June 10, 2004

スクール・オブ・ロック

c4be8640.jpg■ジャック・ブラックのオレ流映画

 自分でも情けないと思うほど、ワタシ洋楽の知識がないんだよねぇ。他のジャンルもそんなに知識ないんだけどさ、洋楽については皆無といっていいほど知らない。そりゃあ『ブルース・ブラザーズ』を観て、“ジェームス・ブラウン”とかさ“レイ・チャールズ”とかさ、そのくらいは知ってるよ。あと“ぶりとにー・すぴあーず”と“びよんせ”の区別くらいつきますわ。ってかさ〜、そういう話の例えが寒すぎてガクガク震えちゃうっつーの・号泣。

 さて、「スクール・オブ・ロック」。

 この映画は往年のロック好きにはたまらんらしいね。レッド・ツェッペリン、ジミ・ヘン、AC/DC、etc.かなりツボなんでしょ。映画で流れる曲、口ずさむ歌詞、セリフ、それから映画のセットや小物に至るまで、オタク的にこだわりまくってて、分かる人には涙チョチョギレもんだという話。でもねぇワタシ、正直まったく分かりませんです・・・(汗)。そんなワタシですが、あえて言わせていただこう。音楽のことなんかわからなくったって、めちゃ楽しめるんだぜ!この映画。だからイイんだよさ〜ぁ。←開き直り以外の何ものでもない・・・。

 簡単に言えば、ジャック・ブラックの、ジャック・ブラックによる、ジャック・ブラックのための映画。物語は、ジャック演じるハチャメチャ偽先生(本業はロックマン)デューイが、堅物のエリート生徒たちに自分のこよなく愛するロックをやらせてコンテストに出ようと目論む話。まぁロックでふれ合っていくうちに相互に受け入れられていくという、ありがちといえばありがちな話なんだけど、微妙にありふれてはいないのよね〜。

 普通、学園ものと言えばやはり物語のメインは生徒側でしょ。生徒が成長する姿を描くことで、観客に感動を与える!みたいなのが多くない?まぁ、そういうイメージがあったものだからさ、この映画でも生徒にもスポットが当たるかと思えば、かなりそういう流れは薄いのよね。

 生徒がバンド辞めたいって言い出して、うんうん普通の展開だなと思うのだけど、全てデューイがその場でいとも簡単に説得しちゃうわけ。しかも説得する言葉が全てロックネタ。徹底してる。次のシーンまで同じ生徒の話を引きずらない。素直な生徒だと思えば、そうかもしれないけどね。逆にジャックの説得話を入れるために生徒が辞めたいって言い出してるんじゃないかと思うくらい・・・笑。

 しかし短い時間の中で、デューイがそれぞれに役割を振っていくところは教師の姿としてイイ。生徒のイイところを引き出すと同時に、それぞれの役回りに意味があることを説く姿は、動機が不純であれ本物の教師に見習って欲しいところ。子供ってホント先生の良し悪しにその後の人生左右されるよね。

 加えて、ロックというお題目には独善的に思い入れが激しいと見せておいて、生徒が作ったバンド名を採用したり、生徒が口ずさんだ自作の歌詞を耳にしてイイと思えばその曲を取り入れたりする姿勢も、頑固で石あたまの会社の上司につめの垢を煎じて飲ませたいなぁ〜と。組織は開かれてこそ、その能力を自在に発揮できるのだ。

 ちなみに、劇中の黒板に書かれたポップ音楽潮流図は、監督リチャード・リンクレイターの直筆なんだって。監督もロックオタクだったわけね〜。そりゃぁロックが画面からありありと伝わってくるわな〜。

余談:劇中でも親友のジャック・ブラックとマイク・ホワイト。実際にもブラック&ホワイトと言われるほどの親密なパートナーなんだって。名前までコンビ名みたいなとこがすごいな。

監督:リチャード・リンクレイター
脚本・出演:マイク・ホワイト
出演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、サラ・シルバーマン
オフィシャルサイト:http://www.schoolofrock-movie.jp/
原題:The School of Rock



