まさかの不倫

このブログも何年目でしょう。 始めた頃は30代になったばかりで、普通に彼氏がいながら、40代の既婚者男性を 本気で愛してしまいました。ここのブログでその数年間を凝縮して書いていますが、 数年間の不倫の末、彼は離婚し、私と一緒に歩む道を選びました。 最初は不倫する人を軽蔑していた私が、自分がまさにその不倫に溺れ、様々な葛藤の中 別れる強さのない心の内を打ち明けるブログでしたが 現在は様々な男女感について、周りの話などを用いてあくまでも私個人の主観で 思いを綴るブログです。

私≠あや・・・ 不倫相手からパートナーへ≠池田さん

彼女はどうやら
始めてしまったらしい。

週末、
彼女はその上司と、
一緒にホテルへ向かった。

その味は、私も知っている。

一度ハマると、
これからは地獄。

もう、彼女は聞いてなどいない。

私の言葉など。


話を聞いて欲しくて、
私に意見を求めはするけれど、

彼女の中で今、
彼と離れる選択肢などない。

もちろんそれが、
いい事だとは思っていないけれど、

世の中は、
そういう風情のものだけではないのだと、
彼女は知ってしまった。


そもそも


「会って別れを決めます」

なんて話し合う不倫カップルや

奥さんにバレたり、
周りから引き止められる二人は

それが
二人のプレイの一つになるとも
知らないで、

別れを感じれば感じるほど、

その夜、
抱きしめる快感は強くなる。


結婚は未来を誓いあえる。


安心感を手に入れたような気持ちになる。


でも不倫は、
今すぐに消えてなくなるかもしれない。


 きっと人は、
そんな儚さの中を生きたほうが、
情熱的に生きていられるのかもしれない。


 彼女は今後、どうするだろう。


彼は本当に彼女を、
愛してくれているだろうか。

 それとも遊びで、
彼女はボロボロになったころ、
不倫なんかするんじゃなかったと
そんな結末を迎えるのだろうか。


今日は土曜日、
彼女はどんな思いで、
初めての、


不倫の週末を過ごすのだろう。


彼女はまだ知らない。

これから彼は彼女に、
既婚者の、
最もらしい言い訳を

切ない顔が似合う、
大人のその年輪をたくわえて

次々と伝えていくのだろう。


彼女の質問に対しても、
僕はそらさず、
ちゃんと答えるよと、

そんな姿勢を見せて、

だけど現実は、
離婚しない。

それが全て。


そしてそこを突っ込むと、

未来なんて
誰にもわからないだろう?

って、
彼はきっと言うだろう。

そして彼女はそれを、
涙を流しながら受け止めて、
彼の腕に抱かれる自分を、

恋愛として

愛されてるのは私。


奥さんは、ただのお母さん。
嫉妬の対象にもならない。

そう思うのだろう。


彼女が泣きついて来る理由
男がいうセリフ。

それはこれから先、
大体検討がついている。

一つの枠に収めてはいけないし、
恋愛にも不倫にも
いろんな形があると
そう思うけれど、

だけど

既婚者の男が返すセリフに、

そんなに種類はないと、
私はそう思う。

奇抜な言葉や
綺麗な言葉で、
返せるものではないから。


「傷つけてるのは僕だよね」

「綺麗事かもしれないけれど」

「悪いのは俺」

「気持ちだけでは片付けられない」


自分を下げた発言をして、
女性を責めたりはしない。

責められるはずもない。


そのセリフに

バカな女性は

優しいつもりで、
愛のつもりで、

精一杯、

そんなことないよ

って、笑ってみせる。


その扉が締まると、
彼は家庭に戻っていって、

一人になった女は、
ベッドの上で、
わんわん泣き崩れるのに。


これから彼女が
そんなスパイラルにハマるのに、

私にはもう、
止めてあげることができない。








彼女は私に相談こそしてきたが、

もう、その上司の事を
好きになっているのだと

私はわかっていた。


「彼は、奥さんの事
あなたに話したりする?」


「告白されてからは、
奥さんの話しをされたことありません。

きっと聞いたら
教えてはくれると思います。

だけど同じチームになる前は、
3人のお子さんがいるという話も聞いてました。

その時奥さんの事は、

‘もう冷め切った二人で、
ただのお父さんとお母さんだ

子供がいてくれなかったら、
とっくに別れてた’

とは言ってました・・・


今は、家庭の事は話さず、
仕事の事や、
私の話を聞いてくれる、

そんな感じですね。


彼はただ、恋愛がしたいんでしょうか」


彼女は、
ぽつり、ぽつりと話し始める。


この子はもう、
止められない。

そう思う。


「私から、偉そうに言えることはなにもない。

だけどもう、
その気持ち、あとには引けなそうね」


「でも、引きたいんです。
辛いのも、
こんなこと始めちゃいけないことも
わかってます。

尊敬出来る上司のままでいて欲しい
そう思ってます」


「そう・・・

だけど、

あなたはもう、

わかっちゃない。

わかっているけど引けないってことは

引いてない

って言ってることと同じなんだよ」


「・・・あやさん・・・」


泣きそうになる彼女の顔を見て
私は4・5年前の自分を見ているようだった。

胸が張り裂けそうだった。


「本当はあなたに、
そんなのやめなさいって言いたいよ。

だけど、
きっと無理。
もう走り出してるから。

だから、今の私が言えることは

これは、

とても辛い
危ない橋だということ


誰かに何かを言われれば言われるほど
あなたはその上司をかばい、
もっと好きになる。

彼の本当を、
見れなくなるし、
見ないようにし始めるの。

そして、
期待したり、
落ち込んだり、
大きなアップダウンの感情は
時々自分をおかしくさせる。

けれど、誰の事も恨んではいけない。

そんな権利はないから。

これから彼のことも、
憎む権利はない。

あなたはもっとたくさんの人を、
傷つけるんだから。

始めたあなたの責任で、
とことん苦しまないと、
この恋は終わらせられないと思う」


「・・・あやさんは
そんな苦しみを
味わってきたんですね?」


「・・・どうかな。

私が苦しんだと、
言っていいのかわからないけれど

それでも貫きたかったし、
相手が貫いてくれたから、
前に進めた

あなたが好きになるのはいいの。

だけど、いつか見極めなければいけない。

相手が、
ただの不倫男か

あなたを選んでくれる人か

子供と恋愛を天秤にかけることは出来ないけど、

子供と親は、
いつか離れる。

夫婦は、死ぬまで傍にいる。

だから、
一度の結婚で、
この人は、生涯を共にする相手じゃなかったと、
そう気付く人を
私は悪いと思わない。

子供がいるからって、
その為に、
一生別れない仮面夫婦なんて、
いてもいいけど、

私は
私の人生は、
そうはありたくなかったから


もちろんあなたは今、
そんな先のことまで考えていないだろうけれど

これからはじめることは、

紛れもない不倫

そしてあなたは、
愛人なの。

彼女じゃないの」






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