4月27日(日)午後2時より、乃至政彦氏当会4月例会で歴史家・乃至政彦氏の講演会を開催します!
 乃至政彦氏は上杉謙信公や上杉家研究の第一人者で、新進気鋭の歴史家として現在注目を集めている方です。
 当会例会の講演会に何度もお越しいただき、当会のアドバイザーとしても監修やご助言を賜っております。そのエビデンスに基づく鋭い視点での歴史解説は、内外から高い評価を受けておられます。テレビ出演や著作本も多数出版されています。

 今年も当会4月例会において人気の乃至政彦氏の講演会を行います。
演題はズバリ「上杉謙信公の敵に塩を送るは史実か?」です!
謙信公ファンならずとも有名な逸話である「敵に塩を送る」という義挙ですが、はたして本当にあった真実なのか?
 現在においても様々な説がありますが、上杉謙信公研究第一人者の乃至政彦氏からその真実を解き明かしていただきます!乃至政彦氏の著書「謙信越山」に掲載した内容を、さらに詳しくお話しいただきます~

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 ご存知、謙信公がライバルである武田信玄へ塩を送ったとされる逸話は、あの川中島の最後の戦いから、わずか3年しか経っていない時の出来事でした。

 北条氏と今川氏から塩留めをされ、甲斐の民が苦しんでいるのを見かねて謙信公が塩を送ったとされるエピソードです。

 今年は謙信公祭が100回の節目を迎え、謙信公の愛刀国宝・山鳥毛一文字の宝刀が一時帰還するなど上杉謙信公の話題が満載の年でもあります。
 謙信公の「義の心」の代表的なエピソードである、「敵に塩を送る」について乃至政彦氏から他では聞けない講演を開催します。ぜひ、奮ってご参加ください!!
☆当日は会場で、乃至政彦氏の著書本の販売も行います。謙信越山(表紙)

 【謙信公義の心の会 4月例会】
・日時…令和7年4月27日(日)午後2時~(受付午後1:30~)16:30終了予定
・会場…上越市市民プラザ 第4会議室
・参加費…500円(資料代含む)
・第1部「謙信公祭100回記念~義の心について」石田会長から
  第2部講演「敵に塩を送るは史実か?」歴史家:乃至政彦氏

※当日は先着順に受け付けます(予約は致しません)ので満席の際はご了承ください。

IMG_0479_202503151442038 このたび、瀬戸内市の国宝「太刀無銘一文字号山鳥毛(以下:山鳥毛一文字」が正式に上越市へ一時借用が決定いたしました!
 2月21日に中川上越市長が瀬戸内市を訪れ、武久瀬戸内市長と面談し決定されました。上杉謙信公の愛刀であり、430年ぶりの一時帰還となります。実にうれしいニュースです!!

 以前、上越市での取得が断念された経緯は関係者であればご存知かと思いますが、悲願の一時帰還することになったことは実に感慨深いものがあります。また戦後初めて東日本で展示されることでもあります。これは刀剣ファンならずとも快挙であります!
 心より瀬戸内市武久市長様はじめ、関係者の皆様に感謝と敬意を表します。

IMG_0476_202503151440010 国宝は年間で60日間しか展示が許されない規定があります。
 上越市で今回11日間の展示期間が発表されましたが、瀬戸内市さんでは残り約50日間しか展示することが出来ないということでもあります。
 伝家の宝刀を上越市のために貸し出していただけるとことは、まさに「義の心」そのものであります。

 あらためて瀬戸内市様のご厚意に深く感謝を申し上げます。ありがとうございます。
 この山鳥毛一文字は、上杉三十五腰のなかでも「上秘蔵」とされた名刀です。
 戦国を義の旗印をかかげて唯一走り抜けた上杉謙信公の相棒であり、義の心を貫いた立役者でもあります。きっと謙信公も、この華麗な重花丁子刃文と豪壮な太刀姿に魅了されたのだろうと思います。
 私も岡山県で本物を拝見しましたが、姿・オーラ・風格はどの刀剣にもない、まさに唯一無二の奇跡の賜物といってよいほどの傑作です。すべての日本刀剣のすばらしさを兼ね備えています。