gintarout_44 at 11:53│Comments(15)TrackBack(13) 感想文 さ行 

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1. スクール・オブ・ロック  [ Drifting Clouds ]   June 10, 2004 17:16
まず始めに。今のところ、僕が今年観た映画で一番おもしろかった! 予想を上回るジャック・ブラック演じるデューイのおかしさに、中盤以降は彼の顔が写るだけで笑いがこみ上げてくる始末でした。 ストーリーの軸となるのが生徒の成長・・ではない、ってとこが、この映画
2. スクール・オブ・ロック  [ Lovely Cinema ]   June 10, 2004 21:29
予告編で観たときは“フン!お馬鹿映画か”って思ってたので見る気なかたのですが、なんか密かに?!評判がよさそうなので見てきましたよー。パッション・ショックの後、まさにこーいう痛快でスカット!そしてちょっぴり感動できる作品が見たかったのですよねー!うん!(
3. スクール・オブ・ロック(2回目)  [ 30歳独身男Kazuakiの映画日記 ]   June 10, 2004 22:43
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5. School of Rock  [ :: DAYS OF MY LiVER :: ]   June 10, 2004 23:18
■スクール・オブ・ロック  (リンクはOriginal Soundtrackです) ■School of Rock ■観た日:2004.05.27 ■★★★★☆:Excellent ロックづくし。 まず、ロック教師ジャック・ブラックが無垢なクラシックギター少年に最初に伝授するリフが「アイアン・マン」。ここで爆
6. スクール・オブ・ロック  [ ヒトツログ ]   June 11, 2004 05:50
いやはや・・・ベンさんに癒されたのもつかの間、このロウ・テンションを救うのは。 彼しかいません!JB!!*ジャック・ブラック(笑) と、いうわけで行って来ました、また。 イカンイカン!と思いつつ、ギター少年に夢中なるアテクシ*瑠璃子風。公式サイト 本日確信し
7. トレロカモミロとスクールオブロック。  [ ZaKuReRo ]   June 11, 2004 10:27
トレロカモミロは、先々日にwebで検索かけて発見できたので嬉しかったのです。良い歌です。かっちょよい男です。で、school of rockって映画見て参りました。
8. スクール・オブ・ロック  [ Black Pepper's Blog ]   June 11, 2004 22:30
「スクール・オブ・ロック」を観てきました。 新宿武蔵野館だったんですが長蛇の列ができていて満席でした。 すごい人気です。 監督 : リチャード・リンクレイター 脚本 : マイク・ホワイト 出演 : ジャック・ブラック ジョーン・キューザック マイク・ホワイト サラ・シ
9. こんな学校に行きたい  [ simply because ]   June 12, 2004 10:15
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10. ★スクール・オブ・ロック★  [ 戯言シネマ ]   June 12, 2004 18:53
おっと!この映画の感想まだ書いてなかった! というわけで、わたくし、こういう映画大好きです。 自分もバンドをやってたので親近感がわいたのと同時に、主演のジャック・ブラックの濃ゆいキャラにはまってしまいました・・・。 最後のライブシーンはかっこよかった
11. 【映画】「スクール・オブ・ロック」/リチャード・リンクレイター監督、ジャック・ブラック主演  [ 批評玉 ― 本、漫画、映画、音楽を語る ]   June 13, 2004 01:44
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12. スクール・オブ・ロックな先生  [ utagenome ]   June 13, 2004 09:54
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13. School of Rock  [ ブログのお姫様 ]   June 14, 2004 14:58
『ハイ・フィデリティ』では、自分の好きな音楽以外はゴミだとばかりに、お客さんを 追い出してしまう超おたくレコード店員。 『オレンジ・カウンティ』では、問題ばかり起こして主人公(トム・ハンクスの息子)の お荷物になる兄。 そして本作では、友人になりすまして

この記事へのコメント

1. Posted by    June 10, 2004 15:02
いいっすね。「全米で一番いけてるデブ」。どうせ入るなら、ホグワーツよりこっちの学校の方が楽しそうですな(笑)
2. Posted by 銀太郎   June 10, 2004 19:52
そうか、全世界で一番ってわけじゃないんですね。
確かにアジアにはサモハンがいますからね〜・笑
3. Posted by えふ   June 10, 2004 21:32
ロックは興味なかったのですが、あんな先生がマジでいたらいいなぁ〜と思いました(笑)自分とロックのことしか考えていないようだけど、でも子供たちのことも最後にはちゃんと考えていたから、子供たちがついてきたのですよね〜。ドラムの子は、、、かっこよかったなぁーヽ(*^^*)ノ
4. Posted by dire   June 10, 2004 23:00
サントラまで買っちゃいましたよ。
今のところ2004年の映画ではナンバーワンな感じです。
5. Posted by BLUEPIXY   June 11, 2004 01:51
ジャック・ブラックって確か自分でもバンドやってませんでしたっけ?
楽しんで、やってる感じですね。
ロックは反体制なんだから、学校で教えたらダメじゃんって感じですけど
6. Posted by zin   June 11, 2004 10:25
俺も熱いロッカーオタクの友人に連れて行かれました。初日に(笑)
本当に面白かったですよね。
自分的にはエンディングの曲が本当に良かったです。
7. Posted by 銀太郎   June 11, 2004 16:08
えふさん、どもども。
確かにドラムの子はかっこよかったですね。
今後イケメン俳優になるのでしょうか・・・。
ワタシ的にはあのベースの娘は気になりましたよ。
これからかわいくなるかもってことで・・・。うふ。

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direさん、
サントラ買っちゃったんですね〜。
Blogでサントラを推している記事をいくつか見ました。
ミーハーなワタシとしては、結構惹かれてます。

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BLUEPIXYさん、どうもです。
ジャック・ブラックってバンドやってるみたいですね。
どうもロック系らしい。ってことで、あんなにハマって
やってるわけですな。確かに反体制の姿勢がロックな生き方
なのでしょうけど、ロックというものがすでにそういう思想
的な部分と乖離して、単純な音楽の一ジャンルを示す言葉に
なっちゃっているとも言えるかもしれません。

