かねてから人口が一極集中化していると言われている東京だが、そこにも確実に人口流出は起きており、昨年よりも約5200人増えている言われるここ江東区もそれは例外ではない。
町別で見れば、今回行った店がある大島地区では、昨年に比べて+600人と増えているようにも見えるが、感覚的には町全体が高齢化し、店舗を畳むところもいくつか見受けられる。いわゆる「後継者不足」は深刻な問題である。そんな大島地区で、今年の4月22日にオープンした店がある。
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場所は、都営新宿線「大島駅」A6出口から徒歩3分のところ。この地区で一番にぎわう商店街「中の橋サンロード」の新大橋通り沿い入り口近くにある。外観はこの辺りには不釣り合いなほど新しく小洒落ている。夜の9時すぎにお邪魔した。

店内は明るく落ち着いた雰囲気。レイアウトは入り口正面にカウンター席があり、その先が厨房、そして入り口すぐの右側がテーブル席になっており、こじんまりとした良い感じの店である。女性店員から案内されたテーブル席に着くなり生ビールを注文して、その間にメニューを確認する。やはり店名の通り和食が専門のようだ。
時間が時間だけに、あまり長居をするつもりもなく、目に付いたものから注文する。豊洲直産旬のお造り盛り合わせ二人前(2500円)と、夏野菜冷し煮物(680円)、とうもろこしかき揚げ(680円)、和牛リブロース醤油焼き(1500円)、鮭茶漬け(480円)。少し頼みすぎたかもと後悔する。
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まず出てきたのがお造り。マグロやタコ、アジ、ハモの湯引きなど目にも色とりどりで食欲を誘う。ここは豊洲市場も近く、もしかしたらここの主人が直接仕入れているのかもしれない。新鮮で美味である。はじめは軽くビールと食事だけと思っていたのに、これだけ見せられたらしょうがない。北海道の日本酒「大雪」を注文した。やはり、刺身には日本酒だ。
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続いて出てきたのが野菜の煮物。だが思っていたのと全然違っていた。なんとジュレが入っているのだ。夏野菜はオクラやトマト、カボチャなど。ジュレには野菜の旨みが閉じ込められており、やや味付けは濃いものの、口の中を涼しく冷やす。これも日本酒に合う一品である。
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個人的には、この時間帯からのリブロースは余計だった。醤油仕立てで、ゆず胡椒もついてさっぱりしているが、当然日本酒に合うわけはない。もちろんこれは完全にこちらのミスである。
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だが、とうもろこしのかき揚げは我ながら良いチョイスだった。これを見ると、日本に凱旋帰国した女子プロゴルファー渋野日向子選手が、北海道で開催された国内女子プロゴルフツアーの参戦前に「とうもろこしの天ぷらが食べたい」と言っていたのを思い出す。サクサクしたころもの歯ごたえと、とうもろこしの自然の甘み。日本酒がすすむ。
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途中サービスで枝豆が出てきた。この気遣いはありがたい。
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最後に出てきたのがお茶漬け。こちらは気を使ってくれたのだろうが、できればいつ出せばいいか聞いてほしかった。〆のつもりはまったくなかったので、はじめに食べたいと思っていたからだ。ま、それは今さら言ってもしょうがない話だ。

この辺りはお年寄りや家族が多く、自炊率が高い地区でもある。その中でこんなお洒落で美味しい店は貴重な存在だ。ぜひ長続きしていただきたいものだ。

https://www.instagram.com/washokudiningyonekura/

和食 dining 米倉

東京都江東区大島7丁目3−1 フィリップ大島1F
TEL:03-6802-9109
営業時間:午後5時〜午後10時(火〜日)
定休日:月曜