DSCN1146謙信公義の心の会【7月例会報告】
~「日本刀刀剣鑑賞会」「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」を開催しました~

 7月18日(土)午後2時より、春日謙信交流館にて当会の7月特別例会「日本刀刀剣鑑賞会」「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」を開催しました。特に日本刀鑑賞会は昨年の7月例会でも開催し、即日満員となり大人気を博した第二弾です。近年『刀剣乱舞』などのメディアでも日本刀は人気コンテンツです。
 当日は新型コロナの影響から、参加定員を約30名前後に限定し、三密を避けるために会場を二つに区分け・2グループに分割したうえで開催いたしました。
 受付では、事前予約されていた参加者の皆様にお一人ずつ検温をさせていただきました。皆様方快くご協力いただきありがとうございました。

 なんとこの状況下においても、総参加者数36名もの大勢の皆様にご参加いただきました!
 和室(二部屋)では「日本刀刀剣鑑賞会」を開催し、第1会議室では「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」を開催しました。

DSCN1151 「日本刀刀剣鑑賞会」では、はじめに石田会長より今年のコロナ禍による当会例会中止・延期についての状況を報告致しました。
 つづいて配布資料の日本刀の基本的な知識・見方・魅力について熱く語りました。特に上杉謙信公は愛刀家であり、上杉家には名刀を集めた『上杉三十五腰』なるベストセレクションが有名。そのなかに、五虎退・姫鶴一文字そしてあの山鳥毛(さんちょうもう)も上秘蔵ものとして選定されていることを紹介。上越市が以前に取得を目指した名刀ですが、瀬戸内市がCFで取得。その募金に当会より寄附をした経緯も報告しました。
 
 また川中島で武田信玄と一騎打ちした名刀『小豆長光(あずきながみつ)』は現在行方不明で、明治まで足利市に現存していたらしいとの情報。是非とも将来は取得してもらいたいと意気込みを語りました。
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 つづいていよいよ、本物の日本刀の鑑賞です。
 当初は日本美術刀剣保存協会会員・刀剣愛好家の渡辺奈央子さんに東京からお越しいただく予定でしたが、新型コロナの影響によりリモート(ZOOM)出演していただきました。
 渡辺さんからは、日本刀の扱い方・基本姿勢について全員にお話しいただきました。鉄はとてもデリケートで、水分や脂には注意しなければならず、唾液も要注意なのでマスクは必須。次亜塩素酸は御法度です。渡辺さんから丁寧でわかりやすい解説をしていただきました。
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そして上越歴史博物館の宮崎館長より、日本刀を数振りご持参いただきました。
戦国時代、上杉謙信公が美濃から読んだ刀工・兼則。上杉軍の軍刀。
越中富山出身の刀工・五藤正蔭。清麿や水心子正次の門人。
明治時代の無銘の一振り。高田藩由来。

太刀それぞれに、各時代の様式や刃文・地鉄、そして風格を兼ね備えています。
渡辺さんの解説により、参加者の皆様が実際に日本刀を手に取り鑑賞しました。
当日は、刀工・五藤正蔭の末裔である参加者もいらっしゃっていました。当日鑑賞にご提供いただいたこの一振IMG_0486 (2)_LIりもお借りしたものです。本当に貴重な一振りをご提供いただき、ありがとうございました。

 今回初めて参加され、初めて日本刀を手に取った方は少し緊張気味のご様子でした。
 ただ本物の日本刀を間近でみると、吸い込まれるような感覚にとらわれます。とても不思議なのですが、数百年も前に作られたとは思えないキラキラした金属質は、見るものを魅了します。
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 若い女性の皆様も多くご参加されていました。
 日本刀の歴史は、わが国の歴史・伝統文化の精髄でもあります。入り口は様々でも、本物を間近に見る体験から、日本刀や我が国の歴史に興味関心をもつことは大切なことと思います。
 我が国の文化を次世代へ継承していくのは若い世代の方々ですので、このような機会はとても貴重かと思います。


 しばし休憩の後、AグループとBグループが会場を入れ替わりました。DSCN1174
 第1会議室では「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」を開催しました。
 講師は当会小田豊事務局長と、当会会員の吉田昇氏です。吉田氏は文芸たかだにて「中世の飯山街道の軌跡」を連載中です。
 
吉田昇氏 (2) 謙信公亡き後、景勝と三郎景虎の二人の養子が争った御館の乱が有名ですが、実は謙信公には他に山浦国清・上条政繁という養子がおり、計4人もいたことはあまり知られておりません。
 信濃の武将達の重要な働きと活躍にスポットをあて、川中島~御館の乱、さらには本能寺の変までの上杉家とのかかわりにまで話しが及びました。

 なんと驚くべきことに、本能寺の変では明智光秀が上杉家を味方につけるべく、信長を倒すことを事前に密書で知らせていたという書状を紹介。
 また信長亡き後、織田家の内紛で秀吉から味方の誘いの書状や、足利将軍から柴田勝家と秀吉との和睦仲介を書状で依頼を受けた事実もあったそうです。わずかな期間でしたが、天下を左右するキーパーソンが上杉家であったことは紛れもない事実でした。
 『武勇では上杉に負けないが、知略では七日の遅れあり』と言わしめた真田親子の徳川を手玉に取ったエピソードは痛快で、会場からも笑いがもれました。
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 「人の落ち目を見て攻め取るは本意に無し」との謙信公の心意気に感化された信濃の武将たちは、決して助けに応じるだけでなく、家臣同様に迎え入れてくれた恩義や、養子に迎えてくれた謙信公の「義の心」に報いるためー、このことこそが彼らの大活躍の原動力になっていたのではないか、と結びました。
 やがて彼らは米沢藩藩士となって、終生上杉のもののふとして随従したというとても中身の濃い1時間でした。
 