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zinさん、
熱いロッカーオタクのお友達がいるんですね〜。
ワタシの周りには熱い人自体があんまりいないんですよねぇ。
暑苦しいのも困るけど、興味のあることには少々熱があるくらい
の方が付き合ってて面白いですよね。エンディングは秀逸でしたね。
あれなら、誰も席を離れないよなって思って見てました。
8. Posted by Black Pepper   June 11, 2004 22:26
銀太郎さん、ロックあまり好きじゃなかったんですね。ガックシ(ウソ)。
でもまぁ、それでも楽しめるでしょ、この映画。
ジャック・ブラックによるジャック・ブラックのための映画、そうですよ。
ガキも学校も親もロックのためにあるんです。
強引な男が夢のために暴走する。
巻き込まれる方も大変ですねぇ。

ラストがまた良かったです。
9. Posted by 銀太郎   June 12, 2004 07:51
いや〜、好きじゃないんじゃないんですよ、ロック。
むしろ、どっちかといえば好きです。ってか、音楽をジャンル分けして
聞かないんですよね。だから、どれがロックかがよく分かってないんです。
例えば、ストーンズってロックでしょ。あれは分かりやすい。好きです。
で、他はね〜・・・わかんない。今回あの音楽の系譜図(黒板に書いたやつ)
を見て、ある程度は勉強できたんですけど、元来アーティストの名前も
おぼつかない状態なので、まだまだって感じです・・・。
ちなみに、ブルースとかソウル系は多少知ってます。JBとかEW&Fとか。
あ、かなり古いですね・・・汗。そんなもんです。すみません。
ご指導のほど宜しくお願いします!
10. Posted by chiering   June 14, 2004 15:10
はじめまして〜、トラバありがとうございました!
気がつかずにすっかり遅くなってしまいましたが
こちらからもトラバさせていただきました。
わたしの友達は、多かれ少なかれ音楽に携わっているオタクばっかり(笑
ロックを聴かない方が、この映画を楽しめるかどうかわからなかったのです。
銀太郎さんの感想を読んでほっとしました。
11. Posted by Black Pepper   June 14, 2004 19:54

こんばんは〜。

>例えば、ストーンズってロックでしょ。

そうですね。昔はビートルズと対照的だと言われてたらしいですが、
今じゃ超ベテランの単なる「ロック」と言ってもいいですよね。
好きです。

>あの音楽の系譜図(黒板に書いたやつ)

あの系図、笑いましたよね。監督が自分で書いたんだそうです。やはりロック・オタ。。。

JBやEW&Fは僕も「ほんのちょっとだけ」知ってます。
「宇宙のファンタジー」や「ブギー・ワンダーランド」などが好きですよ〜。
JBは映画ネタにむりやり結び付けると西田敏行の「ゲロッパ」になるでしょうか。
けっこうなにげなく聴いてたりします。
12. Posted by 銀太郎   June 14, 2004 20:06
どもども。
EW&Fは何枚かCD持ってます。でもタイトルとかはよくわかってない・・・汗。
それでもかなり自分には心地いい音楽なので、車の中とかでよくかけてます。
あ、あとはJB・・・たしかに最近話題になったといえば、『ゲロッパ』でしょうね。
JBも何枚かCD持ってます。こちらは、ホントたまに聞きますね。たまに聞くと特にいい。
この前、『ブルースブラザーズ』をビデオで観たときに、JBの出てくるところ、
何にもないのに涙出てきました。あのみんながミサで踊りまくる映像とJBの歌声。
右脳を直接ヒットされた感じとでも言いましょうか・・・。
ヤツはやっぱすげェ〜っす。

あら、ロックから話がずれちゃいましたね。失礼、失礼。
13. Posted by 銀太郎   June 14, 2004 21:17
chieringさん、TB&コメントありがとうございます!
Blogやってる方って、ホント音楽への造詣が深い人が多いですよね。
サラサラッといろんなアーティストのことを書いているのを見たりすると、
かっちょいいな〜とうらやましく思ってしまいます。
14. Posted by aki   June 15, 2004 17:41
この映画はロックに造詣がなくっても楽しめる映画ですよね。もちろんロックを知ってればより楽しめるのでしょうが。私の今年のナンバーワンになりそうです(^^)。
実はこの作品、著作権料(でいいのかな?)がすごーくたくさんかかってて、例えばジャック・ブラックに"AC/DC!!!"って叫ばせるだけで、AC/DC側(本人たちにじゃないでしょうが)にいくら、なんてことになってるそうです。

ベースの女の子、私も気になる…。
15. Posted by 銀太郎   June 15, 2004 19:46
akiさん、どうも!
そうなんです。こんなにロックにこだわってるのに、詳しくなくても楽しめるってのは映画としての完成度が高いのではないかと思ったりします。
あ、そうそう、著作権とか肖像権とか商標とか大変だったみたいですね。そういうお金がかかってなさそうなB級チックなところも、この映画のよさですけどね〜。

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