画展」を見て来ました。

出がけに、午後に会う予定のきなりさんから「岐阜は雪ですよ」というメールが入り、そうかさすがに岐阜は...と思いながら部屋を出たら、こっちも既に雪降ってました。うおー、なんじゃそりゃー、昨日までは晴れ続きだったのによう、と雪まみれになりつつ自転車で駅へ。まずは名古屋へ出てハルボンさんと合流して、それからJRで西岐阜駅へ。そして無料バスで美術館へ。

さすがぐりぐら展、雪の平日だというのに沢山の人が見にきてました。幼稚園のクラスまるごとで鑑賞会、しかも美術館員さんの解説付きなんていうちいちいぱっぱの団体さんも何組かいたりして、私が子供の頃はこんな行事なかったなあ、ちょっとうらやましい...と思ったりしました。
私は特に絵本好きでもないのですが、「ぐりとぐら」と「いやいやえん」は子供の頃に読んで大好きでした。というか、あと子供の頃に読んだ本といえばちいさいモモちゃんシリーズ位しか記憶にないんですが、まあとにかく「ぐりとぐら」といえば、カステラですよね。ありましたよ、原画。そりゃもう美味しそうでしたよ。あんなにシンプルな線と色なのに、なんであんなに美味しそうなんでしょうか。そりゃ森のどうぶつたちが皆食べに来るっつーの。よく見たら蟹まで来てるっつーの。何処から来たんだっつーの。

美味しそうといえば「いやいやえん」で、ちゅーりっぷほいくえんの園児達がりんごの山とみかんの山とばななの山とももの山にのぼる話がありましたが、私、子供の頃あれがすごくうらやましくてねえ。いや、今でもうらやましい。だってりんごの山はりんごが沢山なってるんですよ。ももの山は桃が沢山ですよ。そんなの行きたいよ、今でも! 行っていろんな果物を(特に桃を)沢山食べたいよ! まあその山へ登った時は、どの果物も1個ずつしか喰ってはいけねえだ、と事前に先生に言われてるんだけどね。そして主人公のしげるはその忠告を無視して2個ずつ食っちゃって、おかげでエライ目に遭うんだけどね。一体しげるの身に何が!? 答えは90秒後!って、ふざけ過ぎですね。ごめんなさい。

何が言いたかったのかというと、その「いやいやえん」の原画もありましたよ、と。それで解説読んでびっくりしたんですけど、「いやいやえん」の絵を描いた時、山脇百合子さんはまだ二十歳そこそこの若い娘さんだったという事ですよ。そして「ぐりとぐら」を描いたのは翌年なので、やっぱりまだ二十歳そこそこの娘さんだったのですよ。えー。ちなみに山脇さんは高校卒業後、「母の友」誌の挿絵の仕事を手がけていて、その挿絵が掲載されている「母の友」の展示もあったのですが、既に今の画風は完成されていました。でも年が進むにつれて構図に奥行きがみられるようになったり、植物の描写がより繊細になったりという変化(進化)もあったりして、なかなかおもしろかったです。

こんな事を書くとなんだか真面目に学術的に鑑賞していたかのようですが、実際はどの絵を見ても「おいしそう」「かわいい」「おいしそう」「かわいい」の連続でした。なるほど、子供から大人まで皆の記憶に優しく残る山脇百合子さんの絵ならではの反応ですねって、うまくすり替えようとしてるな私。
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