 なかなか当会・謙信公義の心の会でなければ聞くことができない隠れた事実に、あらためて上杉の義の重さを感じた次第です。
 戦国時代はトップが強ければ民や家臣が追従したわけではない、ということを痛感いたしました。本当の強さとは、人心を根底から掴む、義侠の精神「義の心」であり、上杉には金やモノにはなびかなかった傾奇者が多かったのも頷けます。


~以上、あっという間の時間でしたが充実したひとときでした。大変な新型コロナの影響下でもありましたが、感染防止対策を実施した上での開催のもと、多くの参加者の皆様方からご参加いただきまして厚く御礼申し上げます。また今後も当会でしかできない例会を開催してまいりますので、どうぞご参加賜りますようお願い申し上げます。ご協力いただきました方々に感謝申し上げます。~


7月例会「日本刀刀剣鑑賞会「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」の参加定員が満員となりました~
例会の「一部内容を変更させていただきます」~大包平2きっさき


 このたび、7月18日(土)当会の7月例会「日本刀刀剣鑑賞会「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」のご案内をさせていただきました。お陰様で参加上限定員の30名に達しましたので、参加お申し込みを締め切らせていただきます。

 なお現在、東京都を中心に新型コロナウィルス感染者が急増しており、第二波の様相を呈してきております。
 このことにかんがみ、講師としてお招きする予定でした東京都在住の渡辺奈央子様(日本美術刀剣保存協会会員・刀剣愛好家)はご欠席となりました。ただし、渡辺様にはオンライン(ZOOM)にてリモート出演・解説をしていただくこととなりました。
 新型コロナウィルスの影響により、例会の内容が一部変更となりまして申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願いを申し上げます。
 開始時間は予定通りのスタートです、どうぞよろしくお願い致します。

※当日、体調が悪い方や発熱のある方はご参加をご遠慮ください。
※必ずマスクの着用をお願い致します。


 7月例会「日本刀刀剣鑑賞会」謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」開催のご案内

当会の7月例会は昨年に引き続き「日本刀刀剣鑑賞会」を開催致します。IMG_1851
また3月に開催予定でした「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」もあわせて2部交代制で開催する予定です!

今回は新型コロナウィルス感染拡大防止に準拠し、3密を避け、ソーシャルディスタンスを確保するために、ご参加人数を制限させていただきます。参加者上限人数を30名までとさせていただき、2部交代制で開催いたします。


姫鶴一文字■現在、日本刀が空前のブームになっています。
オンラインゲーム『刀剣乱舞』などで若い方々を中心に、異例の大人気コンテンツとなっております。
 上杉家も謙信公をはじめとして上杉三十五腰を筆頭に名刀ぞろいの家柄で、かつて600振り以上も所有していたと伝わります。
 今年も日本美術刀剣保存協会会員であり、刀剣愛好家の渡辺奈央子さんをお招きし、日本刀を鑑賞しながら扱い方や由来・エピソードを交えて「日本刀刀剣鑑賞会」を行います。
前回企画も即日満員になりました上越市内ではまたとない好企画の第2弾です!


「謙信公を頼った信濃の武将達(講話)」 講師:吉田昇氏(当会会員)、小田事務局長
古典 謙信像
 戦国乱世で各戦国大名に翻弄(ほんろう)された信濃(長野)の武将たちが頼りにしたのが、義の武将・上杉謙信公でした。
 謙信公は戦国武将ながら、決して他国を侵略しなかった異色の武将でした。そんな謙信公に、激戦の舞台であった信濃の諸武将たちはどのように謙信公へかかわりをもっていったのか?歴史文献・資料等からその足跡を明らかにします。
私たちが知らなかった新たな歴史の側面が明らかになります!乞うご期待!


           記
●期 日… 令和2年7月18日(土)
●会 場… 上越市春日謙信交流館(上越市春日山3-1-60)
●時 間… 受付13:30~ 開始14:00より~(終了16:30頃予定)
●参加費… 大人1,000円  高校生以下500円(但し保護者同伴必須)
●留意点… ご参加者はマスクの着用をお願いします
        手袋は当会で用意します
       ※刀剣の性質上、次亜塩素酸の使用はおやめください
●AグループとBグループにわけて、2部交代制で開催予定です
       
※今回はコロナ対策上、参加人数を制限いたしますのでご了承ください。定員に達した場合は締め切りとさせていただきます。
※例会内容事情上、必ず事前に事務局まで参加申し込みをお願い致します。身元確認をさせていただいた上でのご参加となりますので何卒ご承知おきください。(当日の飛び入りでのご参加はできません)
※AグループとBグループの選任とご指名は、当日会場にてお知らせいたします。
※新型コロナの影響により、例会内容(出演者等)が変更または中止になる場合もありますのでその際は何卒ご了承下さい。

~詳細・お問い合わせは、当会の小田事務局長まで~



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