 2月例会で会員皆様からの意見も集約し「IMG_0474_202503151436021山鳥毛一文字一時帰還プロジェクト(仮称)」を当会で編纂しました。
 総ページ45ページになる提案書を、このたび上越市様へお届けしてまいりました。国宝山鳥毛一文字が一時帰還することでの展示・運用について(チケットの事前予約制・ネットの利用)、市内の飲食物販関連店とのコラボ(スタンプラリー等)、刀剣乱舞とのコラボなどをご提案させていただきました。

 謙信公祭100回目の節目となる、またとない千載一遇のチャンスでもあります。
 この好機を成功させるために、官民一体となって臨めれば幸いです。本当に心待ちにしております。

 また謙信公祭100回記念で、謙信公役に人気俳優の松平健さんの招聘も決定いたしました!
 今を時めく松平健さん(マツケンさん)は、マツケンサンバでも大人気のネームバリューのある方ですので、謙信公祭100回記念にふさわしい注目度抜群の演出と思います。
 松平健さんは時代劇には長いキャリアがおありですので、どんな謙信公祭になるのか楽しみです。

 いろんな意味で、「上越アニバーサリーイヤー」になることは間違いないと思います。
 私たちも出来る限り応援したいと思います。



2月28日(土)上越市市民プラザで、当会の2月例会を開催いたしました。IMG_9782_202502221321020

当日は季節外れの大雪に見舞われたにもかかわらず、30人近いご参加の皆様にご参集いただきました!本当にありがとうございました~

今回は「謙信公祭100回×山鳥毛一文字一時帰還:再会記念」と題して2部構成で行いました。第1部はプレゼンと謙龍さまの鑑定、第2部は会員によるシンポジウムを行いました。
 今年、上越市は高田城址観桜会や謙信公祭が100回の節目となること等で「上越アニバーサリーイヤー」と命名し特別な観光イベントを展開予定です。

 なかでも「国宝・太刀無銘一文字号山鳥毛(以下:山鳥毛一文字)」が430年ぶりに越後上越市に一時帰還・展示することが決まりました。これは快挙です。

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1部は私・会長の石田より、「春日山観光・謙信公祭100回記念 山鳥毛一文字再会プロジェクト」のプレゼンをいたしました。

このたび上越市から、春日山観光拠点施設の建設場所や内部イメージが示されました。現在の埋蔵文化財センター周辺地とのことで、施設内からは総構(そうがまえ)を望む計画案となっています。
 以前より当会として、ぜひ施設内から「春日山本丸」を眺望できる構造を推薦してまいりました。景観場所も春日橋やゲートボール場などの方が良いとの提案をしてまいりました。土地取得など予算の関係もあろうかと思いますが埋蔵文化財センター脇の予定候補地であれば、展望台を設えるなど嵩上げ対策をして対応(春日山本丸景観確保)すべきではないかと思います。関ケ原古戦場記念館への視察にも触れながら、ファンが望む春日山観光と謙信公ミュージアムへの提案をさせていただきました。
 
 そして謙信公の愛刀、国宝・山鳥毛一文字の一時帰還について。IMG_9783_202502221456007
 ご存知の方も多い上越市で取得を断念した国宝の太刀ですが、このたび瀬戸内市様の特別なご厚意により、430年ぶりに一時帰還を果たします。しかも戦後初めて東日本で展示は相当なインパクトがあると予想されます。このことから、入場券も当日券販売だけでなく、ネット事前予約販売などをして混乱を避けるよう配慮されることを提案しました。
 
 また全国の人気刀剣展覧会の事例から、刀剣乱舞のニトロプラス社とのコラボを提案し、市内の飲食物販店と連携して、スタンプラリーなど市内を循環させる仕掛けづくりも提案しました。
 ちょうど例会前日、中川上越市長が瀬戸内市武久市長と面談し、山鳥毛一文字の借用が正式に決定したとの報道がなされたばかりでした。
 千載一遇のチャンスであり、謙信公の愛刀が430年ぶりに一時的に帰還する快挙を成功させたいとの思いを述べさせていただきました~

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毎年恒例の、謙龍さまによる年間運勢鑑定を行っていただきました。
毎回的中すると話題の謙龍さまの鑑定に会員皆様も耳を傾けました。不確実で様々な予期できない世の中で、身を護ることや山火事が起きやすい年まわりであることなどを鑑定されました。

 第2部は、当会会員6名によるシンポジウム「謙信公祭100回×山鳥毛一文字:再会」です。
会長はじめ副会長、宮崎会員、水野会員、金澤会員、そして東京より急遽この日のために参加された渡辺会員による「春日山観光と刀剣を中心とした観光活性化」について熱く語り合いました!IMG_9926

 金澤会員から、上越市主催の春日山観光ワークショップに参加された経緯や通年観光についてお話しいただきました。
 ワークショップは計5回開催され、多くの市民が参加し様々な観点から春日山観光について意見を交わした経緯を述べました。


IMG_9787 水野会員から、大人気の『刀剣乱舞』について解説と全国で大ブームになっている情報を披露され、ゲームのみならず映画、歌舞伎やミュージカルにも拡大しプラチナチケット化しているとのお話し。ご自身も何度も抽選から漏れた経験をお話しされました。

 特に刀剣ファンは推し刀ならば、グッズや限定関連ものを何個も購入する傾向があり経済効果にも波及されているとのことで、足利市の事例などをご紹介されました。足利市では刀剣の展覧会に一カ月で約4万人が来場し、4億円の経済効果があったことに会場からどよめきが洩れました。
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 渡辺会員(大使)から、全国の刀剣会場に足を運んだ経験から日本刀剣の経済効果や、上杉謙信公の人気ぶりなどについてエビデンスに基づいてお話しいただきました。特に人気の日本刀剣は、一般の方が想像している以上に異常な人気ぶりで、シニア世代の方々は数十万単位でツアーや関連物にお金を支払うと説明。いわゆる「推し活」に世代は関係ないとのことでした。高齢の方々も若い方も同じとのこと。IMG_9921
 
 宮崎会員から、岡山県で山鳥毛一文字を実際に見た経験から、上越市での必要な展示方法や器具、集客対応や順番待ち客への対応をお話しいただきました。
 特に山鳥毛一文字は刀剣会では有名なので、関東圏だけでなく東日本全体から観客が押し寄せることを想定し検討しなければならないと指摘。
 今から準備しておくべき配慮事項をお話しいただきました。

 会場の参加者の皆様からもご意見をいただきました。
「ぜひとも山鳥毛一文字を早くみたいです!」「事前にチケットを予約できるような配慮をしてほしい」「(山鳥毛)借用はこれで終わりではなく、次回の記念年にもお借りしてもらいたい」「謙信公ミュージアムに展示できる小豆長光を探してほしい」「小豆長光のレプリカをクラウドファンディングで復元したらどうか?」「謙信公ミュージアムは是非とも春日山本丸を望める施設にしてほしい」「謙信公の義の心を感じられる施設にしてほしい」
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 以上、たくさんのご意見を賜りました。
 本当にみなさま、上杉謙信公のコアなファンばかりですのでストレートな思いをたくさん示していただきました。本当にうれしかったです。これが実直なファンの願いかと思います。

 今回の例会セッショッン内容をまとめて、上越市さんへお届けしたいと思います。
 またとないこの機会を逃さず、聖地・上越市をアピールできるチャンスでもありますので提案をしたいと思います。
 ご参加いただいた皆様方、本当にありがとうございました。
 